早いもので、ひとり暮らしを初めてからはや２ヶ月が経ってしまいました。心配された食生活も、なんなくクリア。一人気ままに、悠々自適の生活をしています…なわけはなく、それはもう試行錯誤の連続。いろいろありました。

鍵を…

自分の会社は、最新のセキュリティシステムで警備員がいて…というわけではないので、一番先に着いた人が鍵を開けます。そのまま机の上に置いて、夜まで放置して、帰る時も放置して…というパターンで２度、管理人さんのお世話になりました。一度などは24時をまわっていたので、前もって電話をして鍵を貸して頂いたのですが、あれは完全に寝起きの声だった…

バランス釜との微妙なバランス

少し古めの物件にお住まいの方ならご存じのバランス釜。実家の最新鋭給湯システム（ぉぃ）になれていた私には目から鱗のシロモノでした。シャワーは出る、追い炊きもできる、でも保温はできない。お湯を溜める時も追い炊きをする時も時間との微妙なバランスと駆け引きが求められます。

実家でも昔はそんな感じだったのですが、生活が便利になるにつれて原始的感覚が鈍っていたようで…。

よし！熱いぞ！入るぞ！…のわあ！かき回したら冷てえ！
よし、これならあと５，６分で沸くな。もう少しネットでもして…うわお！熱湯だ！あちゃっ！
一人熱湯コマーシャルとカンフーを演じる私。バランス釜との攻防は今も続いている。

その先にあるもの

流しには、給湯器から出ているシャワーの口と、ただの水道の蛇口が二つ付いている。シャワーのノズルは蛇腹で曲がるようになっているので、斜め上に向けてジップロックの袋を乾かした後だった。

そんなことも忘れて水を出そうと思ったその瞬間、私が握ったのは給湯器のコック。勢いよく横に飛び出した水は、流しの隣の、拭いて乾かしていた食器めがけて一直線…。

嗚呼、仲良きことは美しき哉

お隣さんは同棲夫婦。遅い時間帯のお仕事らしく、帰宅は深夜の１時を過ぎる。そしてそれは私がさて寝ようと布団に入った２時過ぎ…

「モゴモゴモゴモゴモゴモゴ！！！」
「ンガッガンガ、モゴモゴ！」
「モーゴモゴモゴモゴ、ンガガガガ！！！！！」

一応マンションのため話している内容までは聞こえないのだが、古いマンションであるのと間取りのまずさのため（どうやら隣とは押入で隣り合っているわけではないらしい）声の振動が伝わってくるのである。

聞くとはなしに聞こえてくる感じから言うと、ダンナさんが奥さんの何かを気に入らないらしく一方的に怒鳴っている感じだ。前述の会話は、こんな風であったろう。

「オマエはいつもそうなんだよ！！！」
「いつもって、いつよっ！」
「あーいえばこういう、ざけんなよ！！！」

攻防はその後１時間以上続き、騒音というわけでもないので怒鳴り込むわけにも行かず、少しでも気にならないよういつもと違う方向に頭を向けて寝た結果、全治一週間の寝違えと相成ったわけである。もーいや。

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