ブログ終了と新ブログのお知らせ

当ブログは2012年10月20日をもって更新を終了しました。新しいサイトは以下となります。

緑町のウェブ屋+ http://plant.salchu.net/

このブログは跡地として残しておきますが、コメントやトラックバックはできません。新しいブログの方にもどうぞお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

【2014.10.3追記】…の、ですが、いまだに連日新ブログよりも多く検索エンジンからお越しいただいて(笑) ありがたい限りです。今にして読むと無知な面、つたない内容が目立ちますが、その時々の情熱を持って一生懸命更新した記事たちです。お楽しみいただければ幸いです。

緑町のウェブ屋 拝

タツナミソウは空を飛ぶ

植え替えシーズンも後半戦ですねえ。
皆さん、多肉も観葉植物も面倒見てますかー。私は見てませーん。冬になるまでにはがんばりますー。

img: ヒメトクサ(クリックで拡大)これは、ひ、ひめ、ヒメトクサ…姫の面影は全然ないけど、昔は可愛かった(二年前の画像)ヒメトクサと申しますです…。自分と同じ、すっかりおばちゃんになってしまいましたがなー。

水生植物のくせに、水遣りもいい加減で放ったらかしておいたため、上の方は見るも無惨に枯れ野っぱらになっちゃってわはははははは笑うしかねーな(ごめん

で、夏くらいからかな、株元から雑草が生えてきてしまって。いい加減植え替えしてきれいにしてやらなきゃねーと思っていたのです。

img: ヒメトクサの株元に生える…(クリックで拡大)ん…。雑草。
じゃ、ない!

これ…タツナミソウだわ! こぼれ種がここまで飛んだんだ。よく見ると閉鎖花が咲いている…のかこれは。(閉鎖花についてはこちら。→野草の閉鎖花

すげー。親株とは2メートルくらい離れてるんだよ? その間にある鉢は、条件が合わなかったんだねえ。心地よかったんだねえここが。

しかしこれ植え替えしづらいなー。とりあえずもう少し住みやすくしてやるか。繁殖力旺盛だから、多少ぶっちぎれても大丈夫。春になれば、緑のヒメトクサと白いタツナミソウの花が良いコントラストになるでしょう。こりゃ植物同士の連係プレーですね、意図せず寄せ植えができちゃった。

それにしても本当、よく飛んでうまく着生したものだわ。雑草だぁと、すぐに抜かなくてよかった。やはりズボラこそ最強(違

しかし、植物ってスゴイよね。
自分から「もういいや十分だよ…」って営みを止める植物っていない。路上のコンクリートの亀裂に生えた植物。ベランダの床に落ちたまま発根している多肉の芽。鳥に種を媒介してもらうクヌギ。みんな、ひとかけらでも生に対する執着を忘れないよね。見習わなければいかんよ。

img: タツナミソウ親株(クリックで拡大)さて、こちらがクヌギ鉢の根元にいるタツナミソウ親株。いたって元気に枯れ始め、来年に向けて冬眠の準備を進めています。

こぼれ種を捲き散らかした犯人は、この閉鎖花ではないかと思われますが、依然として黙秘を続けている模様。

写真:タツナミソウの花、春の様子…とか悪者扱いに書いてますけど、タツナミソウは大好きな植物なんですよー。耐寒性多年草なので、何度でも何度でも咲いてくれるし丈夫だし。

汚名挽回のために、左は過去ログ白い花はお好きですか?からお花の様子をぺたりっと。



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非道いネット多肉ショップは存在する

客は客で、アタマを武装しないとアレよねってな話をします。
あ、大丈夫。私が引っかかったわけではありません。特段、違法な商売をしているのでもありませんが、しずかーに怒りがこみ上げてくるネットショップがありました。

case1 ...What?

たまたま調べごとをしていて立ち寄った、植物のネットショップなんですけどね。通常250円とか198円とかでホムセンに並んでいる多肉たち、いるでしょ。それが、目玉も飛び出る「1,800円特価1,500円!」なんつって売られていてね。そのぼったくり加減にひとしきり感心してたわけよ。

写真はイメージですよくインテリアショップで分不相応なくらい立派な陶器鉢で、イイお値段取っている場合があるけど、そういうのでもない。もう、全然フツーのビニールポット。相場を知らない客の場合は、それでも商売が成立するんだろうね。仕入れ原価がそんな張るわけない。確信犯だろうなあ。

(画像はイメージです)

しかし本当の爆弾はそのあとにやってきたんです。
その、軒並み「1,500円特価」の一覧ページ、視線を上の列にずらすと、いわゆる硬葉系の…十二の…うん? なんか違う。

「ナニの塔」

( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

  _, ._
Σ(;゚ Д゚) …えぇっ!?

シャレじゃないよ。本気だよ。札にも…あーあー、はっきり「ナニの塔」ってアータ。買った人信じちゃうだろ。悲運のナニ…いや十二の塔?(知らないけど)、救ってやりたいが、1,500円はいくらなんでも出せねえー。

みなさん、これからはナニの…と読んでみませんか。
(流行ったりしてw

※よく見たら「十二の巻」じゃなかったので訂正w

case2 ...How much?

一方そのとき違う店では、見たことないほど高芽に徒長した元・寿モドキや元・シンビモドキが100円のサービス品で売られていた。売るんだこれ。葉挿しや首ちょんぱに使えるけど、そういうバルク的買い物する人って、果たしているんかなあ。…ってちょお、その小ささのウンブラティコラが3,200円はないだろ。吹いてる仔を1個200円でカウントしてたりしない?

そもそもこの店、全体的になんというか…。
徒長しきった虹の玉、お手々がヒョロった草になってる熊童子、ちょっとはマシかという茎がウニっと徒長した黄斑はおどろきの2,500円。見れば見るほど面白い、いや恐ろしい。知らずに買うお客さんが可哀想だ。お店の人って専門的知識があって当たり前って思ってるじゃない、やっぱり。

さらにノーマル商品ほとんどに書いてあった文句が
「この株は夏越しに成功した株です」
ってアンタ素人か! お店はそれデフォルトっスからー!

まあね、「この株はこういう姿が美しいものだ」っていうのもさ、一部の人が決めるようなところあるよ。バカにして言ってるのでは決してなくて、その人がそれを気に入って買うんだからいいんですよ。自分の価値観は大事にしよう。うん。けどね?…(以降グチが続く)

言いつつ、私だって二年前は徒長した多肉を「育った」と喜んでいたし、今だって大して成長してないです。だからこそ、プロとして売る方は、しっかりして欲しいものでござる。それと買う方も、ある程度の相場を把握しておくことが重要でござるな。

ニンニン。

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ヘデラ、垂れてます。

すみません。いきなりですが自分、アイビーとヘデラと呼び方がごっちゃでよくわからないので、先に整理させてもらっていいですか。それはどうもありがとう。

結果を先に言ってしまうと、今園芸屋さんで出回っている観葉植物のヘデラは、ヘデラと呼んでも、アイビーと呼んでもいいということなんだけど。

じゃあヘデラって、アイビーって何者かというと。

ヘデラ(ウコギ科キヅタ属)
属名は「Hedera」、代表的なのはHedera helix(和名:セイヨウキヅタ、英名:English Ivy)。いわゆる、アイビー。helixには、ほとんどナントカアイビーと英名が付いているようなので、アイビーと呼んでもヘデラと呼んでも変わらないわけ。
向島百花園花だより─ツタのリスト 参照

アイビーでないHederaはこちら。
宮崎と周辺の植物|Hedera rhombea 参照

ツタ(ブドウ科ツタ属。属名は「Parthenocissus」だけど、ヘデラのように学名では呼ばれるのは一般的でない)
日本に生息する、よく壁に伝っているツタ、ナツヅタは学名「Parthenocissus tricuspidata」。英名がBoston ivyのため、これもアイビーと呼んでも差し支えはないわけだ。

ヘデラはアイビーと呼んでもいいけど、アイビーがヘデラを指すのではないと書いてあるのは、そういうことだったのか。ただし、通常ショップで売っているアイビーと言えばそれはウコギ科のHederaだし、ブドウ科のアイビーについてはただ「ツタ」と称するのが一般的なのだろう。

このふたつ、似ているけど、目(もく)からして全く違う植物なんですね。冬になって枯れるか・枯れないかとか、ぴろんと広がるか・ウンショウンショと地道に塀などを上るかなどの違いがあるそうです。もちろん、もっと生物学的な違いはあるのでしょうけど。

…はい!
(自分だけが)スッキリしたところで、当のヘデラです。

基本的にうちのベランダに導入する観葉植物というのは、戸外でも越冬できるか、そして半日くらいの日照下でも多すぎず少なすぎず大丈夫かを前提に選ばれます。(えらそうだ

写真:ヘデラ・グレーシャー&白雪姫(クリックで拡大)

左:グレーシャー Hedera helix 'Glacier'
右:白雪姫 Hedera helix 'Shirayukihime'
よし、ヘデラ王子とヘデラ姫と名づk…(やめぃ)

左が今回買ってきたものです。これ、棚の多肉をうまいこと遮光してくれてます。トピアリー仕立てもいいけど、どうもそういう、ガーデナー的欲求が無くてね(笑)。べろーんって垂れて。べろーんと。

グレーシャーはスモーキーな色合いが特徴の、ベーシックなヘデラ。小さい株で良かったんだけど、このくらいの大きさしかなかったんです。

写真:半年前のヘデラ・白雪姫(クリックで拡大)半年前に買った、こんな短さだった白雪姫も、ずいぶん立派に育ってくれていました。夏過ぎると緑葉が増えるんで、切り戻したりしてやるといいそうです。

この姫さま、観察していて気づいたのが。

写真:ヘデラ・白雪姫の付着根(着生根)(クリックで拡大)これ。ブツブツ。触ってみるとちょっと堅い感じ。ぶつぶつと言えば、卵…

も、ももももしかしてこれは何かの卵っ?! とゾワゾワしながら半泣きで調べたところ。(虫の画像は極力見たくないっス…)

これは、こういった蔓性の植物が這って伸びるための「付着根(着生根)」であることがわかりました。これで、ウンショウンショと言いながらとっかかりに掴まって伝っていくんですね。ツルの先端近いところにできるんですが、一つできるとその前の古いものは枯れていくようです。木に押しつけてみたら、少し濡れたものが付きました。

なるほどねー。あーよかった虫じゃなくて…。

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ガーデンセンターも多肉フェアでした

今日は、土の補充のためにとあるガーデンセンターへ行きました。ここは本来、店内撮影自粛ポイントのはずなんですがおかしいな、フツーに撮っていても店員さんなんも言わないのだけど…えーと…てなわけで、これはとあるおとぎの国の、とあるガーデンセンター。資料です資料。

写真:土売場(クリックで拡大)今日はホームセンター部分には行かず、この土たちが目当て。軽石の中粒と小粒、そして前々から興味のあった「焼配合粒土」を植え替えの手抜きのためにお買い上げ。これはなかなか使えるかも。後日レポートします。

一通り土を眺め、観葉植物を眺め、ま、とりあえず来たんだから…と多肉・サボテン売場へ行ってみるのですが…

写真:宝草錦だのオブだのウンブラだの(クリックで拡大)いきなり京の華錦がお出迎え。へー、前はこういうラインナップ無かったのに。オブ山やウンブラ山?は1,500円、相場が分からないけどイイお値段。では、小さい方でも…と、あえての派手斑(ハデージョ)でスリルを味わうか、安全パイかで悩む。

念のため(?)、同じようにここいらをテリトリーとする、あるブロガーに写真付きメールを発射。2時間後に降臨したらしいw

写真:売場全景(クリックで拡大)今日はものが揃ってるなー。ハオルチア、セダム、エケベリア、カランコエ、ユーフォルビアなど、珍品はないけれど良い感じでフェアってます。ここはディスプレイもオサレちっくなので、参考になります。(全くしないけど)

写真:サボテンやメセン(クリックで拡大)サボテンやメセンも。いやー、タニサボいずる秋ですなあ。

どうも、今は潰れてしまった「がーでぴあ」のラインナップに似ているのだが…同じ業者さんだろうか?

写真:高級タニサボ売場(クリックで拡大)ここは高級?な、1,000円オーバーのタニサボ売場。高いっスよ、そのハオに2,000円出すなら駒込行きます(笑)。

写真:垂れ下がりもの(クリックで拡大)セネシオ、セダムなどの垂れ下がりものも、モリモリありました。玉つづり、新玉つづり…、三日月ネックレスのイキの良いのが入ってるねお兄さん!

結局、この勢いに押されて多肉を二点、観葉を一点お持ち帰り。普及種ですし、まあ次の機会にぼちぼちとお披露目します。

ここのジョ…いやおとぎの国は、植物の点数も多いし、ファニチャーもいろいろ揃っているし、広いし、1時間なんてあっという間に経ってしまうんです。あー楽しかった。

写真:つぶらな瞳のワンコ(クリックで拡大)一方こちらは、隣に駐車した軽トラから身を乗りだし、主を待つワンコ。クビワもないのに、逃げないのねー。そんなつぶらな切ない瞳をしていると、悪いウェブ屋にさらわれちゃうんだぞー。
うっひっひっひ。


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子猫は爪を研ぐ

皆さん、植え替えしてますかー。
次から次へと新しい株を買うのも良いけど、既存の植物も面倒見てあげないとスネますよー。

…ええ、私ね。春から延ばし延ばしにしてきたキダチアロエ、マロちゃんの植え替えを今日します。夏過ぎたってのに水も上げてないから、すんごいスネてます。マジ怒ってます。あの、ウニャラウニャラした腕で首締められたらどうしよう。(夢に出そうだ)

今日は一年ぶりの登場、子猫ちゃんをピックアップ。
きのうテレビで子猫の映像を見てからおかしなテンションです。子猫って、ミィミィって鳴きますよね。ああラブリー。

Cotyledon tomentosa ssp.ladismithiensis
(Cotyledon ladismithiensis)
子猫の爪

熊童子と別種とかそうじゃないとかあるんだけど、どっちにしても同じ学名しか出回ってないや。まあいいか。

写真:子猫の爪(クリックで拡大)

おいおい、新芽っぷりが可愛すぎないかい子猫たん。
これねー。一時期はちょっとやばいんじゃない? くらいにはげはげになった子猫ちゃんでございまして…去年6月、受難の熊童子たちのときです。

写真:去年の子猫の爪(クリックで拡大)残った葉っぱはプリっとしていたし、あまりにも小さすぎるが新芽は出てきていたので、とりあえず遮光下にて水を多めにやるようにしてみました。

今思うに、水を切りすぎていたみたいなんだけど、だめな時って何してもヘタっちゃったりするんだよね。

img: 子猫の爪2(クリックで拡大)普通でしょ? 普通の子猫ちゃんに見えますよね。もう日照下でもビクともしません。元気になってくれて本当に良かった、けどちょっと水遣り過ぎかな(笑)

上の大きい写真は一本爪ですが、こちらの方から見ると三本爪も混じっているのがわかります。

img: 猫と兎とヒョウ(クリックで拡大)これはおまけ写真。
手前に猫、その向こうにウサギ(月兎耳)、一番奥にヒョウ(豹紋)。動物園ではあまり見られない組み合わせが並んでいたので一枚。あまり、というか動物園に猫はいない。

熊も子猫も、この夏は特に大した被害はありませんでした。
水を切っていたわけでもなく、乾けばやっていました。夏は弱いという情報もあるけど、うちのはそうでもなかったかな? 日照時間や通風の具合もあるでしょうねー。あ、熊のほうが多少、日照のない時期が続いて徒長したかな。

これからどんどん生長してくれる季節、だと思ったので、もっとワサワサになってくれるといいなあ。ちょん切って茎挿ししたら増えるかしらん。
ミィミィ。

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