一人暮らししてこっち、1年近く新聞を取らなかったのはやはり1ヶ月4,000円近い出費と、どんどんたまっていく古新聞の整理がめんどくさいから…というのもありましたが、私の在宅している時間にはまったく新聞の勧誘が来なかったということもあるんですよね。

世間で何が起きているかというのはネットのニュースやたまにつけるニュース番組でも把握できますが、さすがに自分の近所にどんな店があるか、どんな店がいつ安いのか、どこで出前が取れるのか、そんなことまではわかりません。テレビ番組表をネットで調べるのも、パソコンを起動しているときでないと面倒。それに社会人たるもの、新聞くらいは目を通したいもの…しかし勧誘が来てくれないことには。こっちから集配所に出向いていって頼んでもいいんですけど、それだといろいろもらえそうにないじゃないですか？

そんな矢先、たまたま平日休んだ日にやってきたのが某新聞の営業マンのおじさま。どこぞの支社からいらしたとかでスーツなどお召しです。ちなみに私の新聞の勧誘さんのイメージといえば、玄関先に座り込んで

「よォ、姉ちゃん、新聞とってよ、安くしとくよ。とってくんねえの？えぇ？俺ぁムショ帰りでよぅ」

てなイメージ。いつの時代だ。

そういえば昔スタンドでバイトしていたときに原チャリ集配のおっさんがよくガスを入れに来ていたんですが、私が近所に住んでいると知るや、えっらいしつこく勧誘されたっけなあ。挙げ句の果てに名札を見て名前を覚えられ、気安くナンパしてきやがった。爺ぃ！…てな感じなので、少なくとも新聞勧誘に対していいイメージは持ってなかったんですけどね。っとそれはさておき、その勧誘のスーツのおじさまが来た時の話ですが。

その時点でないにしても後で考えようと思っていたわけですので、名刺くらいもらっておくかあという心持ちだったんですが、そのおじさまは脈有りと見るや怒濤の営業活動を展開してきます。わかるなあ、そうよねそうなんだよね営業ってねタイミングなんだよね。

今日は取りませんよ今日はね、となんとなしに牽制する私をのらりくらりとかわし、おじさんはプレゼント攻勢をかけてきます。洗剤どーん。ビール券どーん。商品券どーん。あっ、これ書いて思い出した。そういえばカタログ（よく結婚式の引き出物にあるような、好きなの選んでいいってやつね）もくれたんだった…まだ出してないよ…。でも噂には聞いてましたが、こりゃぁ助かりますね。とりあえず3ヶ月後、また頑張ります。

まあ、本当に取る気がなくて嫌だったらそもそもドアを開けないのが鉄則だし、「要りません」と話を終わらせちゃうのが一番です。男性に対応してもらうのも手ですよね。あと、ドアに新聞がささったままだと不在を知らせているようなものなので気をつけなければいけないのがちょっと面倒ですな。


というわけでめでたく朝刊のみを取ることになった私は、毎日近所のスーパーやホームセンター、ドラッグストアのチラシの山にまみれてほくほくなのでございます。何を隠そう私は安売りのチラシ好き。チラシ愛してる。ラブラブ。も、もちろん新聞自体も読んでますって。

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