ブログ終了と新ブログのお知らせ

当ブログは2012年10月20日をもって更新を終了しました。新しいサイトは以下となります。

緑町のウェブ屋+ http://plant.salchu.net/

このブログは跡地として残しておきますが、コメントやトラックバックはできません。新しいブログの方にもどうぞお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

【2014.10.3追記】…の、ですが、いまだに連日新ブログよりも多く検索エンジンからお越しいただいて(笑) ありがたい限りです。今にして読むと無知な面、つたない内容が目立ちますが、その時々の情熱を持って一生懸命更新した記事たちです。お楽しみいただければ幸いです。

緑町のウェブ屋 拝

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葦サボマニアックス’0508

姉さん事件です。
めずらしくデスクトップのファイルを整理して気分一新、さてネットでも…といつものブラウザを立ち上げたら、ブックマークがありませんと言われてしまいました。ハッ…と気付いたのはご丁寧にゴミ箱もきれーきれーにした後…。しょうがないので、バックアップしてあったブックマークを読み込んでみると…、なんということでしょう。園芸関係のブックマークがほとんど飛んでしまったではありませんか。半年前に先祖返りしてしまいました。自分がベランダーするようになったのは4ヶ月ほど前だったから…。

また一からやり直しかよ。なんでデスクトップに最新のブックマークファイル保存してんだよ!ちくしょー。姉さんなんてくそくらえだ。

多肉仲間SCUMさんの記事’05.8月の我が家の多肉植物達において、我がサル宅から里子に出された葦サボ太郎の元気な姿が紹介されていたので、感化されて葦サボ記事を書くことにする。

葦サボ記事を初めて読んで、ナニソレという方に。

葦サボとは葦サボテンの略(自分が勝手に呼んでるだけだが)。
別名森林生サボテン、着生サボテン、ジャングルカクタスなどとも言い、柱サボテン亜科に属する。生息域を乾燥地から森の中やジャングルへ変えて、陰湿な森林の中や日影でゴムの木やガジュマロの木などに着生して成育。木の上や木の間に生えるサボテンたちは、失った葉のかわりに茎を扁平な葉のような姿に変えていたりと、サボテンのイメージとかけ離れた姿、生活をしています。「月下美人」「クジャクサボテン」「リプサリス」などがあります。
伊豆シャボテン公園解説を参考)

月下美人や孔雀サボテンはよく知られているけど、サボテンの仲間ということはあまり知られてなかったりするわけね。今後ともよろしく。

我が家の葦サボジャングル(クリックで拡大)で、我が家のジャングル。
挿し芽も数えて現在5〜6種。
適当な木陰もないし、部屋の中で愛でたいというのもあって、室内の窓際に配置。多肉は、夏は休みのものが多いけれど、葦サボたちは生長期。暑くて湿気のある時期が大好きなのさ。

さて、あらためて一種ずつ見てみよう。
文中にもリンクがあるが、
葦サボマニアックス(2005.05.29)
今日のサルコイアシ(猿恋葦)(2004.12.16)
とか、大きさなんかを比較して読んで頂いても面白いかもしれない。

ハティオラ属

Hatiora salicornioides fa.bambusoides
(Hatiora Bambusoides)

Hatiora salicornioides fa.bambusoides(クリックで拡大)私の記事の中に一番よく出てくる、一番古くからいるハティオラ属の葦サボ1号。園芸名は「白糸の滝」。…だがまあ、通称猿恋葦でよいのだろう。ハティオラは、出回っているものは数種類だが、これはバンブソイデス型。ばんぶー。竹ね。

少し前までは水苔で飼っていたが、水の管理がイヤなので赤玉土+サボテン培養土に。さらに、そろそろ花を見たいじゃないかということで少しキツめに育てよう…とするがどうしても世話しちゃうダメダメ飼い主。見上げるほどの大株に育てるのが夢。

Hatiora salicornioides fa.salicornioides
(Hatiora Salicornioides)

Hatiora salicornioides fa.salicornioides(クリックで拡大)こちらは基本のSalicornioides。
ハティオラとしては一番メジャー。
こいつが成長株なんだよねー。
前の状態(クリックで画像)

たった3ヶ月でこの変わりよう。これと上のサリコルは、特に太陽が大好き。晴れた日、家に帰ってくると幹が全部太陽の方向へしなだれかかっているので、クルクルと鉢を回すのが日課。写真の、右の幹が右のほうへ曲がっているのはそのため。
割とお水好き。

リプサリス属

Rhipsalis sp.
Rhipsalis sp.(クリックで拡大)これも上と同じ日、3ヶ月前の多肉展で買ってきた葦サボ。猿恋葦その2って書いてあるヤツね。「猿恋アシ」などと札が付いていたが…。

葦サボテンにはいくつか属や種があるのだが、形状から言ってリプサリス属だろう。種を同定したいといつも調べてみるんだけどね…。見分け付かないんス。同じ学名でも、環境や写真の撮り方でぜんぜん違う種に見えたりするし。

で、今日見つけたのは漢字だらけのページの、おそらくアジア圏のサボテン好きさんのサイト。漢字だらけだし、どうやってリンク張って良いのやら(笑)
まいっか、パンくずリストをそのまま張ろう。

識昔舌 舛据/ 厩鎧 仙壕識昔舌 紫遭/ 鐸持 識昔舌嫌
ここにある、Rhipsalis bacciferaにかなーり似ているが…。
結局不明。

Rhipsalis cereuscula
Rhipsalis cereuscula(クリックで拡大)やはり同時期に購入。
強めの霧吹きでふにゃけちゃうくらい、幹は弱々しい。前の状態よりいくらか幹が増えたかなあとは思うんだけど、全体的な大きさはあまり変わらない。

まあこれはこれで、いいか。

葦サボの管理

とにかく、高温多湿な環境にしてやることかなあ。
それと、直射日光は避けること。んー、あ、避けると言ったら語弊があるけど、現地の生育環境が木の間ということもあって、木漏れ日が差すような蒸し暑いところがベストということだ。

あくまでも自分の場合だが、今の時期は霧吹きを2日に1回、水やりを5日にいっぺんくらい。基本的には湿気で水分を補給する植物なので、根からそれほど水分が吸収できなくてもイケるようにできているはずだ。もっと言えば、自分の飼育する環境に無理矢理合わせれば、それはそれでなんとか生きていくはずだ。
土は、サボテンや多肉同様、水はけの良いものを使う。
肥料はほとんど混ぜていない。
大株にして、キツめに育てると花が咲くようだが、自分のところのは過保護なのか3年飼ってまだ花を見たことがない。

んー、でも慣れるとラクよ、この種。
虫も付かないし、水やりや肥料にそれほど気も遣わないし。
生長期には新芽がどんどん出てきて可愛いし。
まあ、他の多肉みたいに華々しさはないし、サボテンのようにトゲを愛でるってこともないし、観葉植物のように花が素晴らしいってこともないし…。あとは、これをかわいいと思えるかどうかってことで(笑)。

葦サボの挿し芽
挿し芽たち(クリックで拡大)葦サボを増やすときは、一番手っ取り早いのが挿し芽。幹を節からムチンと折って、しばらく土の上に転がしておく。適当に霧吹きなどして湿気を与えておくと、しばらくして節からニョロっと根を生やすので、そうしたらそのまま土に挿す。根が張ってくるといよいよ節から幹を出し始め…というのがこの状態。乾きやすいので、本株よりもまめに霧吹きをしている。

森林生サボテンの種類についてはこちらも参考に。
森林生サボテン

葦サボを飼っている方はたまにいらっしゃいますが、葦サボを好きだという方には本当に遭遇しないんですが…。もし、葦サボ好きさんというのが私の他に日本のどこかに存在するなら、少しは参考になる記事が書けたのでしょうか。

そいではまた〜

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サボテン > 葦サボ〕カテゴリの過去ログ

コメント

cafe_musique | 2005-08-21 11:38 PM
生え方がイイ感じですね。オイラも始めてみるかなあ。
ところで、サボテン好きの方って嗜好がピンポイントなんですかね。私の元上司はギムノ専門でした(ギムノに関しては相当高名な人らしい)。
salsa | 2005-08-23 01:34 AM
よもやcafeさんがこんなマニアックスに反応するとは(笑)
ありがとうございます。嬉しいです。

>サボテン好きの方って嗜好がピンポイントなんですかね
んー…
そうなの?(笑)
私、サボテン愛好家事情をよく知らないので分からないんです。

でも、ピンポイントな方もいれば、それほどはこだわってない方もいらっしゃるんじゃないですかねぇ。多肉でも、熱狂的な●●好きというのはいらっしゃいますしね。

私も葦サボフェチとは言ってますけど、多肉も何種かずついるし、観葉植物も好き。種にこだわるというより、フィーリングで買ってるところが大きいな。

まあモノはなんであれ、植物は癒しをくれますよ。うん。
葦サボなら応援しますよ(笑)
SCUM | 2005-08-23 02:54 AM
トラバありがとうございます。

ギムノは愛好家が多いですね。
私もバッテリーとか大好き。

嗜好がピンポイントになるというか、やっぱり各々の好みがあって、持てる株には限りがあるから、偏ってしまうってカンジなのではないでしょうか。
特化してしまった方が、突っ込んで楽しめるって言うのもあるでしょうし。
極めるために、単一種、みたいな。
兜丸やってる人とかって、そんなカンジの人多いし。

>フィーリングで買ってるところが大きいな。

私も、なんとなーくフィーリングで選んで今のラインナップ、みたいな。
salsa | 2005-08-26 11:48 PM
私も前は「おなじよーなの集めて何が楽しいの」くらいに思っていたんですが、確かに気づけば似たよーなモンばっか買っている…(笑)

でも、欲しい。
これくたの意気が少しだけわかる気がしますです。
キャパは超えないようにしないとね。
植物がかわいそう。
season_qoop | 2007-07-10 05:12 PM
はじめまして 
リプサリスで検索して やってきました。 m(__)m
たくさんの葦サボがいて 羨ましいです。
我が家も今年始めて黄色の花を2個だけですが
咲かせてくれました。 
salsa | 2007-07-10 07:54 PM
初めまして、こんばんは。
なかなか飼っている方がいないから、情報を探すのも大変だと思います。花が咲くと嬉しいでしょうv
フォトアルバムのほうにも葦サボいますので、よろしかったらご覧くださいませ。
season_qoop | 2007-07-10 08:57 PM
突然のコメントでびっくりされたとおもいます。 
あまりにも葦サボがたくさんいてびっくりしましたのと 増やし方が公開されていたので 嬉しくて。。。すみません m(__)m

はい フォトアルバムは 我が家に居る種と同じものも居るんのではと、思いながら 時間を忘れて 食い入るように拝見させて頂きました。 
好きなものって ずぅーっと 見ていて 変化無くても 角度を変えて見て 葉・とげとかK成長を見逃さないよう 食い入るように眺めてしまいます V(~o~)V

癒されちゃいますね。 (~o~)
salsa | 2007-07-11 01:23 PM
いえいえ、突然でも過去ログでもコメントは大歓迎です。
ありがとうございます。
見知りのブロガーさんでも、そのかわいげな姿に葦サボ人気、地味に沸騰中ですよ(笑)。
じゅんこ | 2007-09-15 12:33 AM
はじめまして。
私は海外に行く友人から「Rhipsalis cresucula」を預かりました。しかしもの凄く弱らせてしまい、枯れる寸前にまでなりました。
でもこちらでいろんな事を勉強させてもらっています!おかげで、全滅しないで済みそうです。
ちょっとお礼の気持ちを伝えたくて、コメントしました。

私も葦サボ好きです!
これからも読ませていただきたいと思います!
salsa | 2007-09-15 05:10 PM
■じゅんこさん
初めましてー。サルサです。
お礼、ありがとうございました。何もしてないですけどw

この米粒はちょっと水分に気を遣いますが、元気になってくれると面白い変なやつでしょう(笑)
参考にしていただいていたとのこと、光栄です。
またそのうち書きますので、よろしく観てやってくださいね!

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