最近、買いものをするときに不思議に感じることがあります。
デパートやスーパーなどで、ポイントがたまる「○○カード」を出しているところがありますよね。あれを持っているかどうかお会計の時に訊かれて。
「○○カードはお持ちですか?」
「いえ、持ってないです」
「失礼いたしましたー。お会計1,000と20円お預かりします…」
のような会話、急に多くなった気がするんです。
え? 普通ですか?
私はこの、「失礼いたしました」がわからないんですよ。お持ちじゃないのに変なことを訊いて申し訳ありませんでしたとか、お気を遣わせて済みませんとか、お時間取らせましたとか、そういう意味なんでしょうか。
別に、私に店側の経験がないから言っているのではありません。自分は接客業が長くて、○○カードはお持ちですか?はかなりな頻度で口にしたセリフでしたが、「失礼しましたと言いましょう」みたいなマニュアルなど無かったことは確か。そのころはどう言ってたかなあ。自然にスルーしていたと思います。
客側としても、サービスを提供する側としても別に失礼にあたるとは思わないので、「了解いたしました」とか「わかりました」でいいような気がします。これはWeb屋の休日、買いもの編で同行した女子ともに思った意見。この女子も現在接客業をしていますから、特に私が今どきの意見でない古い観点だ、ということはないと思います。
こんなふうに結びつけてしまうのは
私だけなのかもしれませんが。
このレジでのやり取り。
「○ちゃんってさー、××持ってる?」
「持ってない…」
「あ、ごめん…。訊いちゃいけなかったよね…」
のような、疎外感に似た感じを受けてしまうんです。
まあこの妄想は別にしてもですよ。
なんだかなあ、考え過ぎなのかなあ。前述のショッピングセンターでも店に入ってお会計をするたびに言われ続けたので、食傷気味になってしまったんですよ。そんなに言うならいいよ、作るよ!みたいなね。
(もしかしてそれが狙いか? そうなのか?!)
流れ流れる「正しい日本語」
「ハンバーグのほうお持ちしました」とか、「1,000円からお預かりします」とか、よく話題にあがる変な接客用語は多々あります。そりゃさ、学生なんて大多数は、学校で先輩に対してしゃべる敬語くらいのものでしょう。初めてバイトして、まわりの人が固有のヘンな接客用語を使っているのを聞き、それが普通の社会人的コトバと思ったってムリは無い。
けれどこういうのが日本語標準になってしまう、これが正しい日本語だと思ってしまう若者が増えるのは、どうもなあと思うわけです。どうか、晴れて社会人となったあかつきには、正しい敬語、言葉のマナーを享受されんことを。
そのいっぽう、今自分たちがしゃべっている口語は、昔から少しずつ少しずつ変化してきたもの。その過程にいた人たちは、変じゃないの? その使い方はおかしいんじゃないの? などと、いにしえのコトバが変遷していく様を嘆いていたのでしょうか。
書き言葉についても同じことが言えると思うのです。ここ毎日考では、「ら」抜きコトバは使わないとか、口語のように言葉をはしょらないとか、助詞の使い方や句読点の使い方など、できるだけ言葉がちゃんと伝わるように努め、書き終わっても数回推敲するなどしています。が、ここが「毎日考」であるがゆえにその努力も砕け散り、言葉も本人も暴走しているケースも無くはないわけですが。あ、誤字脱字もありましたか。えへ。
とにかくこの「失礼いたしました」、そもそもなぜ謀ったようなタイミングでどこでも言われるようになったのかが、最近の謎です。
人生は不思議がいっぱいね。
そいではまたー。
追記
この記事を書いた後に考えていたんですけども。
「失礼いたしましたー」はやっぱり変に思いますが、その前のセリフについて。
逆にね、「◎◎カードはお持ちですか?」と訊かれないがために、カードを持っていたにもかかわらず出さずにレジを終えてしまったりすることもあります。また、ポイントをためたいのに、同じデパートでも訊かれる店と訊かれない店とあったりもします。カードを出すことでお会計に時間がかかるのならまあいいか、もしかしたらこの店はポイント除外店かもしれないし…ということ、私はたまにあるんですよね。
私は今回の「失礼いたしました」が変に思うけど、そう思わない人もいるだろうし(バイト敬語と違って日本語的には間違ってはいませんしね)、こういうツボの感じ方って本当に人それぞれだし、見方の違いでガラっと変わる事柄もあるんだよなあと改めて思いました、という追記でした。…あ、別にこれはどなたかから非難された上での追記ではないのでひとつ(笑)。
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