ブログ終了と新ブログのお知らせ

当ブログは2012年10月20日をもって更新を終了しました。新しいサイトは以下となります。

緑町のウェブ屋+ http://plant.salchu.net/

こちらは跡地、アーカイブとして残しておきますが、コメントやトラックバックはできません。新しいブログの方にもどうぞお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

緑町のウェブ屋 拝

ウェブ屋が付け焼き刃で植物の分類の話などしてみます(前編)

どうもこんにちは。
アカデミックを装っているつもりがどーにも装いきれないで中途半端な位置にいる多肉変態ウェブ屋です。どうも。

植物分類学ってきょーみあります?
ご自分の好きなバラとか、ハオルチアとか、野菜とかが植物の中でどんなふうに系統立てて分けられて、どんな位置にいるかって話。

きょーみない。あっそう。
いいよ帰れよ…クスンクスン…
どうせ今日は文字だらけだよグッスン…

ざっくりいいますと、植物を分類するための大本となる基準として、代表的なものが三つ。えーと、もっと詳しい方がゴロゴロいそうなので、この先の文章間違いがあったらやんわり指摘してちょおよ。

  1. 新エングラー体系(18世紀〜)リンネ、ダーウィンらの分類学・進化論を元とした分類体系で、今でも広く使われる。
  2. クロンキスト体系(1980年代〜)被子植物についての分類体系
  3. APG植物分類体系(1990年代〜。2003年に改訂版のAPG II)ミクロ的な視点から被子植物についての分類体系を構築。いわゆるDNAお宝鑑定的なお話。お宝は余計。

どういう分類なの、ということなんですが、1と2はざっくり言えばお花の作りの違いでした。1は、原始的な単純な花のつくりをしたものから複雑な花のつくりをした植物に進化していったという前提で分類する方法。2は、それとちょい出発点が違うけれど、花が進化していったという考え方は一緒。

新エングラー体系は、分類がわかりやすいことから今でも教科書や園芸本などで主流の分け方なのだそうです。で、それでずっとやってきちゃったもんだから、APGとか言ってるけど今さらこれ全部直すってお前ちょっと困r …ということらしいです。

学術的にも、近年の学術論文ではより新しい分類体系が使われることがあるが、タイプ標本を保存している国内外のハーバリウム(植物標本館、植物標本室)では過去の膨大な標本資産との整合性を維持させるため、新エングラー体系が分類体系として使われ続けている。(新エングラー体系 - Wikipedia

はいはいお上は大変ですね。結局旧分類もまだまだ混在すると。そもそも分類学なんて、、、と言い出したらキリがないけども。で、どーすんの。私らは新しい方でいっちゃっていいわけ?(笑)

でまあ、進化ってもねえ。あんた見たの? そんなんより、今は科学が発達してるんだから遺伝子情報を解析すれば、根拠のある分類ができるんじゃないの? というのが最新のAPG植物分類体系。はいざっくり。

これらの分類体系の遷移がどう自分らに関係あるかというと。例えばハオルチア属の書かれ方ってとても混在していて、

  • ユリ科(Liliaceae)ハオルチア属
  • アロエ科(Aloaceae)ハオルチア属
  • ツルボラン科(Asphodelaceae)ハオルチア属

上の二つは見ることが多いんじゃないでしょうか。これは体系を付記すると

  • ユリ科ハオルチア属(新エングラー体系)
  • アロエ科ハオルチア属(クロンキスト体系)
  • ツルボラン科ハオルチア属(APG植物分類体系)

となりまして、最新の分類にもとづけばハオたんは「ツルボラン科」となります。

1990年ってことはもう20年は経つんだけどもね。上述したようなこともあるし、法律みたいに「今日から分類体系が変わります! 」というたぐいのものではないし、トップニュースとして扱われるわけでもないし、栽培者の常識としてもなかなか浸透しないよね。

そして、見る本によってユリ科だったりアロエ科だったり、どっち? まあどっちでもあまり関係ないか。ってことで終わる。

まあそりゃ、ユリ科がツルボラン科に変わったからといって私の給料はあがりません。派遣先の部長が降格して課長になろうが、別会社に引き抜かれようがおれには関係のないことではございますが。

単純に好きなんですよ、こーいう話。
よくもまあ、こんだけある植物を分類しようと思ったな! って。みんな寝てます? 起きてーおーいおーい

あれ、ここまで付いてきてくれてる人がいるの?
こんな、こんな… 分類学の「ぶ」の字をかじるどころか軽く舐めてみたらやっぱ苦いー! なんこれ、舐めたことにしちゃえ!…みたいな素人の私の話を聞いてくれてありがとー。

では、続編に続きます。(おおーい

屋久島梅鉢草の可愛さを思い知rensis

どうもこんにちは。変態です。
第71回秋の安行植木まつり&改良園&花木園のとき、川口で買ってきた梅鉢草が咲きそろってきましたのでお披露目いたしますのよ。

多肉に変態萌えーとか言ってるおまえら!
しかと見やがれ!(はい見ます

屋久島梅鉢草 ヤクシマウメバチソウ
Parnassia palustris var. yakusimensis
Syn. Parnassia palustris var. multiseta forma palustris

屋久島産! ヤクシメンシス!
固有産地名の入っている学名はドッキドキしちゃいますな諸君!

…え、ほにゃららensisに萌えるのはおれだけ?
またまたー。じゃあもっとグローバルに。

スギCryptomeria japonicaは?
カンサイタンポポTaraxacum japonicumは?
ヤマブキKerria japonica
ジャポニカ学習帳 japonica gakusyucho

なんだい植物じゃピンと来ないのかい。それならこうだ。誰しも一度は、トキの学名Nipponia nipponに「おおかっこええ…」と思ったりしたことがあるだろ? ニッポン属ニッポンだぜ。

と軽くジャブを打ったところでウメバチソウです。

屋久島梅鉢草(クリックで画像が拡大します)

屋久島梅鉢草

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(高解像度の写真は Flickr に掲載)

屋久島梅鉢草とは - 植物図鑑 Weblio辞書によりやすと、

わが国の各地に分布する「ウメバチソウ」の1品種で、鹿児島県の屋久島の固有種です。宮之浦岳の中腹、花之江河(はなのえご)などの高層湿原に生えています。8月から10月ごろ、白色に緑色の筋のある花を咲かせます。

とのことれす。他のウメバチソウとは違って、花弁が分かれてとんがっているのが特徴なのね。

いやー、それにしても見てください。この葉っぱのかわゆいハート型を。こういうのが、山にちょいちょい、ちょいちょいと生えてるんだねえ。屋久島からはるばる申し訳ないけど、元気で過ごしてください。

屋久島梅鉢草の葉(クリックで画像が拡大します)

屋久島梅鉢草の葉

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(高解像度の写真は Flickr に掲載)

LoveLoveラブ!らぶらぶ! ハートカズラなんか目じゃないぜ。といってどうしよう、こいつがラブラブプラムハートなんつぅ名前でインテリアショップとかで売られちゃったら。

屋久島梅鉢草のつぼみ(クリックで画像が拡大します)

おれは咲くぜおれは咲くぜ

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(高解像度の写真は Flickr に掲載)

後から後からつぼみが出てきて、あらラブリー。場所を取らないし、苔玉や豆盆栽にして楽しむ方もいらっしゃるみたいですね。

屋久島梅鉢草の花(クリックで画像が拡大します)

めしべにフォーカスが合ってしまった

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(高解像度の写真は Flickr に掲載)

あれ、ちょっと焦げちゃったかな。遮光しておいたんだけど。

またしても脱線しまして。

関係ないけどウメの学名Prunus mumeも好き。シーボルトとお滝さんがらみのHydrangea otaksaとかね。

そのあたりのお話に興味のある方は、古い本になりますが植物学のおもしろさ(Amazon)とか読んでもらえると書いてあった気が。…あら、検索してみたらもっと濃いのがWebにあったわ。以下、興味のある方はぜひ。ただし、長いし複雑です(笑)。

もうひとつ、記事文頭のアンチョコとして、1601「日本語に因む学名を持つ植物」「GLNからこんにちは」 を参考にしました。だはは。

[改訂・2010年版] 簡易ビニール温室を吟味してみる

たぶんもうすぐ寒い季節がやってくるからでしょう、先月終わりから急激に簡易ビニール温室を吟味してみる(2007-12-15) へのアクセスが増えてきました。けれどさすがに4年前の記事なので、商品ページがほぼデッドリンク。このままでは申し訳ないので、文章を足し足し引きしつつ2010年版を書きました。なにかのご参考にどうぞ。

なお、数ヶ月後数年後にここを訪れる閲覧者よ。リンク先や画像が消滅していると思うけど、ブログなのでそういうものと思ってくれたまえ。金額はすべて税込で、単位はW(幅)×D(奥行)×H(高さ)。

それと読んでいただく前にお願い。
ショップや商品の評判までは調べていないんで、もし購入されてトラブルがあってもワタクシの知るところではございません。あくまでも参考ってことでひとつ。

3,000円未満

前回とは違って、金額ごとに分けてみました。まずは3,000円未満。比較的小さな鉢を入れるとか、プランターにかぶせるタイプのもの。高さが1メートル無いくらいなので、ベランダの柵沿いに置くのにもいいかもしれないですね。ただし軽そうなので、重し対策をしておかないと非常に迷惑なことになりそう。

6,000円未満

続いて3,000円以上6,000円未満。もう少し大きめになります。

左下の小さいのが可愛いけど、容積が小さいので普通に締め切っていたら直射下だと数時間で蒸され死にするかも。通販市場では、相変わらずグリーンキーパーが人気なんじゃないのかなー。

10,000円未満

10,000円未満となると、そこそこでかいもの、アルミ製の簡易温室が出てきます。でも通販の商品は、同じようなものがホームセンターでずっと安く売られていたりするので、お近くにそういったお店がある方は注意なさってくださいまし。

おれっちの御用達、下の「サンドーム」などはセレブ品に見えますが、ビバホームとかなら6,000円しなかったかと。(ただしこの手のは店頭に並んでいる期間が、冬を挟んだ数ヶ月だと思いますが)

10,000円以上

おまけ

簡易ビニール温室を置いたあかつきには、このような商品たちを。冬ガーデニングな園芸資材たち。冬だからこそ必要な遮光布、外気温把握のための最高最低温度計、株をあたためるためのバークチップやらジュートやら。

まあ寒かったら八百屋さんでもらった発泡スチロールや段ボール、新聞紙でがまんしろって感じですが。(私は去年、ハオ棚にビニールかぶせるのをサボったので、夜新聞紙おっかぶせました…)

一番目と二番目の遮光ネット・白寒冷紗は愛用していますが、たいていは農業資材売り場の切り売りで調達します。

ホームセンターいっぱいある地方で良かった。
いなかもん万歳。

さあこいレッツ冬。

ハイパーシリンジバズーカ3号導入

どうもこんにちは。
日夜使いやすい噴霧器を求めて帆走する人、おさるのうぇぶ屋です。

何事かと思って覗きに来た方には申し訳ないけれど、ええこれ、園芸用の霧吹き・噴霧器の話です。OH、地味!

霧吹き器・噴霧器については以下の通り、定期的に記事を書いています。かわいげ綺麗めな霧吹きから最後は蓄圧式の噴霧器へ。

そしてこのたび、ノズル付きのニューウェポンを導入。というか前回、なぜノズル付きのものを買わなかったのかという話ですけど。

霧吹き・噴霧器三種(クリックで画像が拡大します)

洗濯ばさみと共に風に揺れる噴霧器三種

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ああ…見場悪い…

やっぱこっちにします。

霧吹き・噴霧器三種(クリックで画像が拡大します)

どこにでも写り込む洗濯ばさみ(整理しろよ!)

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一番左が今回購入したハイパーシリンジバズーカ3号。容量は1リットル、ストッパー付きで容器内のホースは振り子式。やっぱり新しい噴霧器はいいですね、パワーが違うわ。棚の奥へも素敵にパワーシリンジ。主に、ハオ棚のシリンジに使います。

真ん中は一年ほど前に購入したスーパーシリンジ2号。容量は1リットルのストッパー付き。先端を絞り込めば霧吹きの細さは調整できますが、主に広範囲にシリンジしたい場合に使います。植物のみならずベランダ自体に噴霧したり。ノズルのアタッチメントはありそうだけど、それだけで数百円かかるとすれば本体価格からするとちょいアホらしい。

一番右の蓄圧式でない噴霧器1号。いわゆるハンドスプレーの類。コンスタントに使っているとグリップ部分がバカになってきます。そんなに高いものではないので、買い換え何代目だろうか…でも一番気軽に使えるので絶対に常備。

すべての噴霧器には竹酢液を薄めた液体が入っています。これで、ハオなり、葦サボテンなり、チランジアなり、その他の多肉にシリンジを施すわけですが…。あ、竹酢液については過去に書いているので、参照のこと。→竹酢液のツレツレヅレヅレ(2009-05-28)

「シリンジ」とは何か

ちょっと気になったものだから、脱線。

植物に霧吹き器を用いて霧吹きをすることをシリンジと称するのか…、と雰囲気を感じ取ったのが二年ほど前。それから何も考えず、霧吹きすることをシリンジ、シリンジと言ってきました。

けどちょっと考えてみよう。そもそも「シリンジ」って注射器の筒とか注射器状のもののことを言う名詞だそうなんですね。これが動詞になると「○○を注入する」みたいな意味。霧吹きっぽい意味がまったくない。そのままずばり、「ミスティング(misting)」と言うべき。チランジアの栽培などではよく聞く用語です。

ただ、シリンジとは - 園芸用語 Weblio辞書を見ると、

葉に湿り気を与え、ほこりを洗い流すために、霧状の水を葉面に散布すること。葉水ともいう。(園芸用語辞典)
葉に水を散布すること。霧状の水を葉にかけること。葉水。 syringe(らん用語集)

さらにgoo辞書を調べると

1 注射器の筒。
2 霧吹きを使って、観葉植物の葉に水分を与えること。(シリンジ【syringe】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

とあるわけです。ある用語が転じて他の意味合いをも持つことは珍しくないし、園芸用語として「シリンジ=霧吹き」が通説のようなので、このまま受け入れてよいものなんでしょうね。

霧吹きやジョウロで、葉や植物全体に水を掛けること。 呼吸や光合成を行いやすいように葉の汚れを落とし、空気中の湿度を上げて、病害虫の発生を抑える。 熱帯や亜熱帯の、多湿な環境で育った観葉植物には、定期的に行うと良い。(葉水(はみず) | 写真でわかる園芸用語集|見て納得!かんたんガーデニング用語辞典

サイトや参考文献によっては噴霧器での葉水のみをシリンジと称しているもの、上記のようにジョウロなどで葉に水をかけることもシリンジに含めているものと両方あります。

要するに、土への潅水とは区別して、なんらかの器具でもって葉に直接水を散布(=注入?)することを「シリンジ」と考えればよいわけか。一回りして帰ってきた感じだけどすっきり…した…かな? 誰が「シリンジ」と称しはじめたのか、という疑問は残りつつ。

というわけで最後に植物の写真でも。

Ledebouria's(クリックで画像が拡大します)

おかげさまでレデボウリアだらけじゃい!

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(高解像度の写真は Flickrに掲載)

夏の多肉の水やりのツレヅレ

「の」が多いな。ゆるして。
ついでに今日は文字だらけだけどゆるして。

最近、twitterで「多肉」検索などしてみると、この猛暑に多肉が溶けたーとかハオルチアがいっちまったーとかいうツイートが目立ちますな。皆さま(の多肉)はいかがお過ごしちゃんでしょうか。

夏の多肉の水やり

夏に多肉がだめになるというのは、やっぱり「水」に因るところが大きいですね。水のやり時、やり過ぎやらな過ぎ。水をやるのに乾きにくいところにあるとか。まあこれ夏の…とくくる必要もない話ですが。

水をやる自体はよいけれど、それがほとんど乾かないまま朝に突入してしまうと、濡れたままの葉っぱや根っこが一気に蒸された挙げ句に笑点。山田くん全部持ってっちゃってー(笑えない

えっとこれ「笑点」と「昇天」がかかっててね(寂

これはある程度多肉をやっている人でもやってしまいます。「明日は暑さが一段落」という予報を信じてやっとこさ水やったのに、おのれ、おのれ気象庁あたいの多肉を返せぇぇぇぇ! というような。日本で良かった、ここがアメリカなら損害賠償レベル。

あとは「夏は休眠させる」というフレーズを真面目に守って、普通に水が足りずに枯れるパターン(メセンは別ですよ)。そして「多肉の水やりの頻度は月に一度」「多肉は水が要らない」という都市伝説を信じて、水が足りずに枯れる南無阿弥陀仏。

お盆にはたくさんの多肉の霊が…(´;ω;`)

とにかく、夏の多肉の水やりを総じていうならこんな感じ。

明日・明後日の天気予報は気にする。日が当たるのか当たらないのか、風があるのかどうか、最高気温はどうかなど。それによって鉢の乾き方も違うし、水やりの頻度も変わるから。

水やりは夕方から夜。なにがなんでも通風は死守する。蒸れるなキケン。遮光は植物によっては必要だが、過度の遮光は徒長の原因になるのでほどほどに。とはいえ、徒長ならいくらでも作り直しの余地があるし大した問題ではない。とか書いちゃうと、ハオだって根ぐされしようが地上部が生きてれば再生できるからこれも…

そうそう。カンカンや陶器などを鉢に使うと、水をやった後の直射下ではかなりの高温になると思われマッスル。地上部の通風もさることながら、鉢の中の通風も考えてあげたらよいと思いマッスル。

そういえば…

そうだそうだ。思い出しました。
よろしければこちらお読みください。一年前に、99名もの皆さんに協力いただいた、私を入れて100名分のアンケートです。数年ぽっち多肉をやってるだけでこんな偉そうな記事書いていますが、そんなんよりずっとずっと参考になる経験談の集合値。

多肉植物の梅雨越し・夏越しに関するアンケート 結果を見る

その当時の記事は [アンケート結果発表] あなたの多肉植物の梅雨越し夏越し、どーいうの?

…しばらく読みふけってしまった。やっぱり面白いなあ。またなにか、アンケートやりたいですね。

うちの水遣りと遮光具合はこんな感じ

ところで「二週」と「週二」ってまったく意味違うよね。日本語ムズカシネー(本文には関係ありません)

今現在の日照時間ですが、うちのベランダは東南向きですので、日の出と共に(朝5時くらい)左手から日が差してきます。そしてお昼、12時前にはベランダから日当たりが無くなります。屋根と向きのせいか、雨はほとんど降り込みません。

  • 観葉は二日にいっぺん、夜に。そりゃあ毎日やりたいけど、た、体力が。ちょっと曇ってると乾かなかったりするし。ヒューケラやペペロミアが遮光ポイントにおります。
  • ハオルチアは、全体的にざばっとやるのは二週に3回くらい。特に乾きやすい鉢については週二くらい、顔を見てやります。気休めに竹酢液シリンジを週二くらい、夕方から夜に。遮光はアルミ遮光シート一枚。焼きハオは遮光無し。
  • その他の多肉、エケやセネシオ、球根多肉などは観葉の水くれと同じ頻度。遮光無し。
  • 葦サボも観葉と同じ頻度。週二くらいシリンジ。遮光下にありますが、ハティオラ二つについては直射。置く場所がないんです…
  • チランジアは水ザッパンが週一くらい。ウスネは観葉と同時。シリンジは適当に。アルミ布遮光や、クヌギにひっかけてあるものあり。
  • アガベについては水遣りを意識したことない…(ハオ棚の最下層にあるので水が落ちてくる)。もちろん直射。
  • グラプト、というより朧月とブロンズ姫。最近いつ水遣ったか覚えてない。(いくらなんでもやんなさい!)もちろん直射下。
  • その他のセダム・グラプトは、週三くらいかな? ただし蒸れそうな小さいセダムについてはほとんど放置。マンネングサは地上部に見えなくなっちゃってもいつの間にか復活するし。こちらも直射。

こう書くと、多肉だからと水くれが少ないわけではまったくないのがわかります。夏はちょっとせわしない。

もちろんこのペースは環境によっては多肉が煮える・腐る原因になると思うので、そのまま真似しないでくださいです。うちの環境で、わざと保水しない土や鉢を使い、通風がよいためこうなるだけですです。

夏の休眠って必要か?

自分の場合、地上部が枯れる多肉以外は、頻度の多少はあれど水やりを絶つことはありません。…それはなぜか。私が「水を切る」という管理がへたくそだから。それと夏型冬型という区分を、一部の植物以外はあまり気にしていないので。

この夏型・冬型というのも覚えらんねーのよ。同じ属でも違ったりとか。上で「区分を気にしていないので」と書きましたが、冬型と言われている植物がうちでは夏でも元気だったりするので、こりゃあかん、植物の様子を見て管理したほうが確実だと思っただけなのです。

要は夏型だの冬型だのを多分に気にするあまり、その植物にとって水やりが少なすぎて枯れてしまうくらいなら、少ない頻度での潅水はしてもよいでしょって思うのです。

夏に元気の無くなる多肉

うちで、あからさまに夏に元気の無くなるのはアエオニウム。

アエオニウム 黒法師(クリックで画像が拡大します)

俺の、俺のたてがみがー。

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今年は特に暑いですもんねー。いつもならもうちょっと葉っぱがくっついてるんですが、なにやら盆栽的なすっきりとしたお姿に。といって水を切るわけではなく、まあ乾いたらやってます。

そもそもおケケのあるタイプって夏は苦手といいますが…そうですね、カランコエの兎さんもあまり元気ないっすね。そして下は「冬型」「高温多湿に弱く、夏は休眠」と書かれているコチレドンの熊童子。

コチレドン 熊童子(クリックで画像が拡大します)

あたいの子供よー

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まああの、花期です花期。毎年水も控えず日の当たるこの場所にいますが、とにかく元気。

ところで花期と生長期の関係がわからん。花期と生長期が同時の植物も、離れている植物もあるし。なぜその時期が花期なのか。生長期なのか。危機を感じると花を付けるのは本当なのか。…ああだめだ、植物学とかその手の本読まないと馬鹿すぎる。

夏でも冬でもそうだけど、いつもと同じ管理をしていても新芽を出さなくなったり、ハリツヤがなくなったり元気じゃなくなったり…そうしたら「生長期ではない」ということだと思います。

ただまあ、私が偉そうなことを言えないのは、だからどうだっていうのではなく、基本は「鉢が乾ききったら水をやる」という別段変わらない管理をしちゃうことなんだけど。

スペースが限られているし、衣替えのように季節によって場所替えしたりもほとんどしません。そんな感じでいい加減に数年多肉をやっております。手の尽くしようもなくダメになった植物も多々あるけれど、それはうちのベランダでの「自然」なのだと割り切っています。

まとめになってないまとめ

水をやっても水をやらないでも駄目にしちゃう。
一体どうしたらいいのよ。
最初は可愛かったけど、多肉キライ! ニガテ!

多いよねえ。でもさ、多肉ったって植物なのよ。

その植物が、どういう環境が好きか考えたことあります? もともとどういう土地にいた植物か…なんて思いをはせたことはあります? 自分が植物を置いている環境がその植物に適しているかどうか、考えてみたことはあります? 失敗を糧に次はこうしよう、と工夫したりしてますか?

自分はまだまだ試行錯誤。
植物にはいつも教えられることばかりです。(枯れるとか、くちゃるとかへたるとか、事後報告の形でね…)

コクリュウの根っこはバクモンドウ! のツレヅレ

知っている方にとっては「うんそうだよそれが何か? えーもしかして知らなかったのーぷぷぅウケるー」とか言われてしまうような話でしょうが、知らなかったんだもんだもん!(←可愛いふり失敗の例

週末、初夏のように暖かかった日曜日、ウェブ屋は観葉の植え替えや植え付けをしておりました。ヒューケラとか、山野草とか、激戦の痕が見られるローズゼラニウムをちょん切って挿し木したりして。

で、ちょい脇に放ってあったコクリュウ。前回の登場は二年前、意外に可憐なコクリュウの…でございました。というわけで(何が)ベタといえばベタだけど、赤葉のヒューケラと寄せてやるかな。

コクリュウ (ユリ科ジャノヒゲ属)
Ophiopogon planiscapus 'Nigrescens'

で、これを鉢から抜くときの話。つまり前回から二年ほど放置していたことになるわけでお恥ずかしいんですけど。

コクリュウ(クリックで画像が拡大します)

いつの間にか二株が三株になってた。

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私が放置といったら文字通り(水くれ以外は)放置なんですが、ああ、一度だけ株元にワタムシが付いたことがございましたわね…

さて、鉢穴からドバっと指を入れてズバっと出しましたら、鉢底だったあたりを中心にびっしりとこれ…うわあこれ根っこがえーとナニコレ虫? いや虫なわけじゃなくてうひい気持ち悪いいいい(錯乱中

コクリュウの肥大根(クリックで画像が拡大します)

コクリュウの肥大根

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…と思った私を誰が責められましょう。うひい。

虫はさすがに違うだろうと分かりましたが、あまりに根回りが良すぎて押されて扁平になっちゃったのかと一時は思いました。でもこれ…もしかして貯蔵根のような? 何か水分的なものを貯蔵しているのでは無かろうか。

調べてみたら、こういうことでした。

ジャノヒゲの肥大根は麦門冬(バクモンドウ)

ジャノヒゲOphiopogon japonicus Ker‐Gawlerまたはその他の同属植物(ユリ科Liliaceae)の肥大根の木部(芯)を抜きとり乾燥したもの。効能:鎮咳、去痰、止渇、解熱、消炎、抗菌、滋養強壮、強心、利尿(バクモンドウ・・麦門冬中医生薬解説

根は所々太く紡錘形になり、これを麦門冬(ばくもんどう)と称して鎮咳・強壮などに用いる。日本薬局方に収録の生薬である。麦門冬は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、清肺湯(せいはいとう)などの漢方方剤に使われる。(ジャノヒゲ - Wikipedia

地下根を利用するものとしては、似たような名前で天門冬=テンモンドウというのもあるんですね。こちらも、やはり同じユリ科(APG植物分類体系だとクサスギカズラ科)のアスパラガス属 Asparagus クサスギカズラの根っこなんだそうです。

…と、わかっていても。

コクリュウの肥大根(クリックで画像が拡大します)

コクリュウの肥大根

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ぐはー。えぐい、えぐすぎるこの図。

根っこの間にうごめく様(って自分が動かしているんだけど)は、まるでやはりムシさんのようで、わかっていても「ひぃ!」とか手ぇ引いちゃったりする自分は完全なへたれですありがとうございました。

根っこの整理でこれらもズバズバ切ってごみ箱へ、だったのですが、乾かしてモゾモゾしたらご家庭でも作れたり?(笑)

ジャノヒゲ属シスターズ

ついでに、なんとかリュウとかなんとかヒゲがごっちゃになってしまっていたのでおおまかに整理。

ジャノヒゲ属 Ophiopogon はユリ科(APG植物分類体系ではスズラン科)、Wikipediaさんによると日本を含む東アジアの森林に広く分布している植物。

  • リュウノヒゲ 竜の髯
    Ophiopogon japonicus 画像検索
  • タマリュウ 玉竜(=チャボリュウノヒゲ)
    Ophiopogon japonicus 'Tamaryu' 画像検索
  • ハクリュウ 白竜(=斑入り玉竜)
    Ophiopogon japonicus ‘hakuryu’ 画像検索
  • オオバジャノヒゲ 大葉蛇の髭
    Ophiopogon planiscapus 画像検索
  • コクリュウ 黒竜(=オオバジャノヒゲの園芸種)
    Ophiopogon planiscapus 'Nigrescens' 画像検索

ヒゲヒゲとごっちゃになりますけど、オオバジャノヒゲから下(planiscapus種)のほうは葉っぱがもう少し伸びやかで艶やかな感じがしますね。園芸品種の黒色も、オオバジャノヒゲ系統だから美しく映えたんじゃないでしょーか。

このほかスノードラゴン(=オフィオポゴン、ミスキャンタス Ophiopogon malayanus 'Variegata')と呼ばれる、ハクリュウとどう違うの? みたいなヤツとか、虎斑、さらには白縞だの蛇皮だのさまざまな園芸種が出ているのですが、もう割愛で。

あ、検索しているとこれらにヤブラン(藪蘭、学名:Liriope muscari)だの斑入りヤブランだのも絡んできます。同じような葉っぱをしているんだけど、花が全然違いますね。

要はリュウノヒゲ系列とオオバジャノヒゲ系列とその他大勢とあって、あとはそれらをちっちゃくしたり黒くしたり斑入れたり、という感じだということがわかれば自分はいいです。はい。

コクリュウの仔(クリックで画像が拡大します)

コクリュウの仔

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株が分かれていくよ!
竜鱗みたいにランナーの先に芽が付いてたりもして、観察しているとなかなか面白かったです。

氷点下近く下がるベランダから避難せよの巻

こんにちは。褒めれば伸びる子、サルです。
せっかく週刊緑ブログと書いたのに、コメントで嬉しいことを書かれたのでなんと! 中四日で更新しちゃうわけです。こんなことがあっていいのでしょうか。私が更新率を上げると雪が降る台風が来るというデータもあるとかないとか(多分無い)。

それにしても今日はむちゃくちゃ冷えますね。ここまでの今年一番じゃないかなあと思われる寒さで、Twitterでは夜のうちから「うちのベランダは何度」などと会話が流れておりました。その時点でサル宅でも気温3度。さすがにこれやばいかなあといくつかの植物を室内に避難させることにしました。

半ば下書きを書き終えた4時の時点では(早く寝ろ)温度計、2度を指してます。日の出前にはもう1度くらい下がりそうです。寒い。

さて。一見きちゃない、ちゃんと見てもきちゃないこの、錆びだらけのワイヤーシェルフ。処分しようと玄関の外に出しておいたもの(ただし一ヶ月前の話)。

室内に取り込んだ植物たち(クリックで画像が拡大します)

室内に取り込んだ植物たち

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もちろんそれも今日この日のためにあえて留めておいたのであり、決して粗大ゴミシール買ってきてゴミ置き場に持っていく手間が面倒臭かったのではありません。

決して。

そこへ今日放り込んだのは葦サボ(主にハティオラ)、ペペロミアなど。ユーフォやアロマチクスは去年室外越冬しましたが、勢いで入れただけです。アロマチクスはうちではそれほど弱さを感じないので、たぶんあとは外越冬でしょうね。なんで入れたんだかよくわかりません。(ぇ?

ハティオラは、簡易でも温室のようなものがあれば外でも大丈夫だと思いますが、うちのは大きすぎて、上に育ちすぎてもうどれにも入らないんです。毎年外で越冬していましたが、昨年ハティオラのひとつが寒すぎて…なのか春になって半分枯死してしまったので、保険のために入れました。

どう違うのか、そう考えるとリプサリスのほうが寒さに強い気がするんですよね…米粒も外に置いていますし。特にお毛毛のあるタイプは強い気がするなあ。もちろん温室に入れられたら、そのほうが良いとは思うんですけど…まあそれは多肉全般に言えることですね。

いずれにしてもサル宅ベランダ、ハオルチア棚以外は簡易温室のようなものを置くスペースがありません。あとは室外か外で晒し者にするか、という他に選択肢がないのです。

Hatiora sp.(クリックで画像が拡大します)

Hatiora sp.

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Hatiora sp.は寒風にさらされて茎が赤くなっております。こいつ、ハティオラだから…と一緒には入れましたが、多分強いです。様子見で入れただけ。

せっかく中に入れたんだから、と写真撮りました。高解像度の写真、Flickrに上げてあります。

お風呂場に吊り下げたチランジア(クリックで画像が拡大します)

ふつーに風呂だし。

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そして、Twitterでチランジア飼いの方が「一緒にお風呂に入る」とつぶやいていたのを参考に、私もチラをお風呂に持ち込みました。お湯のかからないほわわんとしたところにかけて。お風呂入った後も1、2時間浴槽のフタ開けた上につるさげてます。

これ拡大画像見ても良いですけど、すっげえ所帯じみてますよ。全然かっこよくないですよ。ちゃんと言いましたからね。

室内に入れた・入れない植物の話にちょっと戻ります。
うちにある多肉植物は、冬にもそれほど弱くないヤツらのほうが多いので、基本的には毎年外で越冬します。ちなみにこれ関東の話ね。

ハオルチアこそ、湿度を保ちたいために簡易温室にビニールをかけたもので過ごさせますが(これからだけどな)、エケベリアもセダム・グラプトもアエオも球根もセネシオもぜーんぶ外。元気だもの。

観葉植物部門ですが、これまた耐寒性のあるヤツのほうが多いんですよね。買うときには冬越しのことを考えて買うので、ヒューケラしかり、シクラメンしかりコクリュウしかり。クヌギは葉っぱを落として春に備えます。

さて、一見弱そうなドラセナ(コンシンネ)。これも外。ガジュマルも熱帯の植物ですが、放置しておいても春にはまた生長し始めるのでやたらに過保護にする必要はありません。そしてよく問題にされるのがパキラ。葉っぱをカットして休ませるかどうかまだ悩んでいるんですが、幹を触ってみるとしっかりしているので、今のところは順調に気絶している感じ。ちょっと様子を見ながらやっていってみます。

その他いろいろありますが、昨年におこなった[アンケート結果発表] あなたの多肉植物の冬越し、どーいうの?などを参考にしていただけると。あとは、今と環境やスタンスが若干違いますが2007年に書いたものもございます。おおさめください。

ということで、これだけだとどうにもつまらないので植物の写真を二枚。ペペロミアなどいかがでしょう。

Peperomia sincorana

Peperomia sincorana(クリックで画像が拡大します)

Peperomia sincorana

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(高解像度の写真はFlickrに掲載)

Peperomia nivalis

Peperomia nivalis(クリックで画像が拡大します)

Peperomia nivalis

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(高解像度の写真はFlickrに掲載)

桃栗三年土八年 - 用土作りは失敗と成功の果てに

私が植え替えをおっくうがるのは、土の置いてある場所がベランダと真逆の玄関先にあり、用土を作ってからおっこらしょと持ってこないといけないから、なのでしょうか。(しらねーよ?

ってことで本日は、地味だけどサルサがちょー大好きな土の話をイタしたく候。絵ヅラが本当に地味だけどよろしいか各々方。

腐葉土(クリックで画像が拡大します)

腐葉土

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今日はエケベリアの植え替えとガーデンシクラメンの新しいおうちを作ってあげることにしたので、まずはこいつ。

いつもは小さい鉢にも使えるような、細かくなっている腐葉土を買っているんですが、確認違いでふっつーの腐葉土を購入してしまったんですよねー。なので、これを軍手はめた手でもしゃらもしゃらと細かくします。(乾かし済み)私が買うところの土はなかなかに良品で、虫が湧いたりということもございません。

腐葉土+赤玉土、鹿沼土、軽石、くん炭とゼオライト(クリックで画像が拡大します)

腐葉土+赤玉土、鹿沼土、軽石、くん炭とゼオライト

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十分に細かくした腐葉土(あ、なってない)を半分くらい、微粒の赤玉土、鹿沼土、軽石、くん炭とゼオライトをまぜまぜします。

腐葉土+赤玉土、鹿沼土、軽石、くん炭とゼオライト(クリックで画像が拡大します)

用土アップ

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用土のアップがこのくらい。

アフィニス(クリックで画像が拡大します)

アフィニス

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アフィニスもこの通り。(地味なので無理やり植物出してみた)

で、今日は前述の通りガーデンシクラメンを鉢に植えますので、上の用土にもう少々腐葉土を入れようと思います。

腐葉土多目ベースの用土(クリックで画像が拡大します)

腐葉土多目ベースの用土

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ほいっと。

「観葉植物の土」などと売っているような感じを目指せばOKかなっと(実際は石の割合多めですけど)。これが自分でも萌え萌えするほどいい感じのにぎり具合と柔らかさで、にぎっ→ふわっ→ぼろっ→にぎっ…といい加減やっていて植え替え終わるの遅くなりました。しらんがな。

ガーデンシクラメン(クリックで画像が拡大します)

ガーデンシクラメン

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ということでガーデンシクラメンも新しいおうちを手に入れました。お花たくさん付けてねー。

さて。ここまで終わって、まだバケツに土が結構残っていてどうしよう。そりゃ取っておけばいいんですが…。この土、ハオルチアにもいけないかなあ。

いつもは硬質赤玉+軽石メインでくん炭、腐葉土くらいのカラカラ仕様ですが、腐葉土が多目に入ったこのフカフカな土、根張りにいいかもしれない。石もほどよく入っているから排水性も悪くないだろうし、鉢底に大きめの石を敷いておけば乾きも悪くないだろう。プラ鉢だし。

腐葉土ベースで植え替えたハオルチア(クリックで画像が拡大します)

腐葉土ベースで植え替えたハオルチア

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てことでこの三つをやってみました。さすがに左下のボルシー錦については「やろう」「いややめとこ」「でもやろう」「いや…」という葛藤がありましたけど、なんとなくふっくらしてくれる予感もあったので。

腐葉土本来の作用を期待して、元肥は入れていません。そもそもハオルチアについてはあまり肥料を入れる方ではないので、もし不足分があるとすれば置肥や液肥でまかなおうかと。といっても正確に把握できる術を持っているわけではなし、「カリが足りないよー」とか言ってくれると楽なんですけどねー

微生物はともかく、虫が湧いたら…ま、オルトランをばらまきます。行き当たりばったりでこれがまた。

あ、そういえばすみません男爵さん(見てるかな?)、小さい鉢に長いこと押し込めといたのでデケナヒーちょっと形が崩れましたw

とこのように、植物にあった用土作りを目指そうとその時々で試行錯誤するも、いったいどれがいいのかはまだわからずじまいで、この先も続くんだろうなと思います。それは植物を育てるのと同じくらい楽しみであったりもするんですけど。

…とかかっこよさげなことを書きつつ、上で植え替えたハオがくたくたくたになったらどうしよう…なんてビクビクビックル。

用土置き場もベランダーには頭の痛いところで、ブレンドして使ってみたくても土の袋をいくつも置く場所がないという話はよく聞きます。まったくその通りで、私の夢は温室の置ける庭もさることながら、用土や資材を入れる物置と、それらを配合したり植え替えしたりするスペースのあるおうち…

竹酢液のツレツレヅレヅレ

帰って参りましたツレヅレシリーズ。
今日のはやたらエントリが長いので、タイトルもスペシャルです(どこが?)。帰って…というかね、正直ね、本当に植物の写真撮ってないんです。もうどうしようもないんです><

買いに行ったのはもう20日も前のことになりますが、秩父へ行ったついでにまた竹酢液を買ってきました。

…んー、ニュアンス的にちょっと違う。どちらかといえば、「竹酢液を買うのに秩父へ行った」が正しい。あんまり興味のない人にとっては、「たかが竹酢液を買うのに秩父くんだりまでわざわざ行ってきた」…ま、読む人にとってはどちらでも同じだからいいんだけどさ。

それまでホームセンターの竹酢液を使っていた私が、秩父で竹炭関連のものを買うようになったのは、毎日考ブログの秩父の道の駅はノホホンと熱いぜ?(2008-08-12)がきっかけ。お手軽だし安いし。前は小さいボトルを買ってきたんですが、どうせ使うんだしと今回は…。

竹酢液(クリックで画像が拡大します)

琥珀色がきれいですね。

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1.5リットルのやつ買っちゃいましたー。わーウキウキしますねー。

あれー? 私だけー?

1.5リットルで1,500円。通販とかで買ったことがないので、直売の竹酢液がどのくらいするのか、高いか安いかもわかりません。

「そもそも竹酢液ってなにもの?」という方も多いと思うんですが、そうだなー。

竹酢液ってなに?〈竹炭・竹酢液の無限窯〉のページによると、竹炭を焼くときに出る煙を冷却して採り出した竹のエキスです。原材料が竹の場合「竹酢液」と呼び、他の木の場合は「木酢液」と呼んでいます、ということです。

木酢液よりも有効成分がだんとつ多いことから、園芸や流しの消臭に使うのもそうですが、品質の良い、確かなものであれば薄めて顔に付けたりうがいに使ったり。お風呂に入れるとスモーキーな香りが楽しめ、皮膚炎や肌荒れにも効能がある殺菌効果も望める…と、言われている強酸性の液体です。

でもここは毎日考ではなく植物ブログなんで、こと園芸のための竹酢液の話、しますね。

ウェブ屋の竹酢液の使い方

この竹酢液を、目安で500倍以上に薄めてスプレーボトルに入れ、ハオルチアとか、グラプト・セダムとか、セネシオとかアエオとか数少ないエケとか、葦サボとか、うーん観葉もかな。葉面散布をしています。不定期ですけど、週に1回以下のペースかと。

あとは普通に、竹酢液を入れたお水で水遣りをしたりしますね。それが木酢液だったらどうなんだ、と言われても木酢液使ったことがないからわからない(笑)。でもあっちはちょっと、臭いがね…。

  • 完全に虫が駆除できるとか防御できるとか、病気を防げるということでは決してない。ベニカもオルトランも、頻度は少ないけれど使ってはいます。
  • ただし、確かに虫や病気は少ないと思うんだけれど、これが竹酢液のおかげであるという因果関係はわからない。誤解なきよう。
  • 葉面散布の場合、あまりに濃いと薬害が出るし、頻度も多すぎると良くないぽい。だから私のペースも多すぎるのかもしれないですけどね。そのぶん薄めにしているつもりです。
  • 私はこういったスモークの香りが好きなんだけど、人によっては臭いと感じるだろうから、撒く場合は風向きなど隣近所注意のこと。
  • 粗悪なものに注意。ホームセンターなどの竹酢液はたいてい精製されたものだから、園芸用や消臭用であれば十分だと思うけど。
  • 口に入れる食用ハーブは薬を使いたくないので竹酢液で。
  • 薄め方が半端ないので、普通に買うなら500ミリリットルくらいで十分だと思う。ただし、台所の流しの消臭・殺菌の目的でダボダボ使うために、ホームセンターの1.5リットルのものも別途買ってます。こちらは398円くらいだよね。
  • 園芸用の場合は身体に付けたりするわけではないので、蒸留竹酢液のような高級品でなくてもよい。あまり粗悪品に近い値段というのは普通の検索では見かけないですね。よしんば、ホームセンターの商品が巷で言われている「粗悪品」なんだとしても、今まで植物生きてるのでいいかとw

竹酢液の効能、木酢液との違い

もう、めんどいので箇条書きばかりですんません。下に挙げたサイトや、ネットで見かけたものをまとめました。記述をまとめたのが結構前なので、ネタ元がデッドリンクになっちゃっている情報については申し訳ない。

  • 木酢液に含まれる有効成分は215種類ほどといわれるのに対し、竹酢液の有効成分は現在解っているだけでも300種類以上の成分が含まれる。
  • 竹酢液は木酢液よりもフェノールや蟻酸を多く含んでいるため消臭・殺菌作用は木酢液の20倍とも言われる。それらの成分の複合効果でアトピー性皮膚炎や肌あれ、発毛効果等多くの効能が知られている。気になるタール分の含量も木酢液に比べ竹酢液の方が格段に少ないのが特徴。(以上二つ、木酢液と竹酢液の違い/竹炭・竹酢液の竹炭紺屋より。ただし引用した記述が見つからない)
  • 竹酢液は針葉樹から得られた木酢液より、広葉樹から得られた木酢液に近いといわれている。どちらも酸性で、そのpHは通常1.5から3.7。含まれる成分は約10%が有機成分で、残り約90%が水分。有機化合物中の主な成分は酢酸(食酢の主成分)で有機化合物中に約50%含まれる。これが木酢液、竹酢液といわれるゆえん。
  • 園芸用用途には、土壌改良・植物の健康。葉面散布すると、作物の生理代謝を促進し、品質を高めます -- 濃さに注意。(以上二つ、ネタ元URL消滅)
  • 竹酢液は液中の微生物が土の有用微生物のエサになり有用微生物を増やし有害微生物の繁殖を抑え、植物にとって良い環境に土をかえていきます。(【楽天市場】竹酢液 (原液〜スプレー):ガーデニングどっとコム
  • 竹酢液は、粗悪品がかなり多いから、品質の確かな所のものを買わないと駄目!粗悪品を使うと、全然効かないだけでなく、下手すると悪化する!(たぶん2ch「竹酢液、木酢液はどうなのでしょ。」スレ。タイトルで検索のこと。ただし園芸板ではありません)

上の写真の竹酢液をお風呂に使ってみましたが、いい香りでしたよー。美容用には考えたこと無かったけど、薄めてスプレーでシュッシュというのもいいんですね。肌荒れなどに効きそう。今度試してみよう。

参考リンク

詳しい解説などは、わかりやすいのを選んで斜め読みでも読んでいただくと、なんとなしにわかるかと。あとは竹酢液 - Google 検索などと調べてもらうといいかな。

参考動画「竹炭工房宝箱『木村家の一日』」

調べていたらこんなのがあったよ。YouTubeで連続10個くらいある動画なのですが(笑)。生活の中にうまく取り入れている様子が描かれている、はずです。あ、ごめん、まだ私観てないの。ええー。

2番目が竹酢液の話みたいなので、こちらをはっつけてみました。

さらにさらに!「日本竹炭竹酢液協会ホームページ」

こんなものが存在していたとわ!
日本竹炭竹酢液協会

販売者向けだと思いますが、「日本竹炭竹酢液協会マイスター」とか、「日本竹炭竹酢液協会ソムリエ」なんてのもあるそうですよ! わくわくしますね!(だから私だけー?

ちなみに、Wikipediaの竹酢液ページの一番下にある「日本竹炭竹酢液協会」へのリンクは明らかに間違いですので(乗っ取られたのかなんなのか、糖尿病うんぬん…みたいなサイト)お気を付けありませ。

という感じで長々と、いろいろ詰め込んでお届けしました「竹酢液に捧げる愛のバラード」。いかがでしたでしょうか。皆さんも、もしニオイとか気にならない方でしたら、園芸用でなくても生活に取り入れてみると幸せになれる、かもしれません。そいではー。

クローズアップレンズでブラックベルディアナを。

ひとつ前の記事では、たくさんの反響をいただきありがとうございました。繰り返しますが今週末の金曜…もう明日になりましたね。17日から19日の日曜日まで、北区の飛鳥山公園にて植木市が開催されます。

日本多肉さんの展示販売もありますので、ご都合のよろしい方はどうぞ。…これでお客さんが増えたら私は金一封でももらいたい気分ですが?(笑)。ちなみに「緑町のウェブ屋さんを見て来たのですが…」というとレジで多少お安くなる、ということは全くありませんし非公認の記事ですので、どなたさまもご了承ください。

さて。
このたびわたくし、クローズアップレンズなるものを買いまして。レンズの先にちょいっと付けて、お手軽接写モードが楽しめるというブツです。数千円で手に入るので、マクロレンズを買う前にまず試してみようと思っていたブツ。

» KENKO クローズアップレンズ(楽天検索)

まずは普通にマクロモードで撮りました。
お題は私のお気に入り、ハオルチア・ブラックベルディアナです。拡大画像は普段より大きめ・重めになっておりますのでよろしく。

カメラのマクロモード

ブラックベルディアナ・マクロモード(クリックで画像が拡大します)

ブラックベルディアナ・マクロモード

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まあ、素材がいいので普通に綺麗なんですけれども。
こういうアングル・引きで撮りたいときはこんな感じでOKですが。ただし、これ以上大きく画像を編集しようと思うと、かなりきつくシャープをかけないとなりません。

クローズアップレンズ装着

ブラックベルディアナ・クローズアップレンズ(クリックで画像が拡大します)

ブラックベルディアナ・クローズアップレンズ

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こういう感じの写真は、接写ならではですよねー。
特にハオルチアのような小ささで、窓を楽しむような類の植物は、こんな接写撮影が抜群に似合いますよね。

それにしてもブラックベルディアナさんったら…こんなムッチリしちゃったりして、うふふ…素敵…

とまあそんな感じのクローズアップレンズ体験でした!
…といっても、カメラについては経験も知識も足りないんで、機材に頼るよりまず撮りまくって腕を磨かねばねー。それまでは、単焦点だのマクロレンズだの、わけのわからないうちから手出しいたしません。どっちにしても今年はiMacにワーキングチェアに自動車税に車検に…いろいろ出費予定がございますので…

では、ごきげんよう。

ハオルチアが凹む原因ってなんだろう


※写真は本文に関係ありません(ナニソレ)
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前の記事のコメント欄にて、キャットママさんは呟きました。

「ハオの葉の凹みは乾燥なんですか?私よく失敗するんです」

ウェブ屋もよく失敗するんです(´・ω・`)

前の冬にはアトロフスカをガリガリに細らせたし、雪の華だって一年を通じてふっくらしているほうが少ないんじゃねーか、といった具合。さー、一緒に考えよー。

葉がへこむ原因

実は、夜のうちにチューチュー星人がやってきて、細いストローを葉っぱに突き刺し「チュー、チュー」と吸いつくしていくからではなく、端的に言えば水分だと思うんですよね。これは鉢の中の水分でもあり、空気中の水分という意味でもあるんだけど。

基本的に、多肉質な葉っぱには水と夢が詰まって…いや水が詰まっていますよね。その水が葉に行き渡るのは、基本的には根っこが土壌から水を吸い上げるという役割を果たしているから。

さらに、根っこが土壌から水を吸収するには、その根っこがまず十分に水を吸える健康的な状態でなければいけない。根腐れするとこれがうまくいかない。

また、根っこは健康的でも、水遣りが極端に少ないとか、排水性や乾き具合のみを優先して保水性が悪い土だとか(石メインだとなりやすいよね)いうことも考えられますよね。

あとは単に冬で、断水している方の場合は、寒いし、もうマジやる気ねー…と、生長を止めて気絶しているか。

どうしたら健康的な根っこになるのか

(あ、期待しないでくださいね、なにかに基づいた知識を披露しているのとは違うんで、間違っていることも多いと思う)

もちろん、三大栄養素であるカリ分は、根っこの生長に一役買うとは書いてあります。では肥料をあげればいいかというとそれは短絡的。特になんらかの症状が出ているときに施肥することは、その植物のバランスを壊してしまうかもしれない。

逆に、三大栄養素・中量・微量要素を含めたなんらかの成分が多すぎて、あるいは少なすぎて生長点障害を起こす場合なんかもありますが、ケースとしてはそこまで多くないと思う。それならまだ虫害のほうが多いかな。

まあ、そんな複雑なことを考えるより、まずは育て方ですよね。

乾いたら水をやるというより、少し枯渇状態にすることが逆に、根っこが太るのに重要だったりとか。もちろんお水をあげるのは大切だけど、根っこが育つには酸素も必要だから、いつも根っこが濡れている状態ではよくなくて、鉢の中の通気もよくなければいけない。

しかるに、植わっているのはどういう土なのか、乾きやすい配合なのか、乾きにくいのか。もし黒プラ鉢だと乾き具合が把握しにくいのなら、素焼き鉢や朱温鉢を使ってみるとか。通風は十分か、日の当たり具合はどうかとか。それ以外にもあるかもしれないし、一概には言えない話になってくるんですよね。

「何がどうしたからこうなった」という現象の解明って、いろいろな要因が複雑に絡み合っていて、私もほとんど把握できてないんだけれど、できることは限られているから、その中でいろいろ工夫していくしかないよね。

だからこそ、植え替えの時に根っこを観察することは大事なんだよね。私は特に根っこフェチなんで、ガン見してますよ。

空気中の水分

ハオルチアの業者さんの育て方もいろいろだと思うんだけれど、割と共通しているのは温度もさることながら、温室の湿度が高めに保たれていること(幅はあります)。といっても、例えば梅雨の時期に湿度や鉢が乾かなくて根腐れするように、あまり高すぎても逆効果なんですよね。

特に私のようなベランダでは、通風はバッチリだけど湿度が保ちにくい。だから私は割と、湿度の低い冬の間は特に、シリンジをすることが多いです。葉の表面から水分を吸収させると言うことではなく、そのスペースの湿度を上げてやるというのが目的です。とはいえ、水遣りのかわりやお掃除、ワタムシ防止みたいな意味もあって、本体にシュパシュパかけちゃうけど。

補足ですが、自分は冬でもハオルチアに水遣りはします。
水遣りの頻度は間隔が空きますけど、水を切ったことはありません。なんていうかな、今まで普通に育てられていたものが、生長期じゃないからとか夏型とか冬型とか情報を気にしだした途端にあれー? みたいなことになったりもしたので、あまりそこらへん、左右されすぎないようにしています。

…あ、だから、この記事はアテにしないでくださいね(笑)。

と、いうわけでキャットママさん、答えは出ません!w
ただ、これかな、あれかな、ということは提示できたと思います。うん、うまい逃げ方だ。もしここらへん、詳しくご存じの方いらっしゃったら、補講をお願いしたい。

私もまだまだ模索中なんで、とりあえずは今いるヤツらを維持することを目的に、この冬も頑張って参りたい(むしろ植物が頑張るのだが)と思う所存でございます。

ベランダの植物たち、ハーブのツレヅレ

最近、カラッと晴れたいい気候が続きますね。
起床して寝室からリビングに出るとピカーっと明るい光が差しているので、一日の始まりがとても爽やかに感じられます。

「サルさんサルさん」

ん? 語りかける君は誰。

「大枚はたいてハオさんをいっぱい連れてくるのもいいけどさ」

ハイ、すんません。

「たまには僕たちも見てよ。こんなに元気なんだおー」

見ると、明るい太陽に応えるように葉っぱをウーンと伸ばし、気ままにふるまっているベランダの同士。そうだね、君たちも酷暑の中がんばってこらえてきたんだよね。秋は気持ちいいよね。

ラティスラックの上(クリックで画像が拡大します)

一番日照が長く当たる、ラティスラックの上

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右上に見えるローズマリーは夏の異常な暑さが苦手。秋になってこの場所に戻ってきました。左にいるペチュニアはなんと、まだ咲いています。花期長いなあ。

ヒューケラ・晴天(クリックで画像が拡大します)

ヒューケラ三種

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ヒューケラも同様に夏の蒸れは苦手のはずですが、この場所で生きながらえました。

この前、下葉がカサカサになっていたので整理をしてあげて、追肥。これからはこいつらの本領発揮の季節ですね。

ヒューケラ・曇り(クリックで画像が拡大します)

カラフルなものあり、アンバーなものあり

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上の写真では色が分かりにくいので、曇りの時の写真を参考までに。これからだんだん色が映えていきます。

セダム・銘月とレフレクサム(クリックで画像が拡大します)

右下のブロンズ姫もイイ感じに

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気ままにふるまい過ぎなセダムの銘月とレフレクサムの鉢。

暴れ始めたのをそのままにしておいたら、よくわからないことになりました。去年は奥まったところにいたんですが、日照下にいるほうがいいね。少し色づき始めています。

さて、9月始めにベランダで学ぶ自然淘汰で載せたコルディリネ・パープルコンパクタ。暑くなってから本調子になってきたらしく、また生長をし始めました。

コルディリネ・パープルコンパクタ(クリックで画像が拡大します)

コルディリネ・パープルコンパクタ

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今から胴切りはもうキツイだろうからいいか。今年の冬にまたこじれないといいんだけど…

根元にいる子供たちも分けてやりたかったけど、このままにしておきます。

今年は、なんかあったら部屋の中に入れてやるからな! でもできるだけガンバレ。

ドラセナ・コンシンネ(マルギナータ)、白花のムスクマロウ、コクリュウ(クリックで画像が拡大します)

こういう場所って入りたくなるよね

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左がドラセナ・コンシンネ(マルギナータ)、右奥が白花のムスクマロウ、手前がコクリュウ。

マロウは、直射過ぎない日照がちょうど良い感じ。コンシンネは冬にこじれ、ここに置いておいたらいつの間にか復活してました。つおい。

ピンク花のコモンマロウもいましたが(目が離せないハーブ・コモンマロウ)、残念ながら、花をどんどん咲かせて咲かせて咲かせて伸び続けて…力尽きて、びっくりするほど一気に枯れました。南無ー。

その逆で、見るたびに大きくなっているのがワイルドストロベリー。ベランダで学ぶ自然淘汰のときからもさらに生長しているよね。今日知ったのですが、ワイルドストロベリーはキリスト教では正義の象徴とされていたそうです。なじぇ?

ワイルドストロベリー(クリックで画像が拡大します)

どうしたらいいんだ

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なんとまあ、元気なこと。どんどん株元から新芽が出ています。イチゴ採れるかなー。来年あたり、ジャム作ってみたいなー。

育て方などはワイルドストロベリー(ハーブ畑へようこそ)などを参考のこと。

ちょっと脱線しますね。

ワイルドストロベリーはなぜ正義の象徴なのか

「ワイルドストロベリーは正義の象徴とされているそうです」とは書いてあっても、どのサイトにも「なぜそうなのか」が書いてないのね。されるには理由があるだろ? そこが重要なんだ私には。

実に気持ち悪い(@サル川先生)。検索を進めるうち、やっと根拠らしいものが二つ見つかりました。ワイルドストロベリーというより、「いちご」がキーワードだったようです。

キリスト教では、いちごは正義をあらわす象徴とされていましたが、これは、いやな植物と一緒に植えられても、それにめげずに育つので、悪や不正に毒されない正義の土に例えられたからだそうです。(いちご物語

女神フリッグは、死んだ子供を天国に送ると伝えられ、人々は野生のイチゴをささげて信仰していました。 ヨーロッパにキリスト教が広まると、フリッグは、聖母マリアに置き換えられ、イチゴは聖母の実として象徴されました。 中世のイギリスでは、イチゴは、正義の実とされ、貴族たちは好んで冠にイチゴの葉の飾りを付けました。(キッチンハーブで幸せ気分♪ 貴族の王冠にかたどられた果実の葉

いちごがタクマシイ植物だから、もしくは聖母マリアにちなむ果物だから。別に正解がどちらでも両方でも良くて、根拠らしいものが見つかったので気が済みました。どうもお時間取らせてすみませんな。

ローズゼラニウムの挿し木は本当に簡単だった

更新の意味もあり、上をジョキジョキちょんぎったはいいのですが、もったいないので挿し木をしてみたのです。だってローズゼラニウムこそ正義の味方ー。(蚊をのけてくれるからー)

適当な土にドスン!バスン!と差し込んで、ちょっと遮光下へ。植え付けてから二、三週間経ったくらいかな。

挿し木したローズゼラニウム(クリックで画像が拡大します)

香りがただよってくるよう。

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たぶんローズゼラニウムの株の中で、こいつが一番元気かもしれない。香りも一番強いです。

どうしても多肉脳だと、植え付け当初は水をやらない、などとなっちゃう。びっくりしたよ、帰ってきたら鉢の上で総倒れでしおれていたからw

そりゃ普通、観葉植物って水がないと枯れるんだよな(ちょっとズレてる)…と早速土を湿らせて。そこから数日もしないうちかな。発根は確認していませんが、茎や葉っぱがしっかりしてきたので根付いたことを確信。こうなるともう強いです。徐々に光に慣らしながら、あとはこんな感じ。

今日の脱線二個目ね。

前の記事で「自分オニャノコじゃないので、バラの香りとかあんまり興味ない」と書いていましたね。ですが今日、衝撃の事実が発覚したわけです。実は、

…あ、いや、違います。「自分、オニャノコじゃないと思っていたら本当に生えてた(何が)」とか「加齢臭がすると言われた」とかじゃないです。変なモン想像しないでください。

中でも代表種のローズゼラニウムは、バラと同じ香気成分のゲラニオールを多く含み、高価なローズオイルの代用として現在でも広く利用されている。(ガーデニングハーブ 季節のハーブをガーデニング!

ありー。私が大好きなローズゼラニウムは、つまりバラと同じ香りなんだそうです。えっとえっと、サルサ、オニャノコですから!

あー、今日は記事書くのにやたら時間かかったぜw
そんではまたー。

「多肉は手入れが要らない」にコーギする

最近、とみに目に付くこんなブログ記事。

「多肉は水が要らないので買いました」
「多肉が手入れしなくていいというので以下略」
「多肉は置いておくだけで以下略」「育てるのがラクで以下略」

なぜこれほどまでにはびこるのか、こういうイメージ。

結果、ダメにしてしまって「手入れの要らない多肉すら育てられないんだから、自分には植物飼うのは向いていないんだ」などとヌカしやがる、ってコリャ失礼。

「多肉植物」に対するイメージってあると思うんですよ。
多肉は水が要らない(もしくはすこーしだけでいい)、多肉は室内でもOK、多肉は世話せずともずっとその姿を保ってくれる楽な植物である。心当たりがある方もいませんか? …少なくとも、私はそんなイメージでしたよ。いや、それすらなかったかもしれないな。

でも、今多肉植物を育てている方の中で、「多肉は世話の要らない楽な植物だ、誰でも失敗なく育てられるからどんどんオススメしたい…」そんな風に考えられる方はいますか? 否、飼えば飼うほどその深遠さに翻弄されている方のほうが多いんじゃないでしょうか。

知らないことは罪ではないです。
だから、冒頭のように書いているブログユーザーさんを攻撃する意図は毛頭、まったく、全然ないんです。もちろん、多肉植物について調べてみるといったアクションはあっていいと思いますけど、私だってもし興味のない人間だったら、そこまでするかどうか。

第一の戦犯

普通さ、お店で買ったら、お店の人の言うことを聞きますよね。
そこで「水はほとんど要らないからラクなんですよー」って言われたら、それ信じますもの。お店の人は、売っているものについてはプロフェッショナルだっていう意識がありますから。

そして、当の売られている多肉が、穴のないガラス鉢にカラーサンドで可愛くディスプレイされていたら…そりゃ、可愛い物好きの女性なら「部屋に飾ってもいいかも」と思ったって無理はない。本当は外で日光を浴びて、いかつく育てると超格好良くなる植物だ…なんてわからないって。

綺麗にディスプレイして売る自体は別に構わないので、購入者に対して、訊かれればちゃんとその植物にあった飼い方を教えられる、くらいは当然だと思うんですよ。それこそ、ちょっとネットを探れば、いくらでも多肉ブログさんで正しい飼い方を見つけられることですし…。

頼むから、「これなんて言う名前ですか?」「うーん…多肉植物です」は無しにして欲しいんです。別に、学名までキッチリと札に書いておけなんて要求しませんから。

そんで、もっと多肉を見栄えのする、美味しそうな場所に置いてくれたらもっといいですw

第二の戦犯

最近はまだ少なく…いや、そうでもないかな。
「多肉植物は水が要らないので、窓辺や部屋の中をよごしたくないアナタにぴったり!」などと書きゃーがるインテリア・オサレ雑誌。

「種類によって違うので、詳しくは育て方を調べてください」くらいぼかして書いてあればまだいいほう。そんで、元は外や温室などできれいに仕立てられたタニクを撮影用にもってきてプチプチムチムチの状態で雑誌に載るもんだから、あの多肉はいつも何もしなくてもあの状態でいてくれるもんだと思ってる。いや、思わされてる。

これって、買う人の常識不足、知識不足ですまされないことのような気がするんだぜ。

とりあえず吠えます

夢を壊すようで申し訳ないけれど、放っておいても綺麗に育つ、綺麗でいてくれる植物なんていやーしない。よく「あのサボテンも枯らした」という言い方も目にするけれど、サボテンも根っこがあって、気孔があって、水や太陽や通風が必要な植物だって分かってます?

もうね、そんなに世話したくないならフェイクグリーンでも置いておけばよろしい(※環境上いたしかたなく、もしくは好みで置いている方には失礼な言い方になることを謝っておきます)。

もし飼い猫が、空になった水飲みの周りをうろうろして鳴いていても、具合悪そうにぐったりしていても、放って遊びに行くことができますか?

口を聞ける聞けない、目に見えて動く動かない、そんなの関係ないの。同じなの。植物は生きてるんですよ。

物言えぬ植物の、せいいっぱいの声を、五感を働かせてくみ取って上げようよ。そして、「もしかしたら植物とコミュニケーションが取れたかも」と思ったとき、植物は予想も付かない素晴らしい姿を私たちに見せてくれるはずなんですよ。

なんか話がずれてきてしまったけれどついでに、誰でも最初は初心者だから。で書いたことをここでもう一度書かせて欲しい。

グリーンサムとかブラウンサムなんて本当はいないんですよ。
すべては飼う術を知らない、経験がない、本当はやる気がない(気合が入らない)、環境に合わない(ことを推し量れない)…「なんかわからないけど私が飼うと枯れる」なんてことは有り得ない。

ダメになるには絶対に原因があるのだから、そんなコトバで自分を安心させたり、擁護しないでほしいのですよ。(もちろん、私自分がすべて綺麗に育ててないことを含めてね…)

んー、何か今日は文字ばかりで読みにくかったでしょうね、すんません。それではまた。

ハオルチアの植え替えをするの実録

自分のブログに置いている楽天のアフィリエイト。
長い時間かけてすこーしずつぼちぼちとコツコツと貯まってきた楽天ポイントがあります。

ほとんどはこのブログの中で、皆さんがポチポチしてくれたおかげ。これは植物関係のものを買うしかない、と書籍を三冊ほど注文させていただきました。(その前に無関係のものを購入したが、ポイント使うのを忘れていたのはヒミツだ)

届くか、読み終わるかしたら、なにかしらの形でご報告しますね。

さて、アクセス解析を見ると、春や秋に多くなる「多肉植物 植え替え」というキーワード。アクセスしていただくのはありがたいんですが、ヒットするのがもう4年近く前の記事でありまして、しかも超適当に植え替えしていた初心者の頃w(今も変わらんがね)

今日は多肉植物の…というより、ハオルチアの植え替え実録をお届けしようと思います。なお、やり方については私独自のものなので、これが正解ってなわけではないことはご了承くだSAY!

準備

一回り大きい鉢を準備(クリックで画像が拡大します)

一回り大きい鉢を準備

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さて、用意いたしますはハオルチア・アトロフスカ王女。…用意はいたしましたが、後に出てくるのは違うハオでもまぁ許せ。

そして従来の鉢より一回りぶん大きい鉢を用意します。根っこがのびのびするだろう、などと株に対してあまり大きいものに替えてしまうと、水遣りしてもそれだけ根っこが水を吸えないのでなかなか鉢の中が乾かず根腐れ、アヒャ! 鉢の中が乾かない=酸素が鉢の中に入ってこない、根っこが生長できにくい、ムギュ! とかなっちゃうので。

その他の準備としては、書くまでもないですが、下に敷く新聞紙(片付けがラク)・土や肥料・その他園芸用具、そして適度な天気、なにより植え替えする気力などが挙げられましょう。

植え替えのタイミング

こんな風に鉢ギリギリ、もしくは鉢から葉っぱがはみ出している場合とか、株元がちょっと腐っちゃったとか枯れが多いとか、子株が多すぎて親株が倒れそうだとか、オマエうちに来てから一回も植え替えしてねーなー…とかでしょうか。

ブログをいつも読んでいただいている方はご存じの通り、よく私は忙しいなどとほざいて春・秋の植え替えシーズンを逃すことが多く、一般的には変な時期にやることも多々あります。なわけで、こうこう、こうだから春秋に植え替えしたほうがいいのである! とは申せませぬ。

が、ひとつだけ言えることは、植え替えっつぅのは人間の引っ越しくらい一大事ってことです。自分は夏型・冬型とか休眠とかいうものをあまり意識していないのですが、「今全然動いてないな」というヤツをいきなり引っぺがして裸にしていじくり回して引っ越しさせる、これは植物にとっては拷問に等しい仕打ちと言えましょう。ああ殺生な。

従って、そうならない、極力ヤツらにストレスのかからない時期が、気温の安定している春だったり秋だったり(もちろん、これから生長期だとかそういう意味もありますが)。観察していると、「おいオマエ、今なら引っ越ししてやってもいいぜ。っていうかやれよコノヤロ」というヤツらの声が聞こえてくるでありましょう。いじょ。

ぶっこ抜きます。

ふがふがふがふがふが としている最中(クリックで画像が拡大します)

ふがふがふがふがふが としている最中

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少し湿りが残っていたり、根回りが良すぎてなかなか出せないこともあるけど、プラ鉢なら少し下を向け、両手で鉢の側面をフカフカ押しながら空気を入れていくと簡単に。

ゆるくなってきたら株を手で抑えるとかしてくださいよ。そのまま頭からダイブして土まみれになっちゃうんでよろしく。ヤワい葉っぱじゃなければ別になんの支障もないんですが。

根っこや株元の整理

株元をよーく観察(クリックで画像が拡大します)

株元をよーく観察

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ぶっこ抜いたら根っこを、そして株元をよーく観察します。こんな風にスカスカの根っこや、手で微妙に引っ張ってポロッと取れる根っこはどんどん取っちゃいます。

ちょっと元気が無くて、根っこを整理して刺激を与えたい場合は、そうですね。元気なあたりまで残して一気にハサミでジョッキンします。数センチ、いや数ミリ、むしろまったく根っこがなくなっても、ちゃんと生えてくるのが多肉植物なのよね。

ピンセットで根っこを取り除く(クリックで画像が拡大します)

ピンセットで根っこを取り除く

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指が入らない部分は100均のピンセットやツマヨージで優しく優しく。

こんな風に、真っ白いヒゲ根が出ているのを確認して、よーしお前は元気だ元気だと独り言を言うのをワスレズに。

枯れた葉っぱ、腐った葉っぱを除去(クリックで画像が拡大します)

枯れた葉っぱ、腐った葉っぱを除去

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株元の枯れた葉っぱ、腐った葉っぱもこの段階で除去。徒長してびろびろになった外側の葉っぱは、葉挿し用にしてもよいっすな。

むしりきれずに残っちゃった残骸は、クサレの原因にならぬよう、同様にピンセットで除去。

竹酢液をシュワシュワ(クリックで画像が拡大します)

竹酢液をシュワシュワ

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自分はここまで終わったら、竹酢液をシュワシュワとまんべんなくぶっかけます。根っこと言わず株全体、葉っぱの隅々まで。根っこを消毒殺菌する方もいらっしゃるでしょうね。

サッパリした根っこ(クリックで画像が拡大します)

サッパリした根っこ

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かくしてサッパリ。
私が、偏執狂まがいに時間をかけるのがこの根っこの処理です(って特記せずとも大体そうなるだろう)。

健全な根っこだからこそ、健全な葉っぱが育つんだよー!

植え付け

この植え替えで使っている土は、硬質焼赤玉土、硬質鹿沼土、榛名石(軽石)、くん炭、腐葉土。若干酸性寄りになるかな? くらいの配合です。目分量ですが、写真で見るような色合いくらいの配合でw

植え付けの様子(クリックで画像が拡大します)

植え付けの様子

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黒プラ鉢の底にネット、もしくは穴より大きいくらいの石を敷き詰め、ちょっとだけ土を入れます。固形肥料を入れたい人は、ここで数粒。根っこが直接触れないよう、指でモシャシャって混ぜときます。

その後、株を中に配置。手で鉢の真ん中になるよう抑えながら、周りから土を入れていきます。固い地面の上でトントンと軽く鉢をこづきながら入れると、土が根っこの周りも埋めてくれてナイス。(割り箸などで鉢に沿ってきゅっきゅと詰めていく手もありますが、小さい鉢だと入らないのね)

ちなみにこの写真だけアトロフスカ。上と下はコレクタです。今さらいいか。

土の入れ加減(クリックで画像が拡大します)

土の入れ加減

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土の入れ加減はこんな感じ。よく観葉植物は、ウォータースペースを鉢から数センチ取るように書いてありますが、すこぶる水はけの良いこんな土なら関係なし。

…というより鉢と土がツライチかどうかが問題なのではなく、葉っぱ全体がちょうど埋まるくらいの深さということかな。蒸れを防ぐために、表面から1センチ弱くらいを富士砂でお化粧することもあります。(最近は面倒臭くてやらないけど)

ポイントは、始めに土を入れすぎると思いっきり座高が高くなって根っこが隠れなくて、目測謝ったぁやり直しだわ〜…ってなことがサルサはけっこうあるぞ! ってことかな。

安置の図(クリックで画像が拡大します)

安置の図

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植え替えした後は、1日かそこら、ちょっとだけ明るくないところに置いておきます。徒長を始めないくらいの時間、なんとなく落ち着くまで。

ああ、そうそう。
ハオルチアなどアロエ科は植え替え後にすぐ水をやると書いてありますが、竹酢液でビチョビチョにしているのもあり、自分はすぐにはやらないことが多いですね。(大きいアロエはやっちゃいますけど)

土を日光消毒(クリックで画像が拡大します)

土を日光消毒(写真は夜だが)

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さて、最後にもう一仕事。
自分は硬質の焼赤玉とか石とかを使っているので、使い回しが効きます。

バコっとぶちまけた土はこうして広げて、残った根っことかゴミとかを入念に入念に取り除き…それはもう無我の境地に達するくらいの無意識で取り除き…。終わったと思っても、ふと大きいゴミ根っこを見つけて内心アヒャ! とか思ってたり…。

そんなこんなして終わったこれを数日間、日照下に晒して日光消毒。最近ちょっと雨天ですけども。その後、苦土石灰を少量混ぜ混ぜしてなじませ、次回の植え替えの土として使います。

参考になるのかどうか分かりませんが、自分の自己流植え替えはこんな感じです。これがほかの多肉植物だと何が違うかというと…それこそすぐには水をやらないとか、もうちょっと赤玉の割合が多いとか、セダム・グラプト以外は肥料を入れてあげるかもとか。基本的にはあまり変わらないかもな。

春の植え替えをだいぶサボったので、いろいろやらなくちゃいけないんだよね…。観葉もあるし、まぁボチボチがんばりましょ。

徒長する多肉 vs 徒長しない多肉

いつもはそこそこ見られる植物を載せているつもりの我がブログですが、今日はそうでない組のやつらを掲載しようと思います。よくも悪くもレスポンスの激しいセダムが中心です。これから見る写真、心当たりのある方も多いのでは(笑)。

徒長組多肉5名

のびのびーんセダム・玉葉(クリックで画像が拡大します)

のびのびーんセダム・玉葉

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セダムの玉葉です。赤くてきゅっとした葉っぱを連ねる様がLoveな一品ですが、見事にびよーん。Rodoさんスンマセン。

(参考:Picasaアルバム 玉葉;すでにちょっと伸びてますけどw)

のびのびーんセダム・ダルマ松の緑(クリックで画像が拡大します)

のびのびーんセダム・ダルマ松の緑

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その下に写っているセダム・ダルマ松の緑。同じくRodoさんスンマセン。

(参考:Picasaアルバム ダルマ松の緑

のびのびーんセダム・ハンメリー(クリックで画像が拡大します)

のびのびーんセダム・ハンメリー

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ブログでも何回か取り上げていて、その都度ぎゅうぎゅうな姿を見せてくれていたセダム・ハンメリー(スノージェイド)もこの通り。bisuiさんスンマセン。

(参考:Picasaアルバム ハンメリー(スノージェイド)

のびのびーんセダム・黄麗錦(クリックで画像が拡大します)

のびのびーんセダム・黄麗錦

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背が伸びてどんどん間延びしていった黄麗錦も、横に向かってびろろろろろー。

(参考:Picasaアルバム 黄麗錦

のびのびーんセダム・銘月(クリックで画像が拡大します)

のびのびーんセダム・銘月

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銘月も集団でびよよよよよよよよーん。

(参考:Picasaアルバム 銘月

ほか、数点徒長しているやつがいたのですが、画像加工するの面倒臭いんでこの辺で。(ウェブ屋だろ?

徒長しない組多肉4名

対照的に、まったく徒長のケを見せない植物たち。

あおあおセンペル(クリックで画像が拡大します)

あおあおセンペル

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うん、サルサやったよ。センペルが夏なのに溶けないよ!(なんかそんなイメージ)

皆さんのブログを見るとセンペルは夏青いようなので、こんなものでよかですか。

ぎゅうぎゅうレフレクサム(クリックで画像が拡大します)

ぎゅうぎゅうレフレクサム

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いろいろな鉢にいるレフレクサムですが、柵に引っかけている愁麗と同居している、一番日の当たるところにいる一群。色は多少薄い。

ぎゅうぎゅう虹の玉(クリックで画像が拡大します)

ぎゅうぎゅう虹の玉

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この夏も絶好調だった、虹の玉たち。これもずーっと第一線にいました。盛大にヒゲ根っこを伸ばしていますがお構いなし。

ほんのり銘月(クリックで画像が拡大します)

ほんのり銘月

画像リンク用URL※写真右上の×か、写真上をクリックでclose

先ほど徒長した銘月を載せましたが、比較としてわかりやすいのがこちらの、やはり柵際にいる銘月。色がより黄色に近く、オレンジ色の縁取りがあざやかでLove。

参考までに環境を書いておきますね。

まず徒長組。
玉葉と松の緑、ハンメリーはベランダ柵の内側に位置しており、背が低いために柵自体に光が遮られ、かなり日が上がらないと直射日光が当たらない環境でした。黄麗錦は写真でお分かりの通り、スダレや他の植物で遮られていました。そして銘月は、日照下ではあったけれど奥の方にいたので時間が短く、何より潅水が比較的多めだったんですよね。

なかなかね、すべての植物を理想的な環境に置くってなことは、ことベランダーでは難しいのですが。

そして非徒長組。
センペルは、上の徒長銘月のとなりにいたんだけれど、逆に水遣りが極端に少なかった状態(控えていたと言うより意識になかった)。下の三枚は、どの植物よりも早い時間から遅い時間まで長時間、直射日光に晒されている環境にあった植物。雨も降り込まず、土が乾きすぎたら水をやる感じ。

土が乾いたら、といっても今年は本当によく晴れましたから、実際彼らにとっては過酷な状態だったと思います。そこらへんは植物を見てという感じで。

徒長と非徒長の分かれ目

さてこのように、わかっていながらも確認しておくわけですが、徒長したヤツと徒長してないヤツの分かれ目は圧倒的に日照時間、そして水分補給なのでありますね。ヤメテー助けてーと言われるまで水を切るか、ギャー焦げる焦げるサルサーと悲鳴を上げるほど日焼けサロン状態にしておくか。

あ、もちろん夏の直射が苦手な植物については、適度に遮光するなどする必要があるわけなんで、その場合は水遣りのやりくりをする必要がありますね。うちで言うとアエオとか、か弱い系の草セダムとか、おケケ生えてるウサギさんとか。(でも、熊は結局直射下にいたのでなんともいえないけど)

まあ、ことセダム類については切り戻しが効くので、まったく問題にしていません。生長が早いから、仕立て直しにもそれほど時間がかからないのがよいんですね。だいいち、徒長ってのは成長力の現れですよ。枯れたり腐ったりするよりよっぽどいい。リカバリーは効くんですから。

リカバリーは効いても、仕立て直しに時間がかかるので困るのがハオルチア。夏だから、もしくは本に遮光してとあったから、と暗い場所に置いておくとてきめん、日頃生長が遅いはずのハオルチアがなぜかあっちゅう間に徒長ハオに。いえぃ。

うちの場合、黒寒冷紗20%ほどの遮光、もしくは直射下にいたものは、徒長したヤツはいなかったです。唯一、麻布遮光下で一番奥にいた竜鱗がちょいのびのびになりましたがー。うーん。

霧吹きのツレヅレ

さて、今日は自分が使っている霧吹き器のお話。
葦サボへの霧吹き、ハオルチアへの霧吹き、竹酢液の噴霧と我が家では大活躍の霧吹き器。

皆さんも100円均一で買ったもの、オサレな園芸屋さんで買ったもの、いろいろお持ちだと思います。私もいろいろ試したんですよ。Francfrancの霧吹きは、かっこいいんだけどキリが粗くてアウト。無印良品のは、キリも粗いしタラタラ垂れてくるのでアウト。100均のは容量も少ないし、シリンジしすぎてすぐにぶっ壊れる。(どれだけシュッシュしてんだ

さらにポイントとなるのは、逆さにしてもシリンジができるかどうか。よくパキラの葉裏からアクロバティックにシリンジするので、容器の中の水を吸う部分がグニャっと曲がってくれるタイプじゃないとダメなんです。

というわけで、もう何台目かな。
最終的に落ち着いたのは、ホームセンターで300円か400円くらいで売っているノズルの付いた噴霧器。これ自体も二個目か三個目なんですが、キリが細かいのがいいんです。狙った鉢にピンポイントでシリンジできますしね。

写真:霧吹き(クリックで拡大)

このように二丁拳銃体制でして、左が竹酢液の薄めたもの、右が水。で、水のほうには気休めに、使い古しの竹炭が入っています。竹の粉で詰まっちゃったりするので、使い古しくらいじゃないとダメなのねこれ。炭の効果はわからないけど、まあ、ご想像の通り悪くはないはずです。

そんなシリンジの甲斐? ありまして、後に写っているのがThanx! 他人まかせで増える多肉さんのときにご紹介したセネシオの茎挿しかご。

写真:セネシオ茎挿し(クリックで拡大)

ルビーネックレスが真緑なのはアレとしても、だいぶ根付いて生長してくれました。ええのぅええのぅ。プリップリやのぅ。京童子と普通のネックレスが見えないw

人には分けるくせして自分はセネシオ増やすのがチョー苦手だったりするんですが、ここまでになってくれれば一安心です。

さあ、皆さんもシリンジで握力鍛えましょー。
そいではまたー。

多肉の寄せ植えならぬごった植え特番

いわゆる「多肉 寄せ植え」で検索すると、かわいくオサレでジャンキーな鉢とか、かわいいカップとか、もしくはタブローみたいなものがヒットすると思うけれど、うちのはそういう色気あるモンじゃないです。

そもそも自分は一個一個の鉢で楽しみたいほうで、寄せ植えするのは好きではないんです。が、どーしてもどーしてもスペース上、ごっちゃ植えにしないとアカンものも出てくるからしようがなくやるだけです。セダムのようなものは、ごっちゃにしたほうが管理が楽ってのもあるんですけど。

さ、言い訳終了。も一つ言い訳をすると、今日の記事の半分は使い回し写真でできています。by バファリン。

珍しく寄せ植えっぽく同属をまとめて

素材さえあれば割と簡単にできるこれら。材料は100円均一のカゴやら、麻布やら、プラ鉢やらです。

写真:セダム(クリックして別ウィンドウで拡大)セダム同士はやりやすそうだけど、セダムの中でも日照があってナンボのもの、木立の間からの光くらいがいいもの、とまちまち。

割と日照に強い雲仙マンネングサとドラゴンズブラッドは相性抜群。(テーマは「コーヒー」のセダム鉢

写真:セダム(クリックして別ウィンドウで拡大)白雪ミセバヤはモッサモサにしたいですよね。比較的平坦な鉢に、水平に増やすのが理想かなー。うん、今はこれより上に伸びちゃってるけど。

日照に強いミセバヤは、同じく強い立田鳳やプロリフェラと。(セダム+アイアンかご=オサレのシンパシー

写真:センペル(クリックして別ウィンドウで拡大)うちのブログではあまり登場しませんが、センペルはこの4つ(一つは小さくて子株とごっちゃになっている…)。すべてもらいものですが、元気でやってくれています。なんだかんだ言いつつ、同じ属を同じ鉢に植えるのが一番失敗しにくいかな。

と、ここまでが見ばのいい感じで、いわゆる「寄せ植え」と書いても恥ずかしくないものたち。以下、ごった植えゾーンに突入します。

同じ属を中心にごった植え

写真:アエオ&セダム(クリックして別ウィンドウで拡大)アエオ同士を植えるのもお手軽でおすすめ(梅雨の中休み、爽やかに黒法師は吠える)。高低差があるとまだいいんですが、同じくらいの背丈だとちょっとやりにくいんですよねー。

私はこれにお水好きなセダムを合わせましたが、グリーンネックレスを合わせる方も多いみたいです。一方は上へ、一方は下へと、バランスの良い鉢になりそう。同じ属ではなくても、水加減や日照加減が同じくらいのものを合わせると成功しやすいです。な、わけで、こいつとグラプトだと、アエオニウムにお水が足りなくなってかわいそうでした。

写真:ほぼセダム(クリックして別ウィンドウで拡大)もらったセダムは放り込んでおけー。というプランター。いや、これは仮の住まいであって、本物と違うのよ…と言い訳しつつ。もちろん寄せ植えなんかではありません。

写真:硬ハオ(クリックして別ウィンドウで拡大)で、ハオルチアですけど。
十二の巻なんかはよくサボテンと一緒に寄せ植えされて固められてお店にいることが多いですよね。

本来、ハオを寄せ植えに使うのは好きではないし、正直おすすめはしないです。この鉢だけは成り行きで。

ハオを大きい鉢にごった植えするときは、できるだけ同じくらいの大きさの株を選ぶほうがよいです。根っこの長さや深さが違うと、一つだけヘタったりしてしまいます。それに少なくとも一年に一度は根っこの様子を見て、整理してあげるべしです。気づいたら鉢の中は根っこだらけの大運動会、なんてことに…(硬ハオ寄せ植え鉢にジュニアーズ誕生の1枚目写真)。

多肉間の異種格闘技戦ごった植え

ちょっと疲れてきましたが、まだまだ行きます。
今日は15分拡大特番で。ええっ嘘っ、ビデオ54分までしか予約してないよ! みたいな感じです。

写真:グラプト&セダム(クリックして別ウィンドウで拡大)グラプト交配とセダム。緑のセダムはグラプト交配よりお水好きなんですが、今は梅雨で雨が降り込んでくるのでちょうどいいみたいです。といって、乾かされていてもそのうち復活しているオットロしいやつ。

写真:○○ベリア&セダム&コリウス(クリックして別ウィンドウで拡大)この前にご紹介した(続・○○ベリア三連発「立田に斑が…」)、セデベリア・パキベリアやセダム、そしてなぜか多肉コリウスごった植え。日照にも強く、乾かしても強く、といって雨ざらしにも強い。

ユニット名は「多肉最強伝説」。

写真:アエオ&セダム(クリックして別ウィンドウで拡大)コロンツルン、としたものたちを一緒に植えてみました。写真のバランスが悪いのはご容赦。アエオの小人の祭り、セダムの玉葉、ダルマ松の緑。

赤い玉葉は色も落ち、最近激しく徒長という名の生長中。だって梅雨が梅雨がっ…。


プラス観葉植物の異種格闘技戦ごった植え

さー、最後です。本日のメインイベント。

写真:パキラ&セダム&クラッスラ&クロホウシ(クリックして別ウィンドウで拡大)そもそも今日はこの写真だけアップする予定でした。「パキラの株元には何を植えていますか?」というコメントをいただいたのがきっかけで。

観葉植物でも、比較的乾燥に強いパキラは、ちょいお水好き多肉とよう合います。パキラの大きい葉っぱが適度に遮光してくれるのもいいんです。セダム、アエオニウム、そして男爵さんからいただいたクラッスラが同居中。といってもこれは鉢が無かったときに「ごめんね、ちょっとここで」と挿したものなんですけど。

そしてぎゅっと詰まっていたクラッスラ・天狗の舞は、これまた徒長中。梅雨が恨めしいですがいたしかたありません。ごめんよ男爵さん。

写真:セネシオ&ペペロミア&エスキナンサス(クリックして別ウィンドウで拡大)えー、これはなんだというブツ。ペペロミア、セネシオ、そして赤い花を咲かせたエスキナンサスがごっちゃに。

これはかなり前の写真で、今はもう少しマシに生長してますから里子の皆さん。ペペなんか元気だよー。

…というわけで、いきなり何かを寄せ植えにして失敗することはどなたでもありがちだと思うのですが、観察したり世話したりしていくうちに「これとこれは合いそうだ」というのが段々に明らかになってくると思います。

他の多肉ブログさんですと、そういった組み合わせもさることながら、オサレに美しく寄せ植えされていて非常に勉強になると思いますので、そこらはどうかヨソでお勉強くださると幸いです。ナニトゾナニトゾ。

にっくき線虫用薬剤を買いましたという話

最近は夕方以降になると涼しい風が吹いて通風が良いので、「んー、よく鉢が乾くねー」と棚の鉢を持ち上げて観察していたのです。そして、養生していたベークマニーの鉢を覗いたところ。

外葉が一枚だけ、腐ってる。不自然に。この感じはちょっとアヤシイ。腐った葉を取り除くために株を持ち上げてみたら、その腐った葉っぱの根元に透き通るアイツが、二匹ほど…ぅぁぁああ(鳥肌)

久し振りだね線虫くん…
昔、ダルマ竜鱗を完膚無きまでに腐らせてくれたのがアンタ。忘れやしない。100倍くらいに拡大されたら私、気絶できるな。身震いしてしまうほど苦手なんだよコイツ。

幸い発見が早く、喰われていたのはそこだけだったので、取り急ぎ手元にあった殺菌剤に漬け、引き抜いて乾かしています。明日あたり様子を見つつ、新しい土で植え替えようと思います。もう、ベークマニー、せっかく本調子になってきたのに。でも手遅れにならなくて本当に良かった。やっぱり目だけはかけとくものですね。

水溶液が余ったので、ついでに全ての軟ハオにもこれをぶっかけ。あ、殺菌はただやりたかっただけで、もちろん線虫には効きません。

で。

今日、行きつけの園芸資材屋さんで線虫に効く薬剤を訊いたところ、「ならネマトリンだよね…」とネマトリンエースという粒剤を出してきてくれたのだけど、あいにくお店の人が開封済みのものしかないとのこと。

「じゃあ、お試しにスプーン1、2杯ほど出しますよ。んー、10円だけください」と前代未聞、グラム買いならぬスプーン買いをさせてもらうことに。ありがたい。

ネマトリンエース粒剤 2kg - 日本農業システム楽天市場店今日の薬剤:ネマトリンエース粒剤

接触型殺線虫剤。
詳細については、ネマトリン粒剤過去のQ&A目次ネマトリンエース粒剤農薬インデックス)などを参照のこと。

ネマトリンエースは、線虫類をメインとして、アブラムシやハダニなどに効く薬剤。後で調べたところ、バイデート(バイデートL粒剤)という薬剤も線虫類やアブラムシなどに効果があるらしいですね。…あ、いかん、これ劇物指定だった。

ほか、線虫類に効く薬剤を上記の「農薬インデックス」で検索してみたところ、クロールピクリン(劇物)・バスアミド微粒剤・テロン92・DC油剤などがヒットしました。自分には耳慣れないというか、手軽に手に入るラインナップなのかどうかは存じません。

本当は今日はこの写真だけ、「ムシムシするので、扇風機で部屋の中からハオ棚に送風していますー」なんて文章をちょろっと書いてごまかすつもりだったんだけど。あ、周囲が汚いのは気にしない。

扇風機で乾かされるハオ棚

ただこれだと、部屋の中の自分には風が当たらない。
あと、猛暑の時期で窓を閉めて冷房しているときは使えない手ですけど、今は夜も涼しいし、風の少ないときは有効な手段かなと。

水挿しローズマリーの発根

どうも、ハーブなベランダーのウェブ屋です。
半月ほど前、ウェブ屋はシザーハンズという記事で、間引きしたローズマリーを水に挿したという話を書きました。

そのときのサルサさん、「水耕でも根が出るのかな? ローズマリーは」と言っています。

ローズマリー

なかなか絵になります。

根元の葉っぱは腐るとアレなんで少しむさぼって、茎の3分の2くらいが水につかるようにしておきました。ガラス越しの明るい場所に置きます。2日に1度くらい、水を換えるときに全身シャワー。いい香り。

これで根っこが出れば御の字だし、出なければ香りを楽しんで適当に土に挿しちゃえと思っていたのです。

ローズマリーの発根あれ、新芽が出てる? と思ったとおなじくらいに、ほら。

根っこも元気に出てきました。

「水挿し発根させた植物は、土に根付きにくい(なじみにくい)」とか見かけた気がするのですが、早々に植え付ければ大丈夫なんじゃないでしょうかね。どうなんだろ。そうそう、ハーブは水挿しできる種類が多いのですが、ローズゼラニウムは土に挿さないとだめ、という記事もありました。花が終わったら切り戻ししよう。

さて、これ、週末にでも土に返してあげよう。
やっぱりローズマリーは外でお日様浴びなくちゃね。

ウェブ屋ベランダーは夜に砂を振る

どうもサルサです。
天気予報士さんがテレビで
「明日までは良い天気です。明日の晴れを有効にお使いください」
とか言うたびに、
「けっ、仕事に行ってるのにどう有効にお使いすればいいんだよっ。洗濯だって布団だって夜まで干してたら冷たくなるだろっ。植え替えだってしたいけどしたいけどムキムキー!」
と毒づく、心のひねくれたところがチャームポイントの人間です。

さてと。多肉用の土の話。
買ってきた土は皆さん、みじんをふるい落としてます? まったく振らない人もいますし、そこは好みや植物、土の種類でも違うでしょうけれども。

うちは大半がハオなどの小さい鉢だし、石が主体のブレンドなのでほとんど流れ出してしまうのだけど、気分的なものもあって目の細かいふるいで一回やります。

ウェブ屋が土を振るっていた現場「隊長! ウェブ屋が土を振るっていた現場を発見しました!」

「しまった見つかったー!」

最近のブレンドは、軽石が70%近く? あとは硬質赤玉、富士砂(朝明砂の場合も)、腐葉土。

この基本に、植物によってくん炭や鹿沼土を足したり、赤玉や腐葉土の割合を多くしたり。いやね、硬質赤玉とか軽石とかはまだいいんですよ、みじんが少ないから。問題は鹿沼土です。硬質とはいっても柔らかいから、けっこうフワフワしたみじんが出るんだわー。

一人じーっと振っていると寂しいので、iPodで音楽聴きながらやってました。夜に合う音楽といえばバービーボーイズ(古いなォィ)。およそ9曲分、50分ほどの行程でした。

榛名の軽石そもそも。最近はジョイフル本田の焼配合粒土を使って手抜きをしていた私が、なぜ土フリなんぞするハメになったのか。

売り切れだったんだよー!
バカー!

その代わりに見つけたのが「榛名の軽石」。これが配合粒土に入っていた軽石とソックリ。良い感じの多孔質だったので即お持ち帰り決定。で、配合粒土と同じような配分でブレンド土を作ったというわけ。

でも、自分の気に入った土ってホムセンから姿を消すんだよな…
また買い置きしておこうかしらん。

哀しきベランダー、共同住宅。風の強い日にはできません。お隣の洗濯物が気になります。隣が窓を開け放しているかどうかも。つまり、少しシトシト雨が降っている夜、しかし深夜ほどではなく、まだ外の道路に往来があって騒がしい時分がベストなのです。

それでも、往来が途切れると、

ざっざっざっ じゃじゃじゃ(ふるう音)
ずささささー(容れ物に入れる音)
ざぽっ ざぽっ ざぽっ(土をふるいに足す音)

という音が怪しく響くベランダ。お隣さん、もし気づいていたら申し訳ない。というより何かヤヴァイことをやっているんじゃないかとか思われたでしょうか。通報されなくてよかった。

「共同住宅 眺めは良いけど めんどくせ」(サル蔵 心の俳句)

ハオルチア、水ゴケ根出しのツレヅレ

春や秋になると放出会と称するもので、大量に根無しのハオをもらうこともあると思います。また、腐って葉っぱだけになったとか、腐って本体から下がなくなっちゃったとか。多肉っつぅのは強いもので、今その状態で足りないパーツを再生しちゃう、ターミネーターのようなヤツです。みなさん、すぐに捨てちゃだめですよ(笑)。

ってことで、冬越しのツレヅレ2007(3) 追記ほか、いろいろと話の出ていた「ハオルチアの根出しを水ゴケでやっちゃうもんね」育成法。多肉ブロガーのっちさんも自身のブログ猫の額の陽だまりでにて、以前挑戦、成功した旨を記事にされております。最短4日での発根はさすがです。

写真:A木御大の水ゴケ根出し(クリックで拡大)さてこの「水ゴケ根出し」法。自分が某A木農園に行った際、フォトアルバムに上げていて話題騒然(ぇ)となった右の写真がモトです。

根出しをみ、水ゴケで? 苔ですよ御大? 腐っちゃわないんですか御大っ?!

まあその、血統書付きの方法と言ってもですね、文章にすれば一行で終わるくらいのことを口頭で訊いただけで、「ナンボでもないわよ」的だったので、上級者の方にとっては大したことじゃないのかしれないけど。だいぶ前から書く書くと言っていた記事だったので、約束通り書きますとも。恥は私がかぶるぜ。

使用するもの:根の無いハオルチアの掻き仔や本体、葉っぱ/素焼き鉢もしくはプラ鉢、箱…つまり容器/水ゴケ/メネデール/爪ヨージ/忍耐
※HB-101でもいい感じがするけど、御大はメネデールを使用

方法:水ゴケにメネデールを希釈した水をたっぷり含ませる。鉢にこれを敷き詰め、当植物をこれにちょこんと埋める。より丁寧にやるなら鉢や水ゴケは殺菌する。自分はやらなかったけど。
※鉢は素焼き鉢という頭があったんだけど、よく写真見たらプラ鉢のほうが多かった。のっちさんはプラ箱で成功したようだし、要はご自分の環境に合わせてください。

その後の管理:乾いたらメネデールを希釈した水をざんぶりと水遣りする。たまに様子を見て、5ミリほど根っこが伸びたら土に植え替える。

写真:植え付け後(クリックで拡大)はいまあ、そういうわけで植え付け後の一鉢です。もう見慣れたけど、水ゴケにハオルッチャ…びちゃびちゃ…

写真:ビニール袋でつつまれる(クリックで拡大)温室気候と湿度を保つためにビニール袋で密封したことも。(後になって中が見えなくて面倒臭いのでやめ、室内で管理した)

ラップをかけて、プスプス穴を開けるのでもいいかもしれませんね。

写真:水ゴケ鉢(クリックで拡大)第一陣として数株が水ゴケ鉢から旅立っていきました。今回は第二陣。植え付けてから一ヶ月以上経っているんだけど、これは根が出なかったというより水を切らしたり根っこを自分が折っちゃったことによるわけで。

さて、爪ヨージで優しく周囲の水ゴケを掘り掘りしながら取り出しましょう。戻すときも爪ヨージが活躍。鉢内の水分ゲージにもなる爪ヨージ。嗚呼爪ヨージ。なにはなくとも爪ヨージ。(うるさい)

写真:根が出た(クリックで拡大)ほれどうですか皆さん。

土に挿しておいただけでは出にくかった草ハオやグリーン玉扇もこの通り。(というか玉扇は三度目の根出しです…ええ例によって自分が折ったから)

写真:根だし第一陣(クリックで拡大)そんなこんなで、旅だった第一陣のひとつ。竜鱗の札は関係ありません。

観察していると、だんだん葉っぱに生気が満ちていくのが分かります。

注意点1:ものにもよるが、湿度を切らさなければ数日から1、2週間で根が出始める。が、あまり頻繁に様子を見て確認して戻すってなことをやっていると、せっかく伸びた根っこがポキッと折れるハメになる。そう私のように。最初からやり直しとなるので気をつけるように。

注意点2:特に冬、室内で管理する場合や梅雨の時期などはカビに注意。A木さんのように温室内で暖かくて日照がある場合は青ゴケが発生するけど、これは問題なし。自分はたまーに竹酢液をシリンジしました。効果があったのかどうかわからないけど。

しかし、もらったバディアがちっとも根が出ねー。

水ゴケ法、こんな感じでどうでしょうか。真冬や真夏以外は、柔らかい日照の挿す、通風の良いところにおいて管理すればよいはずです。ハオ以外の多肉にも、全部とは言えないかもしれないけど使えると思うので、もしよろしければ。


追記 07.1.10
セダムについての情報です。bisuiさんいわく、
「セダムは乾かし気味のほうが反応が良いものが多いような気がする。ハオの管理のようにミズゴケにたっぷり水を含ませておくとセダムの場合 茎から腐りそうな気がする。(やってみたことないので断言は出来ないです。)というかセダムの根って細いから、ミズゴケに絡まって取れなくなっちゃうか、切れちゃうからやめた方が良いかも」
とのことです。

改めて考えてみると、要はハオルチアのようにある程度蒸しに強く、しっかりした根を持つものに最適なのかなというところですね。葦サボなんかは、着生させるのに水ゴケを使ったりしますけど。観葉植物の発根とかはいけるかも? …いずれにせよ、ある程度、発根を促すのには良い方法だと思いますが、皆々様、どうか自己責任でお願いします。

腐葉土のツレヅレ

こんばんはこんばんは。
さすがに44度のお風呂に入ると、いつまでもカラダの熱が冷めないわよねーと思いつつ、一応しょうが紅茶なぞ飲んでみる私です。

少し前の話になりますが、腐葉土の話をちょっとだけ。

11月にA木農園さんを訪れた際、隣の小田園芸さんのおじさんに「腐葉土」について伺いました。ホームセンターのは質がよくない、というかあれは腐葉土じゃないよ、とまでおっしゃっていました。確かにそちらで使っていた腐葉土はカサカサで良いものに見えました。いつも百袋単位で購入しておくんだそうです。あとは無造作に外に山積みになっていましたがw

私も観葉植物用に、ホームセンターで腐葉土を一袋買ったことがあります。ところがあまりにじめっとしていて袋を切る勇気が無くて、と放置していたらだんだん中身が緑になってきて、結局そのまま放置しているわけで。でも、こういうものかと思っていたんです腐葉土って。じめじめとした、濡れた感じ。

写真:腐葉土(クリックで拡大)ちょうどいくつかハオルチアを買って、植え替えしようと思っていたので、さっそく地元御用達の園芸センターへ。買って参りました高級腐葉土(と鉢)。大袋もありましたが、おそらく使い切れなかろう、よければ買い足そうと、6リットル350円の小袋を買ってきてみました。

写真:腐葉土2(クリックで拡大)見えるかな。
とてもパラパラでいい腐葉土なんですよ、これ。葉っぱ以外のものもあまり混じっていません。

けっこう片が細かいのでこのまま使っちゃいましたが、もう少し乾かして揉んで細かくして使っても良いかな。腐葉土をハオルチア、多肉に? ベタベタしない? とこれを知る前は思っていたけど、こういう感じなら根っこの発育にも良さそうです。ただ、微生物も元気になっちゃうので、部屋の中に入れるような鉢だとシビアな人はちょっとアレかもしれないですね。

お店のお兄さんにも訊いてみたところ、「腐葉土って昆虫に使う人も多いんだけど、ホームセンターのヤツだと死んじゃったりするんだって。で、これだと死なないからと、お客さんがよく買いに来るよ」とのこと。また、一年くらい乾かしたり、ランをやる方はさらに揉んで振ってから使ったりするそうです。なるほどねー。みんなこだわってるんだ。

腐葉土の効能については検索してみてください。手抜き御免。
あ、ほらほらちょうど緑のでっかい検索窓が右にあるんでそちらで。植物のことを調べて、地球の緑を増やそうなんてまあ素晴らしいことじゃありませんか。(私に金は一切入りませんよ?w

そういえば腐葉土をご家庭で作る方もいらっしゃいますよね。ちょうどうまいことにうちにはクヌギがあるけど、ちょっと葉っぱの量が少ないかな(笑)。

てなわけで。社会復帰してちょっと更新頻度が落ちると思いますが、適当にアレしてコレして遊びに来てくださいね。

簡易ビニール温室を吟味してみる

記事が古くなったので、2010年版を書いています。
[改訂・2010年版] 簡易ビニール温室を吟味してみる

冬。暖かい時期が好きな植物。室外。ベランダ。温室…という連想ゲームではありませんが、保温は望めなくても寒風よけには意外な効果を発揮する簡易ビニール温室。

今回は、いろいろなタイプの簡易ビニール温室をリストアップしてみましたので、ご参考までに。頼むからアフィリエイト並べただけじゃんとか言うなよ。けっこう手間ヒマかかってんのよ。手抜きツールとか使ってないし。ね。

それと読んでいただく前にお願い。
ショップや商品の評判までは調べていないんで、もし購入されてトラブルがあってもワタクシの知るところではございません。あくまでも参考ってことでひとつ。

ビニール温室 Newパンヂー
[悠彩堂]ビニール温室 Newパンヂー
間口67cm/奥行42cm/高さ80cm
3,500円(税込/送料別)

ワンタッチ式簡易温室 ガーデンハウスL
[住マイル]ワンタッチ式簡易温室 ガーデンハウスL
幅95cm/奥行95cm/高さ110cm
2,919円(税込/送料別)

ビニール温室 スリム2段
[刀川平和]ビニール温室 スリム2段
幅約70cm/奥行約35cm/高さ約90cm
1,980円(税込/送料別)

まずは小さいところから三品。
比較的小さな鉢を入れるとか、プランターにかぶせるタイプのもの。高さが1メートル無いくらいなので、ベランダの柵沿いに置くのにもいいかもしれないですね。ただし軽そうなので、重し対策をしておかないと非常に迷惑なことになりそう。

真ん中のは、ぱっと広げて置くだけ、折りたたみでコンパクトが売りのもの。思い立ったら今日だけ、とか一時の雨よけにいいかも。

ビニール温室 楽ラック
[刀川平和]ビニール温室 楽ラック
幅約70cm/奥行約40cm/高さ約110cm
3,980円(税込/送料込)

ビニール温室 OH-680
[悠彩堂]ビニール温室 OH-680
幅68cm/奥行53cm/高さ112cm。
5,985円(税込/送料込)

ビニール温室3段
[TEN-NET LIFE]ビニール温室3段
幅約69cm/奥行49cm/高さ126cm
3,300円(税込/送料別)

続きましてもう三品。もう少しだけ大きめです。
一番左の刀川平和農園さんのは、ビニールが少し厚めでよろしいわよ、という商品。真ん中の悠彩堂さんの商品のシリーズはなかなか人気があるみたいです。白という色も、女性に好かれやすいのでは。一番左の商品は、奥行と重量があるので安定感がありますし、こちらもお手ごろ値段。送料もお安めです。

グリーンハウス(2段)
[GARDENERS]グリーンハウス(2段)
幅89.5cm/奥行49cm/高さ87cm
6,300円(税込/送料別)

GREEN LIFE アーチ型ガーデンラック EX-110R[Amazon]GREEN LIFE アーチ型ガーデンラック EX-110R
幅65cm/奥行34cm/高さ111cm
8,981円(税込/送料無料)

ビニール温室 ロング大きな植物用
[刀川平和]ビニール温室 ロング大きな植物用
幅約100cm/奥行約50cm/高さ約150cm
3,600円(税込/送料別)

次、行きます。
一番左の二段の商品は、どっしりとしたフォルムが特徴。ただし形状がちょっと独特なので、これをどういう植物に使うかですね。うちのベランダではこんなぜいたくな使い方はできませんw。

オサレなアーチが特徴の真ん中のラックは、ビニールをはずしたときにも見栄えが良いですな。また、樹高のある植物を入れるのにリーズナブルなのが一番左の商品。これにおさまるシェルフをすっぽり入れるのにもいいかも。

組立式簡易温室 六角形コンサーバトリー
[グットライフショップ]組立式簡易温室 六角形コンサーバトリー
幅69cm/奥行60cm/高さ147cm
6,980円(税込/送料込)

ビニールハウス4段
[セレクトプラス]ビニールハウス4段
幅69cm/奥行49cm/高さ164cm
6,993円(税込/送料込)

木製温室ラック
[HOME1]木製温室ラック
幅80cm/奥行30cm/高さ120cm
8,800円(税込/銀行振込のみ送料無料)

左の六角形の商品はたまに見かけます。腹回りは60センチから70センチ取ってしまいますが、オサレな感じとがっしりとした作りが魅力かな。収納力も十分。真ん中のものは、一番見かける形かもしれない。ただしこれ、棚の高さが変えられないんじゃなかったかなー。

一番右のものは、ラティスづくりがカントリー感をかもし出すお値打ちな一品。詳しい説明画像はこちら簡単・手軽にガーデニング!木製温室ラックにも。棚が少ないので、小さい株の場合は自分でこれにおさまるラックなどを置く手もありますね。カバーが無いときは両面にも鉢をかけられるし、いいなあこれ。

HONKO アルミ温室スーパーサンドーム SS-1500S
[Amazon]HONKO アルミ温室スーパーサンドーム SS-1500S
幅70cm/奥行45cm/高さ150cm
13,440円(税込/送料別)

アイリスメタル室内温室 H-1700
[ごようきき。クマぞう]アイリスメタル室内温室 H-1700
幅94.5cm/奥行39.5cm/高さ171cm
11,800円(税込/送料込)

温室4点セット FHB-1508S
[トップクリエイト]温室4点セット FHB-1508S(温室+プレートヒーター+ヒーターサーモ+薄型育成灯)幅91cm/奥行49cm/高さ150cm
31,290円(税込/送料込)

軽いアルミ製のスーパーサンドームは非常にお手軽ですが、やはり重しが下部に必要かもしれませんね。棚が割と自由にかけられるのもいいです。幅違い、高さ違いの商品もあります。真ん中、そして右の商品は、お部屋で温室を楽しむ方向け。ものによっては非常に耐寒性の弱い植物もありますもんね。

GREEN LIFE ビニール温室 BO-U006
[Amazon]GREEN LIFE ビニール温室 BO-U006
幅122cm/奥行186cm/高さ192cm
10,290円(税込/送料無料)

室内温室グリーンハウスNBG-10
[ホームセンターセブン]室内温室グリーンハウスNBG-10
間口180cm/奥行180cm/高さ202cm
34,000円(税込/送料込)

屋外大型温室
[シスターF]屋外大型温室
間口5.4m/奥行17.3m/棟高3.7m
4,431,000円(税込/送料込)

えー、ここからは憧れの一品ということでリストアップさせていただきました。いつか、いつかウォーキングクローゼットのようなビニール温室をお庭に置くのだー。置いてやるー。うわーん。ドアとか付いちゃっていいなあ。クソっ。えぐえぐ。

一番右の商品はネタで。400万てアータ。
どこかの公園でもなきゃ無理。神代公園の敷地でも借りるかな。入り口近辺に並べたら、それで手持ちの植物が終わっちゃいそうだけどなっ。

メロディー温湿度計
[モンジュSHOP]メロディー温湿度計
φ150×(D)32mm
1,440円(税込/送料別)

ベランダかぜよけくん
[ガーデニングどっとコム]ベランダかぜよけくん
1mx5m、遮光率 約30〜40%
1,659円(税込/送料別)

LED ソーラーイルミネーション ストレートライト ホワイト/ブルー
[青山ガーデン]LED ソーラーイルミネーション ストレートライト ホワイト/ブルー
10,800円(税込/送料込)

そんな、ビニールシェルフを置いたあかつきにはこのような商品たちを。内部の温湿度を量る計器やら。真ん中の商品のような暴風ネット…あ、逆だ、防風ネットや寒冷紗やら。

季節柄ということで、ベランダに敷いてやろうと思ったのですが自分しか楽しむ人がいないのでやめました。LED照明。

いかがでしたでしょうか。
一口に簡易ビニール温室といっても、いろいろ種類、タイプがあるんですねー。で、私は結局、この中のひとつを購入したわけですが…

さあ、それはどれでしょう?
正解の方の中から抽選で、お好きな多肉植物をプレゼント…

するわけないだろウワハハハハ。(あっひどい

簡易ビニール温室を設置しました(07.12.22)

冬越しのツレヅレ2007(3) 追記

冬越しのツレヅレ2007(1)冬越しのツレヅレ2007(2)から続くような続かないような…やっぱり続くです。(はっきりしろぃ

多肉なんか家の中に入れてやらないもんねーへっへへーぃ! と言っておりましたが、やっぱり根出し中のもの、はかないもの、そこらは室内におびき寄せることにしました。だいたいが今期のイタダキもんなので、クチさせるわけにいかねぇw

写真: 根出し株養生株(クリックで拡大)日照のある場所には調度も出窓もありゃしねーので、窓際にシェルフを置いて並べる。厚いカーテンを引くだけでも、ずいぶん冷気をシャットアウトしてくれます。逆に水遣り後は白カビが出やすいので、竹酢液などを噴霧したりしております。冬の室内は乾くので、水分管理が難しいですね。

わかりやすいのはまだしも、窓側の草ハオハオについてはすでに同定不可能(札は当初あったが移動に移動を重ねてしまい…)。いただいた当初の写真から類推するしかねぇ…。

根出し中のものは水苔で、もう出ているものは土に植え込んであります。A木さん直伝の水苔(笑)、発根率が非常にいいんですよー。それに株も座りやすい。ただ、発根を確認して戻すときに「クキ☆」とかすっごく嫌な音がしないように気をつけましょう。(さっきの私だごめんなさいグリーン玉扇)

写真:根出し株養生株2(クリックで拡大)これはその上の段にいるものたち。ピント合ってませんけど。

手前の姫椿はやっと調子が戻ってくれましたよー。奥の鉢にいるディルシアナも、窓がデカくて期待大の一株。みんな無事に、おうち(鉢)を持つようになって欲しいなー。

写真:根出し株養生株3(クリックで拡大)こちらも期待大の一鉢。バディアっ仔、ホワイトウィミー、右下は「テッセラータ変種パルバ」としておまけにいただいたもの。

バディアはうちにいる赤いバディアの掻き仔ですが、やっとこさここまで大きく…なるのにどんだけかかりましたかね先生。葉っぱから葉っぱまでは、およそ2.5センチほど。ロゼットを形成して株っぽくなるまでには、もう少々かかる予定です。嗚呼これぞ、バディア好きの泣き所w


誰でも最初は初心者だから。

貴方が、植物関係のサイトやブログを観て「すごいなー」と感じ、目標としているその人だって、初めの初めは植物の、多肉の「し」や「た」も知らないシロートだったわけです。

「緑の親指」…グリーンサムという言葉があるけれど、生まれながらにしてこれを持っている人はいません。園芸を始めてからひとつも植物を枯らさず、どんな植物でも順調に育てることができる人がいるのなら、それは確かに天才かもしれません。でも、今自分はグリーンサムなのじゃい! ワハハハハ! なんて思っている人はいないんじゃないでしょうか。

もし植物をどうしても枯らしてしまう、という人がいたとしても、それは術を知らない、経験がない、本当はやる気がない(気合が入らない)、環境に合わない、…もしくはスピリチュアルにw悪霊にでも憑かれているだけのこと。苦手な植物や相性の悪い植物も、たぶんそういうことだと思う。才能うんぬんには関係ありません。たぶんな。

どんなプロでもハジメテがあった。初めての植物、初めての多肉、初めての植え替えに初めての冬越し、初めての…と、年月をかけて経験と実績を積み重ねていくからこそ、応用が利いたり、自信を持ったりするわけです。

かくいう私だって、園芸をはじめてからまだ数年。グリーンサムには程遠い。ただ鉢の数だけが順調に増えゆく。この株はこの育て方でいいのか。あっちへウロウロこっちへヘロヘロ。いつだってビクビクビックルなのです。そんな歴史を見たい方、今すっごくヒマで時間を無駄にしてもいい方は見てもいいじょ。

リハビリ中本当に本当のファースト多肉といえるものがこれ、ハティオラの猿恋葦。今はお化けのようにでっかくなっているアレです。ウェブ屋さん、さすがにスタート地味ーw。最初が虹の玉とか、オブとかエケとかだったら可愛かったのにねぇ。

水が足りなかったり、生長期じゃないときに動きが止まっちゃったりしたのを「病気っ?!」と心配したのもよい思い出。このころは思いっきり過保護園芸でしたねえ。

ハートカズラ、緑の鈴、ラセンイ二年半前(2005年)。今は我が物顔で垂れ下がっているグリーンネックレスやハートカズラがまだ、こんなだったり…

月兎耳、初恋、宝珠、黒法師、パープルキング茎立ちして樹高40センチくらいになっちゃってる月兎耳だってコレ(左上)なわけよ。

え? 初恋やパープルキングが見えてる? この黒法師は今の黒さんですかって? んなもん全滅したわい! エケは虫に食われ(今思うとカイガラムシのような)、黒法師も虹の玉の挿し芽も水やらなくて朽ちたよ。なんで多肉なのに? 勝手に増えるんじゃないの? と思ったよなー。そういえばメセンもあったけど勢いよく朽ちさせた。シャコバサボテンも枯らした。もうね、意味わからなかったもの。ここらへんで失敗したものって、後々までトラウマになりやすいんじゃないかなあ。

いわゆる多肉棚といえるものもなかったし、ベランダにも全体的に植物が少なかった。多肉、というだけで買っていた時期が、確かに私にもありました。そんなベランダーでした。

黒法師(クリックで拡大)そして緑ブログには欠かせない黒さんのつぶやきシリーズ(最近ヤツ、サボっているけど)。その黒法師が加わったのは二年前。

我が家の葦サボジャングル(クリックで拡大)まだまだ葦サボ(だけ)ラバーでした。どれもこれもまだ小さいね。それに二年前もまだ室内で飼っていたんですね、ウェブ屋さん。

ハオルチア:竜鱗(クリックで拡大)その年の秋の神代で、自分で初めて買った、軟葉っぽい透き通るハオルチア。それがこの200円の竜鱗。

そう、すべてはここから始まったといっても…過言ではないようなあるような(どっちだよ)。

そうそう、ハオルチアについては、最初のころは買い控えてましたね。好きなのかどうかもわからずに集めてもどうかと思ったし、飼いかたがまったく見当ついてなかったから。増やすなら今あるものがそこそこ育つようになってからで、あんなハオやこんなハオは分不相応wとまで思ってました。意外に慎重派だったり。

ベランダ(クリックで拡大)平置きだとかっこがつかないので高低差を付けてみるか…とシェルフを導入してみたり。

今と違ってシルバーの部分に汚れがない…こんな輝いていたのね…

まだ、いまいち多肉というものには本腰を入れていなかった様子。

写真:ハオルチア祭り(クリックで拡大)聖地聖地と呼んでいる池袋西武屋上の多肉フェアに初めて行ったのが、次の2006年。…一年半前? え、そんな最近?

すんません、普段から生意気書いてますけど、拙者ったらけっこう若輩者でござったな。

写真:グラプト(クリックで拡大)初めてのオフ会、初めての立ち食いそば(嘘付け)、そして初めてのぐらぷとぺたるむ。いやんっ♪(?

プププ…一年後には悪魔のように増えるプトプト…なんざ思いもせずしめしめなプトプト。

ああ、私セダムとグラプトは苦手じゃないんだとわかって、ハオルチアに本腰の入った少し後くらいからかな。生長がモコモコ早いグラプトとかセダムに癒しを求めるようになったのは。逆に、うちに少ない属は極力買わないようになりました。スペースも少ないしね。

写真:Haworthia badia(クリックで拡大)そしてこの年の秋に、バディアに出会うわけだ。たぶん、自分のゲロゲロツブツブ、えげつないハオルチア好きはここからだ。

しかし、なんで手に取ったんだろうね。男女の出会いも、そんなものかもしれないわね。ふっ

写真:軟ハオ棚(クリックで拡大)そして…
一人暮らしを始めたころ、植物には本当に、コレーっぽっちも興味のなかったウェブ屋のベランダは、いつしか緑で埋まっているのでした。君たち、これからながーい付き合いになるね。よろしくね。

これもまた、一年、二年後に見返すと、なつかしいなぁ〜なんて思っちゃうんだろうね。

とりあえずそうだな、この間の自分のベランダー的進歩といえば、植え替えが格段に早くなったってことかねぇ。ブロガーさんとの交流で、明るい植物ライフが過ごせているのもありがたいことです。あと、意外にハオルチアが好きになったものだなあ、とか(他人事?)。…ああ、もうひとつあった。
虹の玉が今はベランダで生きている!
母さん! やったよオイラ! 玉が、タマがっ!(やめぃ

てなわけで以上、これまた写真は全部使いまわしのエントリを終わります。ご拝読ありがとうございました。皆さんも、自分が初めて植物を買ったときとか、初めて好きな多肉に出会ったときのこと、自分が初めてタm(ぅわーーー!

…などを、思い出してみてはいかがでしょうか?
また新たな気分で植物に接することができるかもしれません。

冬越しのツレヅレ2007(2)

冬越しのツレヅレ2007(1)では、うちではほとんど植物は室内に取り込みませんよ、というところで終わりました。その続編です。

いずれにしても、人一倍寒がりの私。
いかに暖冬といわれようが、外に出ないだろうことはもう目に見えております。つまり、冬越し準備の主たる目的、それは!

「できるだけ外に出ず、手抜きできるベランダにし、なおかつ植物の状態を把握しやすくするか」

これです。休日は別としても、仕事して夜帰ってきたら寒い。朝も寒い。去年もそうだけど、ベランダに出てゆっくり世話をした記憶が本当にないのです。それは昨年度のブログの更新状況からも明らか。掃き掃除すらほとんどやらないから、ベランダは荒れ放題。

ということで、寒くなる前にどうベランダを整理しておくかってのが最大のキモなんです。掃除するのなら短時間ですませたいし、植物を観察するのなら一手に把握できる方がいいから。

植物がいっぱいいることによって大変になる…というかな、仕事でやっているのではないから、管理に気を取られすぎるのはいやなわけ。我慢して我慢して頑張って飼うなんてことは、私のような適当愛好家にはできませんのです。

あくまでも主役は自分である! 植物は趣味以上のものではない! たぶん…いちおうね…記事の行きがかり上そういうことにしておいてください…(←ベランダの植物に見られている気がしたらしい)

植物の整理整頓

写真:植物の整理整頓(クリックで拡大)わさわさしてるけど!
寒冷紗を洗濯ばさみとかで留めてるけど!
うちは実用第一、オサレなベランダではない。ディスプレイは二の次。置き場をまとめることにより、寒い中を見て回る時間も、水遣りの時間も少なくて済む。

暖かそうな日中は仕事で出ているし、フォローしてくれる家人のたぐいはいない。かと思うと週末は猛烈な寒波で、おこたの中でぶるぶる…てなこともあるからね。

「冬の水遣りは朝やりましょう」なんて書かれているけど、出勤前は太陽がやっと出たころで、肌を切るような寒さだよぅ! 無理です私が!

動線の確保

写真:動線の確保(クリックで拡大)春まで使わない資材は倉庫にしまい、鉢は直置きにせず通路はなるべく大きく開ける。掃除しにくいのが、一番の掃除しない要因なんだよねー。どうせ寒くて座れないだろうパイプ椅子も室内に引き上げた。そしたら、とってもひろーく感じるし動きやすいのである。

写真:2007 冬 ベランダ配置図(クリックで拡大)わかりやすく配置を描いたものがこちらです。これだけ見るとすっごく整頓されたベランダっぽいなw

二年前の配置図よりマシかと(笑)


室内観察

さて。なるべく外に出ない、その神髄がこれだ。この作戦だ。
室内に入れて愛でるのじゃない。室内「から」愛でるのだ。

といったって、すべての鉢を窓の前に並べるわけにゃーいかねぇ。本来は窓の前はふさがず、室内から見たときに空が広く見えるほうが好きなのです。でもどうせ冬だし、カーテン閉めちゃうし。最悪、ベランダに出られればそれでよいんで。室内から見える窓の端と端に、室内から見えるように多肉棚を配置しました。

写真:硬ハオ棚(クリックで拡大)こちらは硬ハオ類の棚。トンカチは凶器ではありません。Web屋のベランダ一部紹介…は二年ちょっと前の記事なんだけど、このとき使っていたすのこラックを復活。ずっと玄関の外に放置していたのです。そのせいか、風合いが良い感じに(笑)

ここは日照時間が短めの場所。といっても寄せ植え鉢だけはふつーにボンと置いてあります。甘い顔はしないぜ。おーよちよち。

写真:硬ハオ棚(クリックで拡大)硬ハオ棚を中から見たところ。普段は20%の白寒冷紗をかけています。硬いモノたちがここで談笑中。

写真:軟ハオ棚(クリックで拡大)ところかわって、こちらは軟ハオ類の棚を室内から見たところ。一番上の写真の、白いマスクをかぶった棚ですね。

屋根裏には、垂れ下がるものたちがタレタレと垂れております。上段は白寒冷紗の遮光40%、二段目は遮光20%。三段目は焼ハオさんたち。一番下はアロエやセダムのすみか。

日の当たっている時間に、この二段目をのぞき込むのが好きなんです。暖かそうで、いいんだよなあ。

すぐに日が高くなる初夏から初秋にかけては、下段の焼ハオがもっと日照に当たるよう、90度外に向けてベランダに張り出すように配置していました。冬は、ベランダの真正面から太陽が昇るので、日の出、即日照。

このほかラティスラックの下にも肉や葦サボがおりますが、当然放置。
兎・熊・ネコ・豹などの動物も放置(念のため、カランコエ、コチレドン、豹紋ですお)。アロエ・セダム・グラプト・ユーフォルビア、観葉…全部放置。今部屋の中にいるのはパキラとシャコバサボテンだけです。前述のように去年はほとんど外に出なかったので、逆にそれが水を切ったことになり、特に障害もなく冬越しは終わったのでした。うむ、今年も強く育てよ。

いじょ。
参考になるんだかならないんだかわからん覚え書きを終わります。

さて! 明日は、明日は…そりゃもうムフフな日です。
とある人と、とあるところへデートしてきます♪

冬越しのツレヅレ2007(1)

ちょっと寂しい報告なんですが、少し前に花芽を付けた小型アロエの黄花ハオルチオイデス。その後急速に株が弱まってしまったので、いたしかたなく花芯を切除いたしました。隣にいたノーマルのハオルチオイデスにワタムシが湧いていたので、ムシ関係かもしれないムシ。いーんだいーんだ。まだ体力無かったんだもん。花より株だもん。来期にリベンジなんだもん。どうでもいいけど、ハオルチオイデスって日本人好きの4文字とかに省略できないのか。長いデス。ハオルチー? ハオイデス?

追記。もっとさびしいご報告です。ハオルチオイデス、鉢から出して分解してみたら、あれよあれよという間に全部分解されて…。うそーん! 中まで腐っておりました。こ、こんな時期に…油断していました。小さいけどひとつ、仔が予備にいるのが不幸中の幸いか…。うおー!

さて最低気温も10度を切ろうという頃になると、そろそろ考えるのが冬越しの準備。特に、まだ株を冬越しさせたことがないという方は、そりゃもうオソルオソルな感じかと思われます。温室を作ろうかなー。室内に入れようかなー。何度くらいになったら入れればいいんだろう。オソルオソル。

えー、迷える子羊たちよ。
がんばってオソルオソルやってください。私もオソルオソルでした。あの方だってこんな方だって、最初はオソルオソルなのです。春に植物を飼い始めた方は、冬を越えればもうすぐ一年ですよね。1サイクルまでもうちょっと。がんばってください。

ちなみに最初の頃、夏越しで植物をダメにしたことはあっても、冬でダメにしたことはありませんでした。どーんと行けどーんと。行ってどうにかなっちゃっても私のせいではないぞ。

植物の冬越し、特に多肉についてなのですが、冬だからといって焦ってどれもこれも取り込むこたーないと私は思います。一つの目安として「霜が降りる」「降りない」というのがありますが、寒冷地に住む方や、1階の地植えというのでもなければ、ベランダではそうそう霜が降りるものではありません。って、思いっきりベランダーの方、それも寒くない地方の方を相手にしゃべってますけどw

うちは関東郊外の平地なので、ひと冬の最低気温は平均すると0度から5度のあいだ。氷点下にも数回はくだります。が、ほとんどの観葉・多肉は戸外で越冬しています。温室などは作っていませんし、ビニールも覆っていません。あるのは夏と同じ寒冷紗のみ。

ベランダ用の小さいシェルフだと、温度変化が急激なんですよね。以前、ピーカンの朝に寝坊して開け忘れて、中がムシムシのふにゃふにゃになっていたこともあり(東南向きの7階なので、日の出の瞬間から太陽が差し込んでくる)、そんなんでプレッシャー感じるのはイヤで、「面倒臭い」と思ったら植物できないのでやめました。

逆に、中に入れたら入れたで、暖房がんがんの室内では水分管理が意外に面倒。乾燥させすぎて虫が湧く。場所も取る。何度も書いているような気がするけど、植物がたくさんいることによって大変に思う…というか、「管理が大変だなあ」と感じるのがいやなわけなんです。目はかけるけど放置できる、わんぱくでもたくましく育つ、基本的にはそんなハムのような植物たちでベランダができあがっています(微笑)。

(長くなるので後半へつづく)

焼配合粒土のツレヅレ

前のコメントでちゃかさんがぽろっとこぼしていた「ハオルチアデータベース」。作ったら確かに面白そうですよね。私自身はまったく詳しくありませんが、個々の情報なんかを持ち寄れば… Movable Typeかなんかで…ってイカンイカン…

本題に入りましょ。
「自分好みの土配合派」にしてみると(はぐれ刑事純情派みたいだ)、狭いベランダは土の置き場所を確保するのに困りますよね…という軽い話を土についてのツレヅレでしました。

微塵を振るときのモヤモヤの行く先だって気になります。
ビニール袋の中に霧吹きして湿らせて、ふるいを突っ込んで振るんだけど、自分自身がデカいビニール袋の中に入って作業でもしない限り、完全にモヤを阻止するのは無理。 隔離されたベランダでもない限り、ベランダーは常に隣と隣り合わせにあるのです。当たり前ですねそうですね。

そこで「前々から気になっていた」と以前に書いた焼配合粒土。そういう作業をできるだけ減らしたい、わけではなく単に土自体に興味があって買ったんです。…なんだったんだこの二段落分の前説は。とか言うな。

写真:焼配合粒土(クリックで拡大)使い回しの写真で恐縮ですが、「焼配合粒土」。会社の名前が袋に書いてなーい。焼軽石80%+焼赤玉土15%+焼富士砂5%。お値段600円ちょっとで容量10リットル。この配分で三種類同じ量を買うよりはリーズナブル…かな?

大粒・中粒・小粒・微小粒とあるようですが、売っていたのは小粒と微小粒のみ。私は微小粒を購入しました。多肉の小さい鉢用途だと、これくらいがいい感じ。うっかり気づかず、その上の小粒を買うところだったぜ。

写真:焼配合粒土の中身(クリックで拡大)中身はこんな感じ。もう、ほとんど石ですね。PH値は約7.0、中性なので混ぜ込む土によってどちらにも振りやすいです。そもそもはランなど着生植物関係、石メインで育てる植物向けの配合土。保水性は無いに等しいのであります。

もちろん、いくらなんでもこのままは乾きすぎですので、私はこれに硬質鹿沼土、くん炭、ものによって焼赤玉をプラスしたりしました。ピートモスなんかもいいかもな。上の方だからかもしれないけど、微塵がほとんど出ない。考えたら、微塵の出る要素が少ないですもんね。これ、いいです。すごく手軽でイイ。手抜きに最適。ブラボーサルちゃん。

しかしこれ、ネットでは売ってないのよねえ。ヒットするのは、「ベスト蘭」の1,000円オーバーのものがほとんど。うーむ。無くなったらいやだから買い置きしておこうかな(それこそどこに置くんだって話)。というわけで、お近くのなにかで見かけましたらのご参考までにどうぞ。

竜鱗の生長点障害(2) 燃えよドラゴン

皆さまにお知らせ。「ヒドいネットショップの…」で一大センセーションを巻き起こした「ナニの巻」ですが、よく見たら「ナニの塔」だったので記事を訂正しました(笑)。どこのお店かというお問い合わせは受け付けませんので、がんばって探してね♪
(じゃなくて、間違えてたから検索ヒットしなかっただけじゃん…。まあいいや…皆さん、お店は責めないであげて、笑い飛ばすだけにしてね…)

さて、竜鱗の生長点障害(1) しょげるドラゴン(07.10.05)の続きです。ホウ素欠乏ではないかと当たりを付け、施肥をしたところまででした。その後、竜鱗がどーなったかと申しますと。

img: 二週間前の竜鱗(クリックで拡大)これはNo.1同様、生長点障害になったもうひとつの名無し竜鱗のBefore。施肥したあとに撮ったので多少回復しちゃってるんですが、拡大してみると新芽の根元がよれています。これがぺたっと下にくっついちゃっていたんです。

img: 施肥した竜鱗(クリックで拡大)After、施肥して二週間後。新芽が健全に立ってるじゃないですか。心なしか、ノギも元気になってきている気がする。さらに今日見ると、根も養分を吸ってくれて葉がプクパンになっていました。うおおー、なんかすげえ! No.1も復活してくれるといいな。


竜鱗の育て方に悩んで出た結論

一番始めに手に入れた軟ハオがこの竜鱗。当時はわけもわからずでしたが。日照があまりよくないとか、実は硬ハオなんだとか違うとか。気にしていないうちは普通に育てられていたのに、扱いがわからなくなったと同時に調子を崩して…。そういうことってありませんか? いわゆる「船頭多くして船山に上る」ってやつですか(笑)。

勝手に難物指定にしてるけど、よく考えるとそんなに難しい特殊な生き物なんだろうか。そんなに難しいものなら、こんな流通しないだろ。けなげに生きているだけなのに、難物呼ばわりなんていい迷惑でス。…と、竜タンがぶぅたれております。ごめんよ、悪いお母たまを許して。

調子がつかめなくなったのはどうも、「軟葉系」と意識して、おっかなびっくりになってからのような気がする。硬葉系と言われたり、中間系と言われたり…そうか。なら、硬ハオの育て方をしてみればいいのではなかろーか。そうだよ。そうだ。見えたぞ。そうに違いないアハハハハハハh

第一、涼しくなったのに葉がヘコんだままはまずいでしょ。乾いたら普通に水をじゃぶんじゃぶんとあげちゃえ。もっとむっちりさせなくちゃイカンよ。直射ではない明るい場所…これはそれこそ、硬ハオ置き場に一緒に置いてしまおう。

アロエ科に肥料は要るのか要らないのか

総合すると入れない人のほうが多いのかな? それとも半々かしら。
腐葉土を使うから特に施肥してないという方もいらっしゃるし。元肥は入れないけど液肥はマメにするという方も、もちろんまったくしないという方も。栽培している植物の種類や育て方(ムチパンかキュウキュウかなど)にもよるだろうから、一概には言えませんよね。

ただ今回、肥料が必要なヤツもいるんかなあと思いました。
マグァンプKは丈夫な体を作るリンが多く施されています。

…あら、宣伝みたいになっちゃった。じゃなくて。

マグァンプのような緩効性肥料はリンの割合が多いですよね。リンは花付き実付きのほか、サボテンの棘や硬く締まったマッチョな体作りに一役買うそうです。従って、「より」硬ハオ向きなんじゃないかと思ったんですよ。ちなみに右は、鉄が含まれるマグァンプFe。鉄であざやか! ですと。

棘ってことなら、ノギ部分が少なくなってしまったアガベ(NO.1)にもいいかもしれない…と、今回植え替え時にマグァンプKを元肥として入れてみました。ガラ多め、気は遣わないで基本放置…というアガベのセオリーから少し外れるけど、これで元気になればいいじゃないか。

竜鱗だけが欠乏症(らしきもの)の餌食になったというのは、これ固有の、なりやすい症状と考えてもいいのかも。いつも普通に施肥していたり、今まで特になんの支障もなかったという人は、考えなくていいと思うんだけどね。たまたま私は全くしていなくて、こういう症状が出たので、調べるきっかけになりました。もちろん昔に竜鱗を溶かしたときは虫だったので、それも考えなくはなかったけど。

今回の件で、植物を健全に生長させる「土壌づくり」は、さまざまな要素が絡むことがあらためてわかりました。その株の性格を知っていても、肥料のことだけかじっても、土やPH値のことだけわかっていてもだめなんですよね。

例えば前の記事で書いた苦土の話ですが、苦土石灰はマグネシウムを強化したアルカリ性のもので、同時にリンの吸収を助けてくれる働きをしてくれるものだとか。赤玉土や鹿沼土はリンを閉じこめてしまうので、それ主体ならリンは多めに施肥する方がよくてだとか、つながりまくってるんです、いろいろなことが。一つの現象に一つの要因ってことがあり得ない。それに調べるまで、ホウ素欠乏なんて現象、まったく知らなかったですもの。

すべての、植物を構成する、植物に必要な要素というのは、摂取しても摂取しすぎなくても障害の元となるわけ。植物自体の好みや状態をはかりつつ、バランスよく与えていくのがいいんですね。

それにしても、今回ただ一つ難を逃れた、白肌が魅力のあの竜鱗も、親株はすっごくいじめられてガリガリなのよねぇ…。中途半端に焼けちゃってちょっと汚いし。はやくムチムチパンパンダクダクスルリスルリとした美肌ドラゴンに戻してあげたいものです。そしてまたいっぱい子供を産んでくれー。頼むぞー。

学名のツレヅレ

最近、いろいろ植物の本を買い込んだので、思うところをたまに書いていこうと思います。今回参考にした本たちの紹介は、またいずれ。

学名というのは、発見されている生物全てに付けられている世界共通の名前のこと。例えば私もアナタも、Homo sapiens。アナタが人間ならば…ですけど。

ハオルチアをやる人ならご存じの、レツーサレツーサと呼んでいるのはHaworthia retusa。学名がそのまま呼称として使われているものから…

月下美人「月下美人」という和名で呼ぶのが一般的なコレの学名は、Epiphyllum oxypetalum。オキシ、オキシペ…舌を噛みそうです。

「月下美人」という名前だけだとどんな花の仲間かわかりませんが、Epiphyllumという属名が分かることによって、ああこれは孔雀サボテンとか、葦サボテンの仲間なのかとわかるわけです。確かにこの大げさな花は、サボテン類特有のものとも言えます。おのずから、育て方も類推できる訳なんですねー。へー。


という感じで、学名は規則に沿ってラテン語で表記され、属名+種小名という形式が取られています。(学名 - Wikipedia

今となってはラテン語というのもなじみがないかもしれませんが、学名がこのラテン語で書かれるわけは、今では口語として使われない、固定的な言語だからだそうですよ。これがもし英語やフランス語だとすると、国や地方によって方言があったり、時代によって口語変化していったりしてしまいますよね。

ヒガンバナ和名にしても、ヒガンバナが曼珠沙華などと呼ばれたりするように、同じ植物でもさまざまな呼び名が存在してしまいます。全ての人がその植物を同じものだと同定するのに具合が悪い。本の受け売りですが、ヒガンバナは地方によって410もの違う言い方があるそうですよ!


そんなわけで、植物をすべて分類して、ラテン語で一意的な学名を付けておこう!としたのが昔のエライ人です。ちょっと話をはしょってますけど。

で、難しいっぽい話は終わり。付け焼き刃なんで、自分でかみ砕けているのはここまで。そもそも、この「種小名」に注目するとおもろいですね、という話をしたかったんです私。

種小名のツレヅレ

種小名は人の名前だったり、産地だったり、その植物の形状なんかを表したりするもんです。私のベランダにある植物について、いくつか例を挙げてみますね。

  • ハオルチアには種小名が「-a」で終わる名前が多いのにお気づきでしょうか。retusa、obtusa、comptoniana、correcta、などなど…。これはHaworthiaが女性名詞なので、続く種小名も女性名詞になる、というラテン語のきまりのため。女性名詞は-aで終わるものが多いらしいです。
  • よくあるのが「○○オイデス(-oides)」という学名。ご存じの方も多いと思いますが、これは○○に似た、という意味を表します。Aloe haworthioidesはハオルチアに似たアロエ。サルコイアシのHathiora salicornioidesは、アッケシソウ属(Salicornia)に似たハティオラ属の植物、と言う意味。
  • 植物の形状を表している種小名も多いですよね。
    Quercus acutissima(クヌギ)のacutissimaは、「非常に鋭利な」という意味です。確かに葉っぱ、とがっています。
  • たまにブログでつぶやいている黒さん、Aeonium arboreum(黒法師)のarboreumは高木状の、という意味。
  • Ficus microcarpa(ガジュマル)のmicrocarpaは「小さな果実を持つ」という意味。小さい果実状の花がつくことを指して付けられたのでしょうか。
  • グリーンネックレスのSenecio rowleyanusrowはおそらくラテン語でも「縦」という意味でしょうから、縦に垂れ下がるって表されているのが推測できますね。
  • ラセンイはJuncus effusus 'Spiralis'Spiralisはスパイラル、クルクルだろうなあとわかるけど、effususは「締まり無く広がった」だそうです(笑)。確かに、うちのも、自由奔放に…
  • 植物の性質を表しているのでわかりやすいのが、Rosmarinus officinalis(ローズマリー)。officinalisは「薬用の」という意味だそうです。なるほど納得。
  • 産地や地名にまつわる種小名でわかりやすいのが、-ense、-ensisなどの語尾が付くもの。つまり、Graptopetalum paraguayense(朧月)は、パラグアイ産…なのかぃ?
  • うちには無いんですが、-ensisで思いつくのがHaworthia springbokvlakensis(スプリングボックブラケンシス)。スプリングボックは南アフリカの地名。チワワエンシス、ってなのもありますよね。
  • Sedum adolphii(銘月)の「-i」は、だれだれさんの、という意味を表します。アドルフさんに関係しているんですかね。

学名って聞くととっつきにくいけど、ちょっとかじってみるとその植物のいでたちやら、出生やら、由来やらがわかるという、けっこうおもろいシロモンなんですよ。

アッケシソウ(珊瑚草)の群生例えば上に挙げた、サルコイアシが似ているというアッケシソウ属のアッケシソウ(珊瑚草)。調べて「おー!」と声を上げてしまいました。なるほどそっくり。珊瑚と言えば、ミルクブッシュなんかも青サンゴなどと呼ばれますね。

ちなみにこのアッケシソウ(珊瑚草)、北海道の湿地帯などにいる植物なんですが、秋になると茎が赤く染まり、群生している場所は右の写真のような赤絨毯の様相…うわー、これすごい。見に行きたい。…とか、無駄な(じゃないが)知識が増えるわけですね。

もちろん、学名学名って神経質になることはなくって、それが和名で親しみがあれば和名だけ知っていたって良いし、名無しだって可愛がる植物には変わりないわけです。分からないものをしゃかりきになって同定しなくたって、それは愛する植物です。私もハオルチアや葦サボは都度調べようとはするけど、覚えはしないです。プロだって、全ての植物の学名に精通している方は少ないでしょう。もういいじゃん、自分で「ジョゼフィーヌ」とか、「肉団子」とか付けちゃえばさあ。(いい加減

そうそう、日本名でハオルチア ハオルシア ハウォルチア、どれー?どれが合ってるのー?って気にする必要は全くありません。国名みたいに、日本語では「ハオルチア」と表記する!なんて決まっているわけでもありません。日本ハオルチア協会があるから「ハオルチア」が正解、ってわけじゃない。ハウォルチアって読んだら恥ずかしいわけじゃないです。英字のつづりの読み方ってそれぞれですし、日本語(カタカナ)で正確に表記できるもののほうが少ないでしょう。

以上、素人がえらそーに書く学名のツレヅレでした。御精読、ドーモありがとうございました。下記は参考の覚え書き。後で読むべし(自分宛て)。


米のとぎ汁とベランダー

とぎ汁久しぶりにお米を大量に研いだので、迷ったあげく植物にやってしまいました。

一時期、米のとぎ汁を植物にやると良い・良くないという話を聞きましたが、皆さんは使われてますか?

米のとぎ汁をプチ園芸に活用!お米のとぎ汁、他、質問サイトなどをざっと見て、統合すると以下のようです。

  • 米のとぎ汁はそのまま捨てると、生活排水から水質汚染につながるらしい。
  • だから園芸などに活用することが奨励された…のだが、
  • 米のとぎ汁にはリンやチッソなど、有機性の養分が含まれている。
  • 含まれるデンプンにより、土が硬くなることがある。
  • 汁に含まれる成分が吸収された後、土を酸性にする。
  • 腐食臭や虫が湧くこともある。最悪、キノコが…
  • 腐葉土にかけて堆肥作りなどには使える。
  • 畑などにはよいが、鉢植えにはお勧めしない。
  • たまにはいいけれど、同じ鉢に毎回与えるのはお勧めしない。
  • 室内の鉢にはお勧めしない。

結局、ベランダーには使いづらい素材ってことですねw

そもそも有機肥料って、臭いやら虫やらと無縁ではいられない。自分だけが臭かったりするのはしょうがないけど、哀しき共同住宅。お隣さんがたがどう思っているのか気になるわけで…。撒くのは少量なのに、ヤツらったら強力なんだ。

いずれにせよ、水遣り頻度が少なく、鉢自体が小さいうちの多肉なんかには使っちゃイヤンってことを再認識できました。

私も前に、白い膜らしきものが張って水の吸いが悪くなった覚えがあるので、水遣り頻度の多い、しかも大きめの鉢であるクヌギなどにやってみました。これはそんなに悪くないと思う。失敗したのがハーブ。とぎ汁、酸性になるって? アルカリ土壌が好きっつってんのに、薄めないとぎ汁やっちゃったよw

ま、明日も晴れるから水遣りをすると思うので、さくっと養分だけ吸収してもらい、どんどん流しちゃいましょう。第一うちの場合はベランダだから、思いっきり下水で流れちゃいますわ。海と川の中の人、ごめん。

竜鱗の生長点障害(1) しょげるドラゴン

なんか園芸っぽい格好よさげなタイトルっすね。(全然よくねー)
今日は理科らしいお話。というだけで消化不良を起こしそうな方、大丈夫アナタだけではありません。私がすでにプリーズ太田胃散です。

というのも、以前よりうまいこと仕立てられず手こずっている竜鱗二匹の話なんです。9月に入って、こんなことになっていました。

img: 竜鱗No.1の生長点障害(クリックで拡大)これは竜鱗No.1の生長点付近。写真がちょっと悪いんですけど、新芽がくにゃっと曲がっているのがわかりますか? ある意味グロい感もあるんですが、これを見たときの私の衝撃と言ったら、もうね、アンタ。

しかしマテおちつけ。たとえこれが宇宙人や小人のしわざとしても、現象には必ず原因があるのだ。植物をやってきて初めて見た症状だったので、ネットをかけずり回り、調べに調べました。そしてあったのがこんな情報。

「病害虫は少ない」と書いたが、竜鱗系(H. venosa系)のものには、原因不明の葉枯れがしばしばおこる。…(中略)…病気ではなく、なんらかの生理障害(土壌の過湿、高温、通風不足などによるもの?)ではないかと思われる(引用:ハオルチアの栽培|おひるね園芸

ああ確かに、葉枯れはあるなあ。ねずみでも虫でもなく、変に欠けちゃったところとかあるわあー。そこから全部腐るとかはないんだけど。

さらに生理障害、生長点障害などで検索してみたら、それらしい記事にぶち当たりました。これだろうか。ちなみに下記の植物雑記はいつも参考にしている、サボテンと多肉植物 Shabomaniac!内のコンテンツ。フレーム内ページに直貼りご容赦。

pHコントロールの失敗が主因と考えられる微量要素の欠乏でした。欠乏障害は、一般に高いpHの乾燥した用土状態で起こりやすいもので、ホウ素欠乏では成長点の障害(芯止まり、褐変など)、マンガン欠乏では淡緑化などが起こります。…(引用:vol.3 栽培用土について|植物雑記

酸性に傾くとホウ素の可溶性が増し、流亡しやすくなる。一方、アルカリ性になるとホウ素は不溶化するので、酸性でもアルカリ性でも欠乏症が発生しやすくなる。また、土壌水分も影響し乾燥下では吸収が抑制される。(引用:ホウ素欠乏症(B欠乏症)|農業技術センター

ホウ素。微量要素。よく肥料に書いてある、リン・チッソ・カリの他に入っているというやつね。その、ちっとしか入っていないものが足りなくなると、そんなにも影響があるものなんですね。って現に障害出てるし。(そのせいだとしたらだけど)

そういえば前に、氷砂糖のエントリで、葉緑素を出したいとき→マグネシウム→苦土とかで対処、みたいなことを書いたけど、今考えてみたらアンプルを施すか(微量要素メインで構成される活力剤)、普通に液肥や置肥をするのでも良かった気がする。マグネシウムばかりが過多になれば、また他の障害につながることもあるだろうし、石灰分が多すぎても、土のPH値によっては強アルカリに寄ってしまって具合が悪いし…。と、要はバランスが大事なんだな。

しかしねー。こう知ったかぶりでいろいろ書いていますが、知識がすっごく断片的なんだな自分。園芸…というより、基本的な理科の知識がぜんぜん足りないにょー。勉強しよう。

なにやら期末試験とかに出そうな表もあるけど、というかそういう意味で目にしていたらすごく嫌いな表だったろうけど、今は宝の山に見えるぜ。理科って楽しい。園芸って、意識していなかったけど思いっきり「理科」してる趣味なんだな。もちろん、知らなくても育てられはするし、綺麗に仕立てる人もいらっしゃる。スタンスは様々なんで別にいいんですけど、今、単に知るのが楽しいんだよねえ。…ってどう見えるか知りませんが、学生時代はずっと文系だったウェブ屋です。

さて、これらをふまえてホウ素欠乏の話に戻ります。もしそうだとすれば、石灰やくん炭を混ぜすぎたことで土がアルカリに寄りすぎたのかしら。「欠乏障害は、一般に高いpHの乾燥した用土状態で起こりやすい」というのも、今年の夏は特に心当たりありますよね。乾かしまくりましたもの。

もちろん、あまり施肥するクセがなかったので、そもそも健全な生長に必要な成分が足りなかったのかもしれません。しかし、ここ一年以上無肥(ムヒ?w)でやってきて、このような症状が他のハオルチアに出たことは無い。してみると、このような症状が出やすいのは竜鱗の特徴なのでしょうか。実際インタビューしてみたいんですが、竜タンはとってもシャイなので答えてくれませなんだ。

えー、冒頭の「マテこれには原因が」からずいぶん風呂敷を広げちゃいましたが、新芽がふにゃまがったNo.1と名無し竜鱗の二匹には、取り急ぎ肥料をほどこしました。長くなりましたので、その後のお話は竜鱗の生長点障害(2) 燃えよドラゴンにて。

硬ハオ置き場の話

えー、なんですか、「硬ハオは増やさないようにしているけど気になる」「でも硬ハオは難しい」「硬ハオは苦手」という話、よく聞きます。

そうかな、そんなに難しいかな。
硬葉系の十二の巻からハオルチアを飼い始めた私にしてみると、軟ハオの方がよっぽど難しいです。いや、予想が付きにくいというのかな。性格がその種によって違いすぎて。仕立て方はそれぞれですけどね。それに比べれば、硬ハオはそれほど違うという印象がないんです。思いっきり難物というのも無い気がします。(竜鱗や玉扇・万象は軟ハオとしてとらえてます)

ただ軟ハオの管理に慣れている方に多いのが、乾かしすぎてアウト、かといって濡らしすぎてアウト、遮光しすぎて元気ない、全然動かない、びろんと広がってカコワルイ、直射を浴びせて葉が焦げた。などなど、様々な悲劇がありますようで。総合すれば乾かしすぎず適度な遮光ってことなんですが、一度苦手意識を持ってしまうとアレなんですよね。わかります。

…ってなことを今日つらつらと考えていて、ふと思い立って硬ハオをまとめて置くことにしました。硬ハオの寄せ植え鉢のある場所がけっこう良さそうなのと、軟ハオの棚に一緒に置いていて、水切り過ぎて、この季節にガリガリな硬ハオが続出しているせいです。

写真:硬ハオ置き場(クリックで拡大)

まだ仮りで、数鉢が合流してないんですが、とりあえずまとめないと気が済まなくなっちゃって、暗い中ゾリゾリと(笑)。写真を撮って気づいたんですが、やたら黒兎耳ダルマが伸びてきてますね。へー。あ、けっこう黒兎耳、耳落としてくれてます。予約中の方、しばしお待ちを。

ここはベランダの奥、上にちょっと見えているパキラがちょうど良い具合に遮光してくれる場所。向かって右(南)の方に太陽が消えていくので、軟ハオ置き場より日照時間が少ないです。冬になったらパキラは室内に引っ込んでしまうから、コルディリネかなんか、違うもので代替しなくちゃいけませんが。

土は軟ハオと一緒ですが、基本的に朱温鉢に植え付けています。私のベランダと土の具合では、これが良い保水具合。じゃあプラ鉢はよくないのか、と言われても困るんですよん。保水性のある土を使えばいいわけだし、通風や日照によっては乾きにくい場所もあるだろうし。下の方に置くか、棚の上の方に置くか、室内に置くかでも違うんですから。

テラコッタでの寄せ植え

最近思ったのは、この「テラコッタ寄せ植え」が環境として、意外に悪くないんじゃないかってこと。そもそも水分の蒸発しやすいテラコッタですが、この土の量だとすぐにカラカラになることはありません。地面から少し持ち上がっていれば、鉢の底だけじめじめってこともありません。でもこれは、同じような根の深さ、株の大きさのハオルチアを揃えたほうがいいでしょう。置き肥や液肥はそれなりにやっています。

管理方法ってなにさ

…という私の管理は、決してお勧めしているわけではありませんのよ。ハオルチアの管理について、少しでも調べたことのある方は、あまりにも人によって言っていることが違い、わけわかめちゃんになることもあるでしょう。私だってそうです。私だってわけわかめちゃんです。しかし、誤解しちゃいけないのは、実はどれも間違いじゃないってこと。「その人の環境では」、それが正解なんです。

多肉、いや植物の管理に、目安はあってもセオリーは無きにヒトしいのであります。ってなことで、私がそれらしく書いている管理方法も、貴方のベランダに合うとは限らない。1階のベランダと7階のベランダでは乾き方も違います。関東と北海道、中部に九州でも違います。毎日「愛してるよハニー」と声をかけているかどうかでも変わってきます。冗談です。言い訳がましいんですけど、参考程度にお願いします。

ってことで軟ハオ置き場がかなりスペース空きました。
さあ、これで心おきなくハオルチアを(こら

…しかし今回「硬ハオ」検索したら、見事にお知り合いのブログばかりヒットしてちょい笑いました。硬ハオって呼んでるの、私たちだけなんでしょうかねw

肥料についてのツレヅレ

最近、肥料について質問されることが多くなってきたので、自分なりに考えてみました。なので今日はムチムチもサボサボもモサモサもありませんよ。我慢しなさい。ね。大事なことだから。ちょっと長いけど読んでいただけたら嬉しいです。

…とか申しましても、今までそれほど積極的に肥料のことを考えたことはない私。元肥(マグァンプ)と液肥(ハイポ)さえ持っていれば十分、多肉については量だけ少なくすればいいや! という適当な感じでやってきておりまして。

ハオルチアなんかには、その肥料すら最近施肥していない。これもその植物や育て方によるわけなんですけど、ハオには肥料がいるんだ、いや要らないんだ、ということを聞きかじってはその都度翻弄されている、しようのない自分なのでございます。

ただ最近、ハオルチアの中に生育不良を起こすものがいまして。肥料のせいかわからないんだけど、いずれにしてもうちには観葉も多肉もいますし、ものや状態によって肥料というか、それに含まれている成分の効能を考えて施肥してやる必要があるかなあと。

いわく、三大成分の「チッソ・リン・カリ」ですね。どうもね、これが自分、うまく覚えられない。

餅は餅屋、WebはWeb屋、肥料は肥料屋に訊け

で、懇意にさせてもらっている地元の園芸資料屋さんで聞いたところ、おばさんは至極かんたんにこう説明してくれました。

「葉緑素がどれとか、そんなの考えてたら難しいわよ。だから、チッソは葉っぱ。リンは花。カリは根っこ。葉っぱが出て、花が咲いて、下は根っこ。こう覚えちゃえばいいのよ。もし多肉をやるのであれば、葉っぱとか、あとは根っこの粘り強さを重視した肥料でしょ。多肉でも、サボテンみたいな花を咲かせるものはリンの強い肥料という具合よ」

なるほどなるほど。これなら覚えやすそうです。
ってことは、観葉も多肉も花モノの無いうちには、どうしてもマグァンプKじゃなきゃいけない必要はないんだな。さらに多肉に良さそうな肥料を訊いたところ、

「ハイポの微粉なんかは、カリが強いでしょ(チッソ6.5-リン6-カリ19)。これは水に溶かして使うものだけど、サボテンなんかは水遣りの頻度が二週とか、三週に一度なんでしょ? だったら、そのときにやったりすればいいわよね」

三週に一度…はものによって違うし、ちょいタニサボがごっちゃになっているおばさんですが、確かに強い根っこを作るなら普通のハイポ液肥をやるよりは効果ありそうです。そんなわけで、うちの肥料関係(土壌改良材を除く)のラインナップは以下のようになりました。

img: うちの肥料(クリックで拡大)白い粒はマグァンプK。左から、タニサボ専用肥料、緑色のがHYPONEX微粉、後ろがHYPONEX原液、花工場原液。あと、肥料とは違うけど茶色いのがメネデール、黄緑がアンプル(栄養剤)、霧吹きの中身は竹酢液を1,000倍程度に薄めたものです。


観葉植物には、今まで通り元肥にマグァンプ、あとは液肥をたまにやります。花工場液肥(5-10-5)は買い足したもので、HYPONEX液肥(6-10-5)よりチッソが抑えめ。気分なのですが、こちらにシフトしていこうと思います。うちには花モノがないので、そういう意味ではハイポ微粉でも良いと思うんですが、ここらも気分で。メネデールは発根させたいときに使ったりしますけど、アンプル同様、普通に活力剤としても使えますね。竹酢液は、思い出したときに植物の皆さんにシリンジしております。

多肉・サボテン用の肥料というもの

最近のメールでいただいた質問で、「多肉用の肥料って知らないです」とシレっと書いてしまいましたが、ちゃんとあるんです。ありました。すみませんでした。それが上に写っている黄色っぽい箱。タキイさんで出している「アミノールのサボテンと多肉植物専用肥料」です。400グラムで、400円くらいでした。なぜかネットではほとんど情報がないのですが…。

チッソ5-リン6-カリ5という配合に加えて微量要素を含み、各種サボテン類(トゲ、ボタン、シャコバ、ギムノなど)、アロエ・エケ・メセン(リト・コノ)、カランコエ、エケベリア…などなどなど、要はタニサボ一般に効果的な肥料らしいです。他の緩効性肥料と大きく違うのは、成分の配合くらいらしいですけど。

栄養分もさることながら、酸性になりやすい土の土壌も保ってくれるとのこと。ゆえにアルカリ性ですので、量にもよりますが、土は中性程度がよかろうという感じです。硬質焼赤玉100%とかだと、もろアルカリ性土になってしまいますし(赤玉土は酸性です)、石灰のようなものを混ぜ込む必要もないですね。化学っぽい話になりますが。

ああ、学生の頃なんでもっと勉強しておかなかったか化学。今なら超楽しんで勉強できるぞ化学。ただしその単元だけな。

有機配合なので、あの独特のニオイは多少ありますが、気にはならない程度かなあ。ただ川砂みたいに細かいので、混ぜ込むときにはちょっと注意が必要かも。マグァンプのように高度でもないので、おだやかな効き目が期待できます。といっても、前は普通にマグァンプを使っていましたし、問題は無かろうという…あとは気分の問題というか…それほどシビアに管理してないですし(笑)。

ま、そんなこんなでいろいろ書きましたが、観葉用はこれ! タニサボ用はこれ! というよりは、植物の種類や状態を考えながら施肥していくのがいいのかなあという覚え書きでした。
また何か変化があったらご報告します。

肥料関係の参考URL

チッソ、リン酸、かり…えーと? ってな方はまずこちらを。

ピリフェラを綺麗に見せる

ちょうど、1911さんのところで美しいHaworthia / クーペリー・ピリフェラがアップされていたので、こちらも出してみるのです。ついでにトラックバックしちゃえ。

私は多くの皆さんと同じように、普通のコンパクトデジカメを使用しているので、カメラ機能もさることながら構図を考えて光をうまく利用するしかないわけです。肉眼で見ているこの美しさをどうやったら再現できるんだろうといつも試行錯誤しているんですが、うまく撮れるのは10枚撮って1枚あるかどうか。

オブツーサやピリフェラは半透明の窓が大変美しいハオルチアなので、これを生かして撮ってあげられると喜ぶかもしれません。

img: 普通に撮ったピリフェラ(クリックで拡大)今年の5月に基本種のピリフェラを買ってみましたでご紹介した株。ベランダが陰った12時頃、普通にベタに撮ったものです。お仔さまたちが爆発寸前な様子です。

img: 室内で撮ったピリフェラ(クリックで拡大)これは室内で、外が明るいときに撮ったもの。外の植物越しなので、その緑が窓に透けていてとても綺麗です。色の補整は全くしていません。

img: 青空越しのピリフェラ(クリックで拡大)ちょっと傾いていて申し訳ない(笑)。

男爵さんの記事によくある印象のシチュエーションで、青空越しのピリフェラ。ちょっと雲が出てきて白っぽいですが、バックの色によって窓が真っ青に染まります。

夕暮れ越しなんてのも、撮ってみたら最高に美しいでしょうね。
大したテクニックというわけではありませんが、ご参考までに。

鉢底ネットのツレヅレ

鉢底からの虫害を防ぐというよりは、多肉に使うような細かい土が鉢底から抜けるのを防止する意味で、鉢底ネットは必ず使います。といって観葉植物でも、ガラを詰めただけではどちゃーと土が流れ出る。水遣りのたびにベランダが砂だらけになり、ひいては近所迷惑になるため、結局どの鉢にも使います。お庭なら気にしなくてよいのでしょうが。

ゴム素材のマット

写真:ゴム素材のマット(クリックで拡大)園芸を初めてから使っているのが、家具のズレ防止用に売っているゴム素材のマット。ロールで売っているからコスト安だし扱いやすい。

難を言えば、微妙に水はけが遅い(かも)・ちょっと厚め・次の植え替え時には硬化していて使い回しが微妙…などあるのですが、植物の生長上は問題なし。

園芸用鉢底ネット

写真:鉢底ネット(クリックで拡大)そして正統派の鉢底ネット。通常売っているのはこんなやつでしょうね。100円ショップでも売っていますが、園芸屋さんなら5枚で300円などとリーズナブルな値段なので全然お得。

ちなみにこれ、本来の使い方に加え…

写真:鉢底ネットの使い方?(クリックで拡大)ワイヤーシェルフで小さい鉢がコケたりしないために、そして土をポロポロ落とさないために、そのまま敷いたりもしています。

や、これも鉢底ネットという意味では間違っていないのかも。写真はラティス下の硬ハオ置き場です。

この堅めの鉢底ネット。観葉植物には普通に使っていますが、こと多肉の黒プラ鉢のように鉢底が波打っている場合にはまったくフィットしないので、使いづらいことこの上ありません。

で、最近購入したハオルチア。
底に白いアミ状のネットが敷いてあるものが立て続けにあって、なにで代用しているんだろうと思っていたのです。しかしどこかで見たことがあるな。…そうだ、流しの三角コーナーのネットだ。しかし自分は不織布のネットを使っているため、フワフワしちゃって鉢底にフィットしてくれない。(いちおうやってみた)

みかんネットもないし、にんにくネットもない。
そうだ。うちにはあるぞもうひとつ。これだ。

排水口フタ用ネット

写真:排水口フタ用ネットを鉢底ネットに(クリックで拡大)お風呂の排水口フタ用ネット。筒状で、一方が寸詰まりになっていて、フタにかぶせて使うアレ。引っ越しして使わなくなり取っておいたのですが…物持ちがいいのはいいことだ。(←おばあちゃん子)

筒状になっているこのネット。鉢の大きさに合わせて切り、さらに四角形に切り開きます。そのままだと慣性で小さく丸まってしまうので、びよーんびよーんと手で伸ばして使います。なんでこんなこと説明してるんだろうか。

これが、うまいこと鉢底にフィットしてくれて。
幸い、うちにはこの排水口かぶせネットが数十本あるのでしばらくは安泰です。これが切れたら、ビニール製の三角コーナーネットを買うもよし。うまいことに「ヌメリ防止」とか「強い」とか書いてあるので、鉢底ネットとしては最適なのではないでしょうか(もしかして常識?)。

要は、網状のものならなんでもよいわけで。
家にあるものも有効活用しましょうってことでした。ハイ。

土についてのツレヅレ

最近、園芸屋さんに行くと、植物もさることながら土を見ている時間が多いです。このままではウェブ屋さんではなく土屋さんになりそうです。(名字? 誰?)

っていうことで今日は土、土、土の話。
植物なんかこれっぽっちも出てきやしません。

写真:魅惑の土売場(クリックで拡大)ジョイフル本田の土売場。見るだけでときめくでしょ。(私だけか)

これはほんの一部分。外は大袋メインの売場ですが、赤玉から培養土から肥料から石まで、各種数種類ずつ揃っていて非常に楽しいです。

写真:バーミキュライト大袋(クリックで拡大)バーミキュライト100リットル!とか。もうね、ぬりかべ(@ゲゲゲ)みたい。ベッドの下に敷き詰めたらフカフカでいいかも。フライパンで炒ったらポップコーンができるかもしれない。そんな妄想をしながらの土売場。や、友達くらいいますから。

写真:硬質鹿沼土(クリックで拡大)ここで見つけた最近のお気に入りがこれ。焼きではないけど、硬質の鹿沼土。みじんが比較的少ないのがベランダーには優しい。ジョイ本ブランドのようで、買いだめしてきてしまいました。硬質土はいずれにしても重宝しますね。

写真:焼配合粒土(クリックで拡大)そういう意味では前にも紹介した焼配合粒土(焼軽石+焼赤玉土+焼富士砂が80%+15%+5%)、多肉・サボテン用のベースとしてはやっぱりよさげ。肥料なしでいくならこのまま植え付けられそう。お手軽感は二重丸。


うちにある土(のたぐい)

思いつくままに並べてみます。

  • 多肉用…硬質焼赤玉土、硬質鹿沼土、矢作川砂、富士砂、挿し芽用土、化粧砂(黒・白)
  • その他・兼用…できあいの観葉植物用培養土、赤玉土(中粒・小粒)、鹿沼土(中粒・小粒)、腐葉土、黒土、水苔、ハイドロボール、軽石(中粒・小粒)
  • 土壌改良…バーミキュライト、パーライト、ピートモス、くん炭、苦土石灰、珪酸塩白土、ゼオライト

たまに、部屋の中で使い終わった竹炭を砕いて気まぐれに入れたりもします。それぞれの性質を考えながら、その植物に合っているであろう土を作っていくときが一番楽しいんですよ。酸性の土、アルカリ性の土って結局混ぜた物でしか類推できないから、今度テスターを買ってきて実際計ってみようと思ってます。植物にシビアというわけではなくて、純粋に興味あるんですよね。本当に古い土は酸性に振られていくのかとか…って、私絶対暗い人に見られてるわ…。

ベランダーの場合、ここらまで揃えるとたいてい保管場所に困ります。南向きのベランダの場合は袋に汗が出たりしますし。実はまだ予定している植え替えが全部終わっていなくて出しっぱなし。いつも使わないような土は、玄関の外にある納戸の一番下にしまっています。玄関はベランダと居室を挟んで反対側だから、ひんぱんに家の中を運搬したくないんですよね…。ほんと、一戸建てとか、ベランダの広い人はいいなあ。うん。

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