どんもー。サルです。暑いですなあ。
今日はたまらず、帰宅してすぐにエアコンつけました。その前に室外機の前に置いてあるアロエをのけて…という動作が伴うので面倒臭いんですよね。

Thunderbird（メーラー）の記事を書いていて少しモヤっとしていたことなんですが、そもそも「タグ付け」という概念って、もう一般的なのでしょうか。はてなのようなソーシャルブックマークや、GMailでラベル付けを使っている方にはおなじみの機能で、直感的に使われているのでしょうが、昔から「フォルダ」で分類をしてきた身としては、これが当初なじめなかった。

フォルダ分けするのとどう違うのさ？
どういうメリットがあるのさ？
そもそも実体はどこにあるのさ？

ここに、サルサというアホが一人います。
実際はともかく、サルサは「女性」というフォルダに入っていると仮定しましょう。この場合は、サルサを「女性」というくくりでしか分類できないことになります。

そこで天使サルサ子が、人間のカラダに埋め込めるような、その人の性質を表すチップを開発しました。これはいくつでも埋め込むことができます。例えば「Web屋」というチップ。例えば「園芸」というチップ。そのほか、関東とか、Macとか、危険物取扱者とか、猫好きとか、甘い物が苦手とか、金欠とか、さびしんぼうとか、…

サル天使は、あらゆるチップをサルサに埋め込んでいきます。うわあ、もう埋め込むところがないよ。顔と××だけにはやめてください！

という処置を「女性・男性・中性」それぞれのフォルダに入っているすべての人間が、されちゃったとします。
…そう、これを読んでいる貴方も。

そこでサル天使、「猫好き」というボタンを押します。
するとフォルダの分類をこえて、「猫好き」人間が大集合。

「さびしんぼう」ボタンを押します。
全国のさびしんぼうが大集合。もう寂しくないね。

「毎日考」というボタンを押します。
あら素敵。全国18人の毎日考読者でオフ会が開けます。

さらに、「猫好きのさびしんぼう」「関東の金欠な毎日考読者」「甘い物が苦手な金欠の危険物取扱者」などと情報を絞り込んでいくと…なんだか変な集まりのできあがりです。

そんなある日、サルサが数億円の宝くじに当選し、金欠じゃなくなったとしましょう。というかそのうちそうなります。そうしたらサル天使は、「金欠」チップをサルサからいでででで！と抜き去るだけ。そのたびにフォルダを移動させることもありません。（結局、当選はサルサの勘違いで、また「金欠」チップを埋め込まれることになるでしょう）

このように、入っている箱（フォルダ）にとらわれることなく、…いや、「人間」という一個のフォルダしかない場合も同様ですね。情報そのものに属性を指定して整理しやすくするもの、それが「タグ（もしくはラベル）」というわけです。

といって、条件で振り分けてタグを自動的に付けてくれるわけではありません。タグ付けには今のところ、自分の意志と手作業が介在します。これが曖昧さや非統一性の要因でもあるんですけど。

いずれにせよ、フォルダ分けに加えて、タグ付けしたものを「検索フォルダ」で抽出するという表示のしかたによって、メーラーはさらに使いやすくなりました。

ソーシャルブックマークのタグ付けについては、ネット上で整理のしかたがさまざまに紹介されているので、参考になさってはいかがでしょうか。

と、書くのは私のタグ付けがその場しのぎの適当で参考にできないからです。特に上に挿絵として示したはてブ。整合性がとれていなくて自分的にとても気持ち悪いです。当初と現在で、使うタグが違っていたり。でも、ブックマークの一括編集を今から実装するのは無理ですよね、はてなさん…というお話でした。それではチャオ！

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