ブログ終了と新ブログのお知らせ

当ブログは2012年10月20日をもって更新を終了しました。新しいサイトは以下となります。

緑町のウェブ屋+ http://plant.salchu.net/

このブログは跡地として残しておきますが、コメントやトラックバックはできません。新しいブログの方にもどうぞお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

【2014.10.3追記】…の、ですが、いまだに連日新ブログよりも多く検索エンジンからお越しいただいて(笑) ありがたい限りです。今にして読むと無知な面、つたない内容が目立ちますが、その時々の情熱を持って一生懸命更新した記事たちです。お楽しみいただければ幸いです。

緑町のウェブ屋 拝

デンティティ足し算

もちろん算数のお勉強の話ではなくて、小型アロエのお話です。

アロエ・ハオルチオイデス。そしてその交配種のアロエ・デンティティ。うちでは「デン子さん」と呼ばれていますがそんなことはどうでもよくて。

デンティティがハオルチオイデスと混同されているケースは、見ているとけっこう多くてですね(その逆はなぜかあまり無い)。前々から記事を書こうと思って写真だけは撮っていたんですが、タイムリーにRODDYさんのところでそのような話題が出まして、今日は「デンティティとハオルチオイデスの見分け方」を私的に書いてみるというわけなんです。

それではデンティティ足し算、いってみよー!

img: アロエ・ディスコインシー(クリックで拡大)ディスコインシー。
Aloe descoingsii。ディスコイングシーでも出回ってます)

足すことのー。

img: アロエ・ハオルチオイデス(クリックで拡大)ハオルチオイデスー。
Aloe haworthioides

ではー。

img: アロエ・デンティティ(クリックで拡大)答えはデンティティー。
(もしくはディスコハオルシー、Aloe haworthioides x Aloe descoingsii

わかったかなー?

見分け方としては、葉っぱのフォルムが、ハオルチオイデスが株元から直線的なのに対し、デンティティは長三角形に近いというのかな。親のディスコインシーの葉の特徴ですね。長さも、デンティティの方が短いです。

そしてハオルチオイデスの場合、上にツンツンシャキーン!と伸びる感じ。デンティティの方は広がる感じ。なわけでデンティティの子株も、地上に姿を現してすぐに葉を広げ、親株を押し上げようとします。子吹きのたくましすぎるコイツは、親株がいつも宙に浮いています(笑)。

往々にして、ノギはハオルチオイデスよりも少なめ。ノギのないディスコインシーとの交配だから当たり前と言えば当たり前か。もちろん、どちらかの特徴が色濃く出ていて、割とシャキーンと立っているデンティティ…などの振り幅の大きい株もありましょうが、だいたいはこんな感じです。

…そうそう、あと忘れちゃいかんのが、言葉の訛りですね。ハオルチオイデスだと「オイオイ! 水くれデス!」というのでわかります。あとデンティティさんの方も、夜な夜な踊っているのでわかりやすいです。

あー。一人にしないでー。

っつーわけで…以下、小型アロエそろい踏み。

写真:小型アロエ4種(クリックで拡大)

わかりやすいですね。
最初からこの写真だけでいいんじゃねーか、というかね(笑)。
(クリックすると名前が出ますが、左上から時計回りにハオルチオイデス、ディスコインシー、デンティティ、黄花ハオルチオイデス)

そしてアロエと言えばこの時期、花芽ですから…。

img: 小型アロエの花芽(クリックで拡大)左からデンティティ、ハオルチオイデス、黄花のハオルチオイデス、と花芽を延ばし始めました。ディスコインシーはまだ小さすぎるかな?

しかし、「ディスコハオルシー」は名前的にそのままだけど、「デンティティ」って何語よ? どうも欧米人が付けたものではないらしく、スペルすらわかりゃしねー。札を付けた、ホームセンターに下ろしている業者からたどることはできなくもないけど、そこが命名したとは限らないしなあ。

「ディ」スコ「イン」グシーx ハオル「ティ」オイデス…。
うーん、ティが1個足りない。まあいいか。
(面倒くさくなってきたらしい)

今日のオマケ

img: ?(クリックで拡大)を?


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ムッチリムンドラの鼓動

休みの間にいろいろ撮りためたので、ネタはあるんだけれども更新が追いつかない状態なのでございます。しばらくは毎日考ほっぽらかして、このまま冬まで突き進むぜレッツゴー。わーい。ってことで記事としては久しぶりのハオルチアです。

Haworthia mirabilis var. mundula

べーやんガーデン産、男爵ムンドラの弟、猿ムンドラ(次男)です。

写真:ハオルチア・ムンドラ(クリックで拡大)

スペルよく見たら「ムンドゥラ」なのね。
つーか札のスペル間違ってるわ恥ずかしい。ウンブラキングとムンドラもやってきたで植え付けたのが9月か。しばらくは全く動きがなかったんですが、遮光下で静養すること一ヶ月半。我慢の時でした。ようやく、ようやっとムッチリムンドラへの道を歩み出しました。長かった…。

開いてきているように見えますが、姑息に上から目線で撮っただけなんで全体のフォルムはあまり変わらず(笑)。でも、一つずつの葉っぱが息づいてきているし、新芽も出てきましたねー。こう見るとミラビリスだねえ、やっぱり。窓もでかくて美人さんになるぞぉ。ムヒヒヒヒ

11/02 追記。なんとダダさんも同じ日にムンドラをアップされていた! びっくり。うちのよりも葉っぱが短いタイプです。というわけでトラックバーック。→ハオルチア属 【ムンドラ】

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ヒューケラさん二種

日がかなり低くなって、ベランダにじっくり日光が当たるようになりました今日この頃。空気が乾いてきて、なんかノドがカラカラします。

昔から園芸をやる方にとっては「ツボサンゴ」の和名の方が慣れ親しんでいるらしいこのヒューケラ。私の母も前に「あら、ツボサンゴ」といってこれを買っていましたが、その丈夫な様子がすごく頭に残っていて。

Heuchera 'Silver Scrolls' & 'Obsidian'

先に書いた川口のガーデンセンターで、冬に向けてでしょうか、イキのいいのが品揃えもよく並んでいたので、どんなやつかもわからずに手に取ってしまいました。まだ植え付けたてなので鉢としてフワフワしていますが、これから良い具合におさまってくれるはずです。

写真:ヒューケラ(クリックで拡大)

葉脈がよく見えている、メタリック感のあるシルバースクロール、そして濃い紫色の葉っぱが美しいオブシディアン。やるなら平ぺったい鉢に二種類くらい寄せてあげようと、紫色で様子が違うものを選びました。緑色はうちに溢れているし、なんたって私、赤紫色の植物好きですから。

img: ヒューケラ(クリックで拡大)葉っぱの裏はあざやかな紫!
写ってないけど、株元のあたりはもっと、もーっと美しい紫のグラデーション。見ていて飽きません。やっぱり観葉植物も好きなのだ。

しかもこのヒューケラ、耐寒性が強くなんとマイナス15度くらいまで耐えられるという驚異の植物。ネットを調べると、霜をかぶったこいつの画像が出てきたりします。しかも、そこまで寒くないと初夏に花が咲いてくれないらしい。すげー。お前、強いんだなー。見直したよー。

そんなヒューケラさんは、日照ばっちりとはいかないベランダーの味方。らしい。調べると「シェードプランツ」「シェードガーデンリーフ」などのキーワードが出てきます。ところで、シェードプランツという言葉はたいてい、日陰でも育つ耐陰性のある植物という意味で書かれているけど、日陰を「作る」植物という書かれ方をしているところもあるのよね(緑化計画とか)。二つとも意味としては合っているんでしょうか。

ヒューケラも他の植物同様、かなり種類があって集めだしたらキリがないらしい(笑)。もちろんうちにはそんなに置くスペースはないのですけど。



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リベンジ! シャコバサボテン

さてと…。3つほど観葉っぽい記事が続いたので、多肉っぽいやつから行こうかな。(一応バランスは気にしてるんですw)

Schlumbergera truncata

って、今札見たら「デンマークカクタス ホワイトベル」となっているんですが、検索するとシャコバサボテンの品種として出ているので、そういうことで。(違いについては下記)

写真:シャコバサボテン(クリックで拡大)

葦サボ葦サボ言っていますが、お恥ずかしながらこれ系はまったく未知の世界でして。昔に小さい苗をまともに枯らしたのもあって、苦手意識があったんですよねー。窓辺の暖かい場所に一等地に置いてリベンジです。

白い花を咲かせるシャコバサボテン。花は少ない我がベランダ、買うとすれば「白い花シバり」を設けておりますので、こちらを選びました。シャコバサボテンの花言葉は…『もつれやすい恋』だそうですおいおい。

img: シャコバサボテン花芽(クリックで拡大)臨戦態勢に入ろうとする花芽たち。
環境の変化で花芽がポロポロ取れるというので、ぶるぶると震動が人より多めの私のクルマでは戦々恐々でした。

うまく咲くといいな。

で、ここからは葦サボ記事っつか、自分のための覚え書き。

シャコバサボテンの正体は、葦サボテン連のSchlumbergera属。シュルンベルゲラ、スクルムベルゲラなどと表記されています。しかしこのシャコバっぽいもの、いろいろ名前があって分かりにくかったりしませんか? どれかとどれかは同じものなんだろうな…くらいには思いつつ、うちにはいなかったのであまり問題にしていませんでした。が、飼うとなると知りたくなるのが飼い主、いや葦サボ人の常。

まとめると、以下のようです。

  • シャコバサボテンSchlumbergera truncata。花期は11月から1月くらいの秋冬咲き。葉の両側に鋭い突起があるのがカニバとの違い。
  • カニバサボテンSchlumbergera russellianaSchlumbergera bridgesiiとあるのは園芸種かな? 花期は1月から3月の冬春咲き。葉は丸みを帯びる。原種はほとんど出回っていないらしい。園芸種として、シャコバとカニバの交配種が出回っている。
  • クリスマスカクタス…シャコバとカニバとの交配種で、花期がクリスマスのころのもの
  • デンマークカクタス…シャコバサボテンで、もとはデンマークで改良されたものが輸入された。花期は11月から12月。ただし、シャコバサボテンとデンマークカクタスは同義で扱われることが多いらしい。さらにクリスマスカクタスとも混同される(笑)。要はシャコバサボテン、シャコバの仲間ってことでいいんじゃないでしょうか。調べておいてなんだけど。
  • イースターカクタス…葉っぱはカニバに似ています。属は変わってRhipsalidopsis rosea。葉が深い縁色で、縁に赤い縁取りがあります。

ちなみにSchlumbergera属はいくつか種があって、見てみたんですけど全く同定不可能。園芸品種も数多くあるので、花が咲かないと分からない、みたいな感じです。ほか、月下美人もクジャクサボテンも、葦サボ・森林生サボテンの含まれる「柱サボテン亜科」ではあるのですが、こちらはもうちょっと遠い親戚になるEpiphyllum属。

育て方については、室内に入れたときの葦サボと変わらないとは思いますが、微妙なのは花の扱い。下記のようなサイトも参考にしつつ。近所にあるシャコバ類って、あまり気にされず放置されているように見えるんですけど…実家にあるシャコバも室内に適当に置いてあるだけで毎年綺麗に咲いてますけど…読んだらなんか、えらく気を遣うのねえ。もういい適当でw


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川口緑化センター「樹里安」秋の大感謝祭

やー、今日は、ほんっ!とに良い天気でしたねー。
雲一つ無い晴天で、うちのような田舎郊外では関東平野を囲む山並みがはっきりと見え、すこぶる綺麗でした。富士山もその山並みの上から大きく姿を見せていました。しかし、富士山でけー! もうね、レベルが違うよ。うん。綺麗というより荘厳だよね。

この週末、埼玉県の川口市、川口緑化センター「樹里安」という施設で秋の大感謝祭なるものが行われていたのでございます。早速わたくし、行って参りました。うちからは車で1時間かからないくらいです。

埼玉県川口市の安行という場所。
やたら植物のお店や施設が多い印象はあったんですが、かなり古くから植木の里として有名な場所、なのは皆さんご存じでした? なんとその歴史は300年も400年もさかのぼるそうです。キューポラだけではないんですね! …と私が知ったのは最近。そうか、「樹里安」って…なぜジュリアン? 誰? と思っていたけど「樹の里、安行」って意味なのね。(たぶん)

img: 川口緑化センター外観(クリックで拡大)川口緑化センター外観。道の駅・あんぎょうと併設という形を取っています。今日は感謝祭のため、そして昨日が雨だったためか、人出がすごかったです。

img: 売場(クリックで拡大)あ。指が。

この写真だと人が少ないな(笑)、でもレジには長蛇の列です。ちょっとしたお花も多かったですが、やはり庭に植える草木のたぐいが多かったですねー。木の剪定の実演などをやっていました。

img: 売場2(クリックで拡大)色とりどりの秋の花がいっぱい並びます。やっぱりパンジー・ビオラやガーデンシクラメンなどが人気でしたね。これは、感謝祭でなくても普通に販売しているのかな? 販売はセンター直ではなく、「協同組合川口園芸販売」というショップが行っているようです。

img: 温室内(クリックで拡大)ガラスの温室部分は吹き抜けになっていて、上の方を散歩することもできます。えと…1階部分は写真撮影禁止と言うことで…まあそのいわゆる自主規制と言いますかごにょごにょ。

ああ、こんな温室がうちにあったならー!(無理だ)

温室内では室内の観葉植物が揃えられています。多肉関係で言えば、カランコエ(お花ね)やシャコバサボテン、花月、サンシモンなどが元気でしたね。あとはまあ、適当な扱いでしたけど(笑)。こちらでの自分のお買い上げは、部屋の中で冬を過ごすパキラさん用の鉢カゴや、白いシャコバサボテンなど。なぜか今までシャコバサボテンはうちになかったんですよね。

そんなわけで1時間くらい、ブラブラと緑化な感じを楽しみました。で、第二駐車場には農産物の直売所があったり、その奥に市営の植物取引センターという、競りをしている施設があったり。大きな倉庫の中に大きな植木が並んでいる様子は、日本を代表する流通拠点としてのすごみというのかな、そんなものを感じました。

img: もう一つの植木市(クリックで拡大)その隣の敷地では樹里安と別に、これまた植木市をやっておりました。大きな木から小さな草まで。美味しそうなみかんもたわわになっており、しかしこちらはいたってゆっくりとした人出。のほほんとした感じです。

img: ココスヤシ(クリックで拡大)なにこれ! 何号鉢これ!
でっかいすっげぇ!
(写真だと普通?

お値段52ユキチのココスヤシでした。どこに植えるんですかねこれ。

img: 温室(クリックで拡大)温室もありました。いわゆる温室な感じの品揃えです。(他に言いようがないし)

あ、クロホウシ見っけた。
200円でした。

img: 温室入り口(クリックで拡大)その温室の入り口付近のお花、コレ全部100円。あらまあ。樹里安より安いんでねーの?

お店のお花はよく綺麗に咲かせますよねー。樹里安の温室にいた花月も、全部花芽が出ていました。うちのは夏場、辛い管理していたのにちっとも気配無し。

そんな感じで、都合2時間くらいはゆっくりしましたかね。道の駅・あんぎょうという施設としては、食べるところとかお土産やさんもそれほど…休憩所としては微妙な感じで、がっかりしたという道の駅ファンの方もいたようですが(笑)。

とりあえず、シャコバのほかには観葉のツボサンゴ(ヒューケラ)などを買ってみたりして、ホクホクと帰って参りました。帰ってきて植え付けたら暗くなっちゃったんで、今度また写真撮ってご紹介します。あー、楽しかった。緑最高。

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