時は2009年1月、Googleノートブッカー(？)を衝撃の知らせが襲ったのでございます。Googleノートブック、終了のお知らせ。

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• another side of ”d-inf” - Googleノートブック開発終了

Googleノートブック。自分も昨年の7月に情報をどうまとめるか - Googleノートブックという記事を書いていますが、Googleが提供しているWebアプリサービス（というのかな）のひとつ。ブラウザ上で簡単にメモを入力できたり、Webページの記事を切り取って貼り付けられたりするサービスです。でしたというべきか。

確かにねー、たまに反応が微妙だったり、Firefoxの拡張で開くミニウィンドウがFlashでちらついたり、手放しで賞賛できるサービスではなかったけれど、それもだんだん洗練されていくのかと思っていたのに。慣れるのにちょっと時間かかったけどさ、基本的にはサクサクしていて使いやすかったんだよ。

決してユーザが多かったとはいえないサービスかもしれないけど、例えばGoogleブログ検索で探してみると「終了？！」「終了だってー」とサービス終了のお知らせを惜しむ記事が見つかるし、ソーシャルブックマークのコメントなども見ると、確実にニーズはあったんだなと感じますね。

告知を読むと、まだサービス自体は使えるんですが、既存のユーザしか使えないのと、そのうち拡張が対応しなくなるということ。（次にブラウザがアップデートされたとき）

ま、しょうがないよね。向こうさんも企業ですし、こういうものです。進化の過程と取るべきですわな。

さて、次にユーザが思うのはもちろん、代替のサービスをどうしよう！ということですよね。もちろん私も…右往左往ですがな。

EverNoteはどうだろう

そういう話でまず挙がるのが、Evernoteというメモ管理サービス。こちらは携帯からも完全にアクセスできるし、マシンにインストールするクライアントもあるし、インターフェースも洗練されてるし。だがしかしワタクシ、*Tigerユーザ。Requires OSX10.5。せっかくのクライアントは使えません。（*Tiger＝MacOSX10.4）

別に、Googleノートブックについてはクライアントソフトを使っていなかったのだから、EvernoteのWeb版＋Firefox拡張だけでも十分なのでは？ とアカウントを作ってはみたんだけど…

愛用者の方々には本当に申し訳ない発言になるけど、私これ、合いませんでした。どこがどうとは言えないんだけど、キッチリしすぎていてというのかなー。初めからこれを使っていたならよかったんだろうけど、比較の対象がGoogleノートブックなもんだからｗ

あとは、無料版だと一ヶ月に容量制限があるので、そのステータスが出ているのが落ち着かないかなあ。

要求されるクライアントソフトの環境についてはまあ、IntelMacと言われてないだけいいんだけど、そのためにアップデートするのもねー。もうこの際Leopard飛ばしてSnow Leopardが出たらマシンごと買おうかと画策してるくらいだから。

しかし最近、Leopard以上とか、IntelMacに対応とか、多くなってきたよねえ。OS9とかJaguar、Pantherのころにもよく締め出されたっけ…

他に代替案は…紙copi Netは…

Windowsの方なら、私も昔愛用していた紙copiを使い、保存先を*Dropboxにするという手もあるかもしれない。でも私は使えない、なぜならMacユーザだから。（*Dropbox＝複数のマシンとデータが同期できるオンラインストレージサービス）

そんなMacユーザに救世主、というわけかわからないがいつの間にか開発されていたオンライン版の紙copi Net。紙の使い勝手はそのままに、Windowsはもちろん、MacやiPhone・携帯からも使えるというのがポイント。さらにMacの場合、Prismを使えばあたかもMacで紙copiが動いている気になれる（紙copi Net Blog: Prismを使って紙copi Netをクライアントアプリケーションのように使おう - Mac編）。

ただ、私の環境ではPrism自体がうまく動いてくれなくてアレだったんですが…。

紙copi Net、インターフェースがちょいヤボったいのを我慢するとして、動きはなかなか悪くないんです。というか普通に紙なんです。ローカルのファイルをインポートすることもできるんですが、テキストファイルの形になっていないといけないというのが難点。あ、あとエクスポート機能がない。でもまだベータ版なので、フィードバックでよくなっていく余地は十分にあります。

あとはFirefox拡張のScrapBookとかですかね。保存フォルダを前述のDropBoxにすれば、オンラインクリップとして使えるけど。クリップ機能はすばらしいんだけど、単なるメモをしたためることはできないんだよね。あくまでもクリップしたものの注釈なのよね。

ちょっと整理。

ここでちょっと整理してみたい。
私がどういう機能を求めているのか。

多いのか少ないのかわからないけど、これは8割がたGoogleノートブックのことを書いているのと同じなんだよね(笑)。インターフェースはともかくとしてだけど。

今回いくつか、他の方の記事で名前が挙がっていたサービスを見てみたんだけど、どれも一長一短でね…当たり前だけどね…。もともと使わなかったものならよかったんだけど、いったん便利に使ってしまうとだめよね、こういうの。

ひとすじの光明？

そんな中見つかったとあるサービス、その名はZoho Notebook（ベータ版）。ん？名前格好よいの？というのは置いといて…

ZOHOというのはいろいろなWebアプリケーションを出しているサービスなんですが、その一環としてノートブックも提供しているというわけ。

GoogleかYahoo!かMSNを持っていればアカウント作成の必要がないというのがポイント。管理画面を見上げると、謀ったように「Import Google Notebook」みたいなリンクもあったりｗ

使ってみると、しようがないというのか、機能的に自分の需要を満たしてくれるものではなかったんですが…操作性がすこしGoogleノートブックに似ていて好感が持てたんですよね。そこらは次の記事でレビューなどしてみようと思います。

まあいずれにせよ、Googleノートブックもまだしばらくの間は使えるだろうから、サブでいろいろなサービスを試しながらやっていこうと思ってます。ではでは。

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