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想像力

2005-12-12 Mon[コラム/雑記]

小学生が犠牲となる、痛ましい事件が続いておりますね。
連日、新聞やニュースの報道を見ては「なぜ抵抗もできないような子供を、そんな理由で…」と憤っております。子供さんをお持ちの方ならなおさらでしょう。今は、学校でも塾でも安心できないらしいですよ。こわいですねえ。

私が子供の頃は、防犯ブザーを携行するなんて習慣はありませんでした。
学校帰りや塾帰りには平気で寄り道していましたし、クラブ帰りの暗い夜道を一人で帰るのも普通のことでした。外国では行き帰りの付き添いを家族がするのは普通のこと…とかいう記事、特に最近は新聞の投稿欄などで良く見ますが、ともかく自分の時代はのんきなものでした。とはいえその頃だって誘拐事件なんかはあったわけで、ラッキーだったというだけかもしれませんが。

ところで、唐突ですけど。
人を殺したいと思ったことはありますか?

私はNOです。
そういうシチュエーションになったことも、この人さえいなければ…と存在すら許せないほどの怒りを感じたり、いっときの激情に駆られたりしたことも、今まではありません。とりあえず今は。そこまで人に感情移入していないからかもしれませんけどね。でもそれは生きていれば、いつかはのた打ち回るような、身体を引きちぎられそうな憎しみを感じるときだってあるかもしれません。人間ですから。感情があるのですから。

この質問に対しての答えというのは、人によって多種多様だと思うのです。

それでは、人を殺してみたくなったことありますか?

これもNOです。

なぜ、人を殺したくならないのでしょう。
人を殺すシーンのあるドラマ、映画、アニメ、ゲーム、これだけ周りには溢れているというのに。機械に乗って敵をばっさばっさと打ち落としたり、生き延びるために殺しあったり、地球を救うために悪人を殺したり。なぜ感化されないのでしょう。なぜ自分もやってみたくならないのでしょう。ゲームのように人を殺すことは、実際やってみたら爽快で楽しいことではないんでしょうか?

ここで、「わかるわかる」「そうだよね!」と思う方ならわたくし、お友達になりたくありませんよ。うん。

それは、自分には想像力が働くからです。
自分に置き換えることができるからです。

もし自分が刺されたら痛いだろうな。
痛いっていうか、死ぬだろうな。
死ぬのは嫌だな。絶対。
相手も痛いだろうな。苦しいだろうな。
相手に構わないとしても、刺した後はどうなるだろう。
一生犯罪者として生きていくんだな。
それともうまく逃げおおせるだろうか。
いや、映画やテレビのようにうまくいくことはありえない。
もし逃げられたとして、楽しいことなんて一つも無いに違いない。
心からの幸せな時間なんて味わえないに違いない。
親も友達も悲しむよな。
殺した相手にも、そういう存在がいるんだろうな。

血がいっぱい出るのを見るのも嫌。
薬飲んで苦しんでのたうちまわるのを見るのも嫌。
ぐしゃりと潰れた姿を見るのも嫌。
体からいのちが抜けてぐたりとした姿を見るのも嫌。
それらを想像するのも嫌。
自分がそうなるのも嫌。
親兄弟、親しくて大事な人がそうなるのなんて、もっと嫌。

いくらメディアで残虐なシーンが流れようとも、実際自分でやってみようと思わないのは、「人を殺す」という言葉で、これら全部がごっちゃになった感情が働くからにほかなりません。もちろん根底にあるのは、倫理的な(人は殺してはいけないという)刷り込みかもしれませんが。だいいち、親から「人は殺してはいけないものなのよ」と教わって育てられた方ってあまりいないでしょう? 物心ついたときから、そういうものだと思ってきたでしょう。

ちなみに、サルサにこれを吹き込んだのは祖母です。
「Gメン」とか見てましてね、最後はだいたい、警察が犯人を車で追っかけまわすじゃないですか。それを見ていっつもいっつも祖母が言っていたのです。

「サルちゃん、日本の警察はすごいねえ優秀だねえ、絶対捕まっちゃうんだよ。悪いことしても絶対逃げられないんだよ。すごいねえ」

ばーちゃん、今は「踊るナンチャラ」っていう警察ドラマがあってね。警察機構ってすごく階級的でね、腐敗しててね、びっくりしちゃうよ。時代は変わったねえ。
優しかったおばあちゃん、おばあちゃあああ

そういうわけで私が言いたいのは、日常生活や人とのつながりにおいて、想像力ってすごく重要だってことなんです。わたくし、ひとりっ子だったせいもあって想像とか妄想とか得意です。想像は得意ですが創造力はありません。人まねが得意です。どうでもいいですけど。

あと、わたくしが人を殺せない理由があります。
こう見えましても、わたくしすごく小心者でしてねえ。
なにかやらかして「警察だー!」とか言われたときに、「にゃにおぅ!こいつはお上の名を騙る不届きモノ。野郎どもやっちまえ!出会え出会え!…」と啖呵を切ったところで加勢に出てくる野郎どもがいませんし、「ここは警察じゃないよぉ〜」とかボケられませんし、たぶんその場でおしっこチビっちゃうと思うし、だいいちパンツの替えを持っていないので困ります。

しょうがないので、用意周到な私はコトに至る前にコンビニにパンツを買いに行きます。でもパンツだけ買うのは恥ずかしいので、雑誌とか新商品のポテトチップスとか、コーヒーとか買っちゃったりします。レジに並ぶと「700円で1回くじが引けますよ〜」なんて言われてしまい、くじを引くわけです。すると、「この券3枚でラスカルの絵皿プレゼント!」なんていうのを出しちゃうわけです。ラスカルだったら欲しいです。欲しいので、3回出すまではコトに及ばないことにします。2回目にコンビニに行くと、あたたか〜い飲み物のコーナーにサザエさんフィギュアのオマケが付いてるウーロン茶があるわけです。6個集めるとコンプリートです。そういうわけであと6回はコトに及ばないことにします…なんてやってるうちに、たぶんコトに及ぶこと自体忘れているという按配で…

これがザッツ想像力。グッジョブ。

そいではまた〜

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いただいたコメント

ぼん | 2005-12-12 11:26 PM
長く続く不景気と、それに伴う「勝ち組」「負け組」をハッキリ分けようとする強者に優しく弱者に厳しい社会的風潮が犯罪予備軍を実際の犯罪に走らせてしまっているのかなと思います。「弱い者たちがさらに弱い者を叩く」というトレイントレインな状況があると思います。

もちろん悪いのは犯罪者であり、それを社会のせいにするのは責任転嫁でしかないのですが、犯罪者の素因を持った人間をうまくリードして実際の犯罪に走らせないのも社会の役割のひとつだと思います。

こんな世の中キライです。
misa | 2005-12-12 11:43 PM
例えばどんなにお勉強ができても、どんなにかけっこが早くても…想像力のない人間は決して魅力的にはなれないのだと思って生きてきた30年(笑)。

私は犯罪心理学的なもの(あくまで「的」レベル)に興味があって、殺人事件のルポをよく読むんですが。

読んだ上で考えたのはsalsaちと同じ。
ほんの少しの「想像力」とほんの少しの「強さ」があれば救われた命はどれほどあったでしょうか…。

そんなふうに思いますです。
eiko | 2005-12-13 08:02 PM
はじめまして、こんばんわ。
この頃毎日のように、どこどこの小学生が…というニュースを目にして、いったいなんなんだろ?と感じてました。
本当に想像力のない人たちが多くなったのねと感じてました。salsaさんの文章を読んで、ぶんぶんと頷いてしまいました。納得です。
TBさせて頂きました。不適切でしたら削除してくださいね。
salsa | 2005-12-14 12:10 AM
#ぼんさん

トラックバックありがとうございました。
本質的に、昔も今も人間って変わっていないはずなんです。おそらく。
変わっているとすれば、環境ですかね。
ちょっとした食べ物の好き嫌いなんかも、幼い頃からの食生活や親の好き嫌いに起因したりしてしまうように、人間って環境や状況によって本来の性格さえ変わっていってしまうもの。より良くなっていく人も、よりゆがんでいってしまう人も。

#misaさん

確かに、「強くなれ」「意志を強く持て」「しっかりしろ」と言ったところで、それがうまくできない人やどうしても流されがちな人もいます。自分がそうできるからと言って、十把一絡げに「こうあるべきだ」というのを断定してしまうのはよくないことだとは思いますが、最低限守らなければならない線というのがあると思うんですよね。

なんだか抽象的な、関係のないレスになってしまいましたが…

#eikoさん

初めまして。
トラックバックありがとうございました。
最近、同様の事件が本当に続いていますからね。
こういう時代になってしまって「昔はよかった」というのもしょうのないことだし、物事の流れとして良い方向に向かうということは望めないのが人間界の性ですから、今の状況に即した対応をしていくしかないのでしょうね。

哀しいことです。
やぎ | 2005-12-16 10:20 AM
コメントするのは初めてです。
学習塾を経営するやぎといいます。
ぼんさんところではども。

想像力は普段我々が生活する上でもっとも必要な力です。それを養うのが義務教育であり受験の神髄なわけですが、それをわかっていないまま教育に従事する人が多いわけです。現状では。
うちのBlogでも想像力のない大人(特に学校の先生)に対する記事をたま〜〜〜にアップしますが、そんな大人達に教育される子ども達がまた大人になって・・・と考えるとちょっと怖い物があります。というか、怖い事態になってしまいました。

残念ですがこの事件をきっかけに我々は多くのことを学び、変わっていこうとしなければならないのかもしれません。
それはもちろん制度の整備という意味ではなく、子ども達をこの社会をどういった物にしたいかと言う意味でです。

長々と失礼いたしました。
salsa | 2005-12-16 10:13 PM
あー、やぎさん。どうもどうも。
わざわざお越しいただいて恐縮です。
塾を経営されていたのですねー。
先生ですね?先生!

ちょっと話は変わってしまいますが、私もひところ「子供のしつけがなってねぇー!」って記事書いたとき、こんだけ世間で「なってねぇ」ワカモンが増えていると言うことは、確実にその人たちが子供を教育すると言うことで・・・なんて考えたらなんだかやり切れなくなってしまいましたよ。

でもこういうの、「日頃から想像力を豊かにしなさいよ?じゃないと人を殺しちゃうわよ?」と教わる訳じゃないですもんね。親の言動、周囲の言動、環境、そんなもので何を良しとするのか、何を一番大事とするのか、自ずと学んでいくものだから。

まあそんな自分も、完璧のつもりか?と言われたら困っちゃうんですけどね。
なんだかまとまらない文章になっちゃったなー・・・

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