おひさしぶりですえぶりばでぃ。
目下近所にある、酒の激安ディスカウント店を探しておりますサルサです。

さて、前章の引っ越しから明けて翌日。
どうにも疲れていたらしく、旧居に到着したのは昼の12時を過ぎていた。暗くなる前に終わらせなければいけない。急がねば急がねば。

部屋を空ける、と残った荷物やゴミが乱雑に撒かれた室内。
何回ゴミ小屋と往復し、クルマと往復することになるのだろうか。
最終的にはこの部屋、どうあってもカラッポにしないといけない。
…気が重い。

Mission9 ベランダを掃除せよ！

とりあえず後から運ぶことにしていたパンジー＆ビオラの鉢を玄関に退避させ、ゴミから片づける。ベランダの柵に巻き付けていた目隠し、エアコンの室外機にかけていたすだれ、とうの昔に枯れ果てたカクタスの残骸、水やり用のペットボトル、植物の栄養剤の空容器…。洗濯機が置いてあった場所は、雑巾やらわけのわからないゴミやらが吹きだまっている。とても汚い。ホーキとチリトリで掃き清める。あーあ、日頃からきれいにしておけよぅ。

Mission10 居室を掃除せよ！

やることが多すぎて、何からしていいか分からなかったので、カーテンレールと窓を拭くことにする。ああ、蓄積されたヤニヤニが、雑巾を茶色に染めていくよママーン。

その次に床に点在するゴミを片づける。そうだ、押入の中の洋服ケースを解体しないといけない。確か、ぱちんぱちんとはめて作ったはずだから…。足と手を使って、ダイナミックかつ力任せにプラスチックの連結を引きちぎる。勢いで破片が四方に飛んでいく。サルサ強い！サルサ最強！

次に目に付くのは、壁に残っていた両面テープ痕。絵を貼っていた痕だ。石膏用の「壁に痕が残りません」というテープを買ったのに、思いっきり残りやがったのでこれを処理。ホームセンターで買った「テープ剥がし剤」という溶剤でテープを溶かしていく。これがまあ、申し訳程度の使いづらいスクレーパー（ヘラ）でねえ。溶剤をしみこませて、少し待って、ちまちまちまちまちまちまちまちま。しみこませて少し待ってちまちまちまちま。しみすこちましみすこちま。

テープ痕が８箇所くらいあり、思っていたより時間はかかってしまったが、乾いた後に見たらほぼ分からないくらいに原状回復することができた。一番安い溶剤を買ったのに、なかなかやるもんだサルサ。（オイラのおかげ？

居室の最後の掃除として、畳とフローリングの掃除機がけ、クイックルワイパーがけをする。フローリングのほうには一応、フローリングつるつる剤をクイックル。

休憩
14時半、サルサのバッテリーが切れてきた。
近くのスーパーで弁当を仕入れる。
このスーパーに来ることも恐らくないだろうから、買ったことの無かったカツ丼などをセレクト。ただし299円。「野菜野菜♪」と思って小さい紙パックの野菜ジュースしか買わなかったので、掃除を再開した後に水分が補充できなくて困った。水道水を飲んだ。

Mission11 トイレと浴室を掃除せよ！

引っ越し時に掃除に使うものと持っていくものをより分けるのがめんどくさかったので、風呂・洗剤関係のものはほとんど残してってしまったがために、まずは新居に持っていく荷物づくり。困ったな、余分な段ボールがないからバケツやら紙袋やら細かく増えてしまって…

そして最後のトイレ掃除と、風呂掃除。
バランス釜のお湯を使うのも、今日が最後だ。
風呂のシャワー部分の取っ手を変えてしまっていたので、これを戻す。タオルで水分を拭き取る。クリーニングが入るにしても、２年もお世話になったところだ。きゅっきゅと。

ゴミと荷物を処理する
他の部屋から玄関に集めてきていたゴミや荷物がすごいことになってきたので、ここらで運ぶことにする。ああ、それにしてもすごい量だ。引っ越し前にけっこう捨てたつもりでいたのに、それでも玄関と上がり口を埋め尽くす。これは引っ越し後、と回したもののツケが全て回ってきた形だ。

燃えないゴミ、燃えるゴミ、新聞、クルマに持っていく荷物、植物。運んでも運んでも減らない。自分がやらなければ終わらないというジレンマをイヤというほど感じる。いったい何回何往復したことか。外は風が強く寒い日で、今回の引っ越しで一番辛かったのは間違いなくこの作業だ。

Mission12 キッチンを掃除せよ！

先が見えてきた。
あとは流しと換気扇と、キッチンの床の掃除だけだ。
暗くなってきたので、電気を付ける。急がねば。
流しを適当にジフで洗い、換気扇の回りの枠を外して洗い、羽はめんどくさかったので付けたままレンジ用洗剤で拭く。実はオイラ、旧居の換気扇を掃除したの、この時が最初で最後だよあっはっは。（笑い事では）

廊下からキッチンの床を掃除機がけし、ウェットなクイックルワイパーがけをして終了。

お世話になりました
最後の最後に、がらんどうの部屋を見回す。
初めて部屋を内見に来たときのことを思い出す。
住み始めたその日を思い出す。

ブレーカーを落として、玄関から部屋に向かって一礼。

たった２年、いろいろ不満もあったけど楽しかったな。
たくさんの思い出をありがとう。
ほんとうにお世話になりました。

名残惜しい気持ちを新居への期待に変えて…
万感の思いを胸にサルサは行く。

→インターネットカフェ（アジト引越大作戦番外編）

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